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部下×上司
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しおりを挟むあれから完全に目覚めてしまった俺は、毎日のように乳首を育てていた。やる事は変わらず、ただ自身と一緒に乳首をローターで弄るだけ。それでも、今では初めの頃よりずっと快感を拾うようになっていた。
さすがに乳首イキというやつはまだ出来ないが、ずっと息子と2人だけの生活だった俺にとっては、とてつもなく大きな進歩だった。
·····しかし、この楽しい行為には1つ欠点があった。
「んッ、」
毎日弄っていたせいか、感度が上がりすぎて、シャツに擦れるだけで、感じてしまうのだ。仕事にも集中出来ないし散々。でもチクニーは止めたくない。
そこで考えたのが、絆創膏だ。いつも弄っている右の乳首を絆創膏で保護する。少し滑稽だが、まあ、誰に見られる訳でもないし、自分が気にしなければなんの問題もない。それにシャツからもよく見なければ分からないし、大丈夫だろう。
よし、と気合を入れて家を出た。
✻ ✻ ✻ ✻ ✻
「一ノ瀬さん、今日も素敵ですね」
ああ、ウザったい。朝一番に挨拶されるのがこいつだなんて、今日はツイてない。男にそんな事言って、何が楽しいのか。
目の前でこんなクサイセリフを吐くのは、俺の部下であり、大嫌いな人間の一人でもある、立華。
女性社員からは「白王子」なんて呼ばれている、超が付くほどムカつく存在だ。ふわふわな茶髪に垂れた目尻。凛々しい眉毛に高い鼻。「高身長イケメン」「紳士」「ハイスペック」「男前」だとか言われているが、俺には一つも理解出来ない。
まあ、仕事ができるのは認めるが、俺に比べたら全然だ。どうせ、本人は調子に乗ってるに違いない。
「ちょっと一ノ瀬さん、無視しないでくださいよ~」
ほっぺを膨らませて怒っているが、全然可愛くないぞ。
「着いてくんな」
「何言ってるんですか、オフィス30階なんだから、エレベーターで行かないと死んじゃいますよ。·····あ、おはようございま~す」
朝のエレベーターはぎゅうぎゅう詰めだ。どんどん人が流れ込んできて、角に追い詰められた。立華が体を密着させてくる。
「くっつくなって」
「無理言わないでくださいよ。僕だって好きでくっついてるんじゃないんですよ?·····あ、一ノ瀬さんいい匂い。」
·····こいつが嫌いな理由はもう1つある。距離が近すぎるのだ。元々パーソナルスペースが広い俺にとっては、苦痛でしかない。現に今も、俺の髪に鼻を擦りつけてきている。
この前だって、肩もみさせてください、とか言って数秒後に胸を揉んできた。チクニーにハマる前だったから平気だったものの、男の胸を触って何が楽しいのか、さっぱり分からない。
乳首を自分で弄る事の気持ちよさは理解できるが、誰かのを触りたいという気には全くならない。
「今日も1日頑張りましょうね。」
「耳元で喋んな、気持ち悪い。」
はぁ、今日は本当にツイてない。
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