2 / 3
理想よりずっと
しおりを挟む俺の話になるが、
希望して技術部に入ったけれど、
お前は外向きの人間だって社長から言われて、
ちがう部署に異動になった。
そこで数年、苦労した。
毎日、同じ部のやつらを追い続けるのに必死だった。
結婚を約束してた女がいた。
年下で知り合いの会社にいたコ。
まあいいコだったけど、
俺の性格や忙しさから、破談になった。
正直、キツかった。
仕事では業績が急にあがったが、
クソ忙しくなった。
婚約の破談もあって
結構精神的にはボロボロだった。
そんな時期にあの傷跡をいやすような声。
頭も良さそうだし、上司は美人だと言ってた。
会ったこともないのに、なぜかわからないけど、
すごく気になった。
声を聞いただけなのに・・・・
彼女はめでたく採用になった。
それを聞いた時には心の中でガッツポーズ
よっっしゃーーーー!ってな感じに。
年齢については上司は言わなかったが、
声からして30代とか俺と同じくらい?
でも忙しさもあったし、
しばらく、その人のことは頭から離れていた。
で、初出勤日が来た。
すごい凛とした声で、おはようございますと挨拶した。
声聞くと、なんかやっぱりスゴく揺さぶられた。
じわっとする感じ。
なんでこんなに?って
不思議になるくらい。
切なくなるんだ。
その人は壁みたいのの向こう側、隣の部署に座った。
だから最初は姿見えなかった。
朝礼が始まると、
上司がその人を呼んだ。
挨拶してください、と。
その人は恥ずかしそうに、はいと言って、
前に出てきた。
初めてその姿を見たら・・・・・・
続きは次の記事で。
0
お気に入りに追加
5
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

会社の上司の妻との禁断の関係に溺れた男の物語
六角
恋愛
日本の大都市で働くサラリーマンが、偶然出会った上司の妻に一目惚れしてしまう。彼女に強く引き寄せられるように、彼女との禁断の関係に溺れていく。しかし、会社に知られてしまい、別れを余儀なくされる。彼女との別れに苦しみ、彼女を忘れることができずにいる。彼女との関係は、運命的なものであり、彼女との愛は一生忘れることができない。


アルファポリスで小説を読まれるようになるには? お気に入り・ポイント・解説などなど
王一歩
エッセイ・ノンフィクション
とある小説投稿サイトで日間ランキング3位になったことがある私の体験談から、『どうすれば自分の投稿した小説が伸びるのか?』を考察・解説する小説になります。
投稿に関する裏技・小ネタなどを紹介できればなと思っております。
※実際にアルファポリスにて別の作品が13位になっています。

甘すぎるドクターへ。どうか手加減して下さい。
海咲雪
恋愛
その日、新幹線の隣の席に疲れて寝ている男性がいた。
ただそれだけのはずだったのに……その日、私の世界に甘さが加わった。
「案外、本当に君以外いないかも」
「いいの? こんな可愛いことされたら、本当にもう逃してあげられないけど」
「もう奏葉の許可なしに近づいたりしない。だから……近づく前に奏葉に聞くから、ちゃんと許可を出してね」
そのドクターの甘さは手加減を知らない。
【登場人物】
末永 奏葉[すえなが かなは]・・・25歳。普通の会社員。気を遣い過ぎてしまう性格。
恩田 時哉[おんだ ときや]・・・27歳。医者。奏葉をからかう時もあるのに、甘すぎる?
田代 有我[たしろ ゆうが]・・・25歳。奏葉の同期。テキトーな性格だが、奏葉の変化には鋭い?
【作者に医療知識はありません。恋愛小説として楽しんで頂ければ幸いです!】

久々に幼なじみの家に遊びに行ったら、寝ている間に…
しゅうじつ
BL
俺の隣の家に住んでいる有沢は幼なじみだ。
高校に入ってからは、学校で話したり遊んだりするくらいの仲だったが、今日数人の友達と彼の家に遊びに行くことになった。
数年ぶりの幼なじみの家を懐かしんでいる中、いつの間にか友人たちは帰っており、幼なじみと2人きりに。
そこで俺は彼の部屋であるものを見つけてしまい、部屋に来た有沢に咄嗟に寝たフリをするが…
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる