上 下
4 / 20
中学時代

いつも一緒

しおりを挟む


「尚也の部屋で抜いていい?」


あまりに衝撃的すぎて言葉を失った。

「ごめん、キモイよな、忘れてっ!」

春樹は僕が黙ってるもんだから、慌てて謝ってきた。

違うんだ、キモイとか嫌とかじゃなくて。
さっき、春樹の出したモノなら顔にかけられても…とか考えちゃったから…。


「別にいいよ。キモくないって、謝んないでよ」


キモイのはむしろ僕の方。
ごめんね、春樹。
僕、なんだか変になっちゃったみたいなんだ…。


「えっ!?いいの!?」

パァッと表情が明るくなる春樹。
そんなに早く抜きたいのか…あんな、知らない女の体で…。


(…???なんだ、この感情…)


「なぁなぁ、せっかくだから見せてよ、尚也の勃起ちんこ」

「はあぁ!?!?」

「俺のも見せるからさぁ~」

そう言って先に脱ぎ出した。
おいおい待ってくれよ、心の準備が…。

目の前にはパンツ姿の春樹。
しかも膨らんでるパンツ姿な。

「やべっ、シミできてるじゃん」

膨らんでる上にシミが付いたパンツだと!?
僕のドキドキは加速してしまって、今パンツ脱ぐとか絶対ヤバい…。

「はい、次尚也番ね?」

春樹は俺のハーパンに手をかけて勝手に脱がしてしまった。
すると必然的に目の前に僕のパンパンになったパンツがある訳で…。

「わぁっ!尚也ってちんこでけーのな!なんかエロっ!」

…今のででかくなったんだよぉ…。
恥ずかしくて死にそう…。

「せーの、でパンツ脱ご!」

僕の気も知らないで、向かい合わせに立って脱げと言う春樹…。
普通の幼なじみのままだったら、純粋に笑いながらパンツも脱げたのかな。

今までだって、何をするのも一緒だった。
風呂だって一緒に入ってるんだし、お互いのちんこだって見たことあるし。

でもさぁ~…。
勃起はまた別じゃない??


「いくよっ?せーのっ!!」


ズルッ!!


腹を括ってパンツを下ろした。

「ほらやっぱり、尚也のちんこでけー!うらやましー!」

下に目をやると、今まで見たことのないくらい大きく膨らんでいて自分でもびっくりした。

それに、目の前には春樹の…。
見たことあるけど見たことない姿がそこにはあって、またムズムズが加速していきそうで目を逸らした。

「抜くのはいいけどさ、さすがに恥ずかしいから背中向けよう?」

今度は僕から提案した。
もう、心臓がもたない…。

「それもそうだな~俺もイキ顔見られるのははずいわ!」

…そうか、イキ顔が見れたかもしれないのか。
それはちょっと惜しいことをしたかも。
でも、僕も見られるのはやだな。


「はいティッシュ。1つしか無いから…」

「お互い手の届くとこ、ってなると、背中合わせでもたれるか?それなら一応見えないし」


背中合わせって…それ、ハァハァ言ってるの聞かれちゃうじゃん!
恥ずかしいじゃん!!


僕は部屋に1つしかないティッシュを呪った。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

助けの来ない状況で少年は壊れるまで嬲られる

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

吊るされた少年は惨めな絶頂を繰り返す

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

部屋は少年を弄ぶ為だけに用意される

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

林間学校は機械で淫らに壊される

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

不良少年達は体育教師を無慈悲に弄ぶ

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

完成した犬は新たな地獄が待つ飼育部屋へと連れ戻される

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

【連載再開】絶対支配×快楽耐性ゼロすぎる受けの短編集

あかさたな!
BL
※全話おとな向けな内容です。 こちらの短編集は 絶対支配な攻めが、 快楽耐性ゼロな受けと楽しい一晩を過ごす 1話完結のハッピーエンドなお話の詰め合わせです。 不定期更新ですが、 1話ごと読切なので、サクッと楽しめるように作っていくつもりです。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー 書きかけの長編が止まってますが、 短編集から久々に、肩慣らししていく予定です。 よろしくお願いします!

お客様と商品

あかまロケ
BL
馬鹿で、不細工で、性格最悪…なオレが、衣食住提供と引き換えに体を売る相手は高校時代一度も面識の無かったエリートモテモテイケメン御曹司で。オレは商品で、相手はお客様。そう思って毎日せっせとお客様に尽くす涙ぐましい努力のオレの物語。(*ムーンライトノベルズ・pixivにも投稿してます。)

処理中です...