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第4章
⑥もう汚さないで…
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足をガクガクと震わせ、アクリル板に顔と胸をべったり寄せる真咲を見て、冴木は満足そうだった。
「黒木真咲、イッたな? 嫌いな男で! 好きな女の前で! ああ、私は今、ようやく満たされ始めた…。これが見たかった」
コイツ…ほんとに狂ってる。
立花ルナよりも。
しかし一度イッたくらいじゃ満足しないし、もちろん男の動きも止まらない。
「あぅあぅ、んはっ!」
真咲はイッたばかりの状態で激しく突かれ、その快感に押し負けてしまっているみたいだった。
嫌で気持ち悪くて仕方ないのに、ものすごく感じちゃってる。
喘ぎながら、泣いてた。
あたしの目を見て、ずっと。
「いやぁだ…沙羅以外に、イカされ…るの」
ボソッと呟いた。
あの夜の上書きをされたくない…そんな気持ちが伝わってきて、あたしは唾を飲み込む。
真咲は調教によって女を好きになった。
だけど、今抱いている想いは偽物じゃない。
きっと本気であたしのこと…。
「汚さないでよぉ、ボクを」
「真咲…」
その時だった。
「あぁ、出るっ!」
無情にも、男の腰を振るスピードが上がっていく。
嘘でしょ。
これ以上は…。
取り返しがつかないくらいに、汚されてしまう。
「だ、出さないで、おねがいっ、たすけて、沙羅ぁ」
真咲はポロポロと涙を流し、首を横に振り続ける。
でも無意味な行動でしかない。
終わるはずがないから。
「あっ…」
真咲は小さく息を漏らし、口をぽっかり開けて無表情になった。
まるで人形みたいに。
男はブルッと震えた後、満足そうな顔で性器を抜いて離れた。
面会室に数秒の沈黙が訪れる。
それを壊したのは…。
「あ…あぁ…うぅ、ぎゃあああああああ!!!!!!!!!!!!」
現実を受け入れた真咲だった。
頭を掻きむしり、アクリル板を何度も叩く。
無情にも、股から白い【それ】が垂れる。
「さえ、き…冴木ぃぃ!!!!」
怒りの矛先は首謀者に向く。
手を伸ばし、絞め殺すんじゃないか…。
そんな勢いだったけど、届かない。
先にイッて見物していた男が動く。
真咲に後ろから抱きつくと、そのまま力任せに床へ押し倒した。
そのまま真咲の上に乗り…。
「や、め」
怒りは挿入されても静まらず、ジタバタと暴れ続けた。
しかし男の前では無力。
首を絞められ、押し付けるように突かれる。
「んぐぅう!!!」
そこからは、本当に見ていられない行為の連続だった。
男は真咲の顔を殴って抵抗する気力を奪い、まるでおもちゃを相手するみたいに乱暴な腰振りをした。
性処理の道具としか思っていないように。
「だ、出さないで…」
か弱い叫びも無視し、何発も中に出す。
1人がバテたら交代。
終わりの見えない地獄の時間は続いた。
「黒木真咲、イッたな? 嫌いな男で! 好きな女の前で! ああ、私は今、ようやく満たされ始めた…。これが見たかった」
コイツ…ほんとに狂ってる。
立花ルナよりも。
しかし一度イッたくらいじゃ満足しないし、もちろん男の動きも止まらない。
「あぅあぅ、んはっ!」
真咲はイッたばかりの状態で激しく突かれ、その快感に押し負けてしまっているみたいだった。
嫌で気持ち悪くて仕方ないのに、ものすごく感じちゃってる。
喘ぎながら、泣いてた。
あたしの目を見て、ずっと。
「いやぁだ…沙羅以外に、イカされ…るの」
ボソッと呟いた。
あの夜の上書きをされたくない…そんな気持ちが伝わってきて、あたしは唾を飲み込む。
真咲は調教によって女を好きになった。
だけど、今抱いている想いは偽物じゃない。
きっと本気であたしのこと…。
「汚さないでよぉ、ボクを」
「真咲…」
その時だった。
「あぁ、出るっ!」
無情にも、男の腰を振るスピードが上がっていく。
嘘でしょ。
これ以上は…。
取り返しがつかないくらいに、汚されてしまう。
「だ、出さないで、おねがいっ、たすけて、沙羅ぁ」
真咲はポロポロと涙を流し、首を横に振り続ける。
でも無意味な行動でしかない。
終わるはずがないから。
「あっ…」
真咲は小さく息を漏らし、口をぽっかり開けて無表情になった。
まるで人形みたいに。
男はブルッと震えた後、満足そうな顔で性器を抜いて離れた。
面会室に数秒の沈黙が訪れる。
それを壊したのは…。
「あ…あぁ…うぅ、ぎゃあああああああ!!!!!!!!!!!!」
現実を受け入れた真咲だった。
頭を掻きむしり、アクリル板を何度も叩く。
無情にも、股から白い【それ】が垂れる。
「さえ、き…冴木ぃぃ!!!!」
怒りの矛先は首謀者に向く。
手を伸ばし、絞め殺すんじゃないか…。
そんな勢いだったけど、届かない。
先にイッて見物していた男が動く。
真咲に後ろから抱きつくと、そのまま力任せに床へ押し倒した。
そのまま真咲の上に乗り…。
「や、め」
怒りは挿入されても静まらず、ジタバタと暴れ続けた。
しかし男の前では無力。
首を絞められ、押し付けるように突かれる。
「んぐぅう!!!」
そこからは、本当に見ていられない行為の連続だった。
男は真咲の顔を殴って抵抗する気力を奪い、まるでおもちゃを相手するみたいに乱暴な腰振りをした。
性処理の道具としか思っていないように。
「だ、出さないで…」
か弱い叫びも無視し、何発も中に出す。
1人がバテたら交代。
終わりの見えない地獄の時間は続いた。
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