いらない物語(続・最初のものがたり)

「最初のものがたり」で私の初恋から
はじまり、こじらせて、こじらせて
やっと実った2度目の恋。

私の事を好きになってくれる人がいた。
好きな人が好きになってくれた。

そんな奇跡があるなんて!

私らしく自由に、好きな事をしていいって。
無理せず、本当の気持ちを伝えていいって
どんな私も嫌いにならないって言ってくれた。

それだけで、私、自信が持てたんだ。

勇磨が信じてくれて見てくれるだけで、
私は私らしく好きな事ができる!

ダンスでもっともっと上にいきたい。

だから、私も勇磨の夢の為に協力したい。

どんな勇磨も信じるし応援したい。

勇磨の為なら、どんな我慢だって
できる。

だけど

「女はみんな俺が好き」

本人が断言するのも分かるくらい、
みんな勇磨が好き。

みんな勇磨に近付こうとする。

あの手この手を使って、私から奪おうとする。

私だって負けてないから、全部、蹴散らすけど。

でも、あの人だけは蹴散らせない。

勇磨の夢の為には必要な人だから。

私のヤキモチなんかで困らせたくないし、
勇磨の夢を邪魔したくないから。

大人になってみせる!

必ず、黙って見守るから!

恋は実って終わりじゃない!

試練は続く、続編へ。
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