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恐怖

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「アイツ確かココにいるかもしれないって言ってたよな。てか、何か凄い暗くて怖いなぁ。」

 アイツとは、俺の唯一の友達で親友の高森奏斗だ。奏斗がここの辺りに行った気がするって言ってたのだ。

 まぁ、アイツは信用できるし、嘘を言うようなヤツではないから安心なのは安心だ。

でも、ホントに俺に助ける事なんて出来るのだろうか。正直怖いし、不安だ。でも、今俺はアイツの仮だが家族で妹だ。絶対に助けないといけない。

 一方、天草ルリはというと…

「ちょ、離して!  何すんのよ、このクズ!」

「へぇ~、結構言うんだね。お姉ちゃん。可愛い顔の割にはキツイ事も普通に言うんだぁ~」

「兄貴、この子どうします?  ヤリます?」

 子分と思われる男は興奮気味に兄貴と呼ばれてるヤツに言う。

「そう興奮するな。ヤルにはまだ早いだろ、もっとじっくり楽しもうぜ。せっかくのJKなんだからよ」

「さっすが、兄貴は凄いっすねぇ。じゃあ、服ぬがせますか?」

「そうだな、服脱がせよう。でも脱がせるのは俺がすることだ。てめぇは下がっとけ。」

「兄貴ずるいっすよォ~。俺もJKの服脱がせたいっす~」

「うるせぇな!  ぶち○すぞ!コラァ!  いいからてめぇは下がって見とけばいいんだよ!」

 兄貴と呼ばれてるヤツは子分をホントに○してしまうんじゃないかというくらいの迫力で黙らせた。

「す、すいませんでした!  もう二度と兄貴の邪魔しないんで、ホントすいませんでした!」

 物怖じせず兄貴にもツッこんでいった子分も流石に今回は怖かったのか、ものすごく低姿勢になっていた。

「じゃあ服脱がせちゃうね~?」

「うわぁー、すっごいエロい身体してんじゃん。やべ~、超興奮してきたわ。しかも巨乳だし、太ももとかもめっちゃエロいじゃん。さすがJKだわ。やっぱり素材が違うね。」

 やだ、恥ずかしい。 怖いよ、誰か来てよ。誰か助けてよ。陽太くん来てよ…

「あれ?  泣いてる?  もしかして下着見られて泣いてる?  ふははは!  可愛いねぇ~、ホント最高だわ。」

 やっぱり誰も来ないのかな。私皆に見捨てられたのかな。どうしたら…

「君、○女だよね?  何か、顔みたら分かるよ。絶対男性経験ないんだろうなぁって思うというかさ。でも、俺○リマンとかビッチよりも、○女の女の子の方が興奮するんだよねぇ。何か、手慣れてない感が可愛くて興奮するんだ。だから、今の君どストライクだわぁ」

 男は興奮しながら言った。

 やっぱりもう誰も来ない。そう諦めかけていた時の事だった。

アイツが現れたのは。

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今回は少し短めにしました。
次の話で天草ルリはどうなるのか、陽太くんは来てくれるのか、楽しみにしていただきたいです。
そして、次回の話で天草ルリのターニングポイントになる所かなと思います。
次回とぜひお楽しみに。

佐藤5日
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