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第4章
④真実〜懲罰開始〜
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真咲が入所してばかりの頃に受けた懲罰を聞かされた。
全裸で独房に閉じ込め、あらゆる方法で痛めつけたらしい。
暴力・辱め・羞恥・人格否定…。
聞いているだけで頭がクラクラするような内容だった。
まるで拷問ともいえる行為の数々により、真咲の精神は崩壊…。
考えただけで辛くなる。
「強気でいられない、敬語でしか喋れない。黒木真咲が自身の弱さを自覚し、臆病な女になっていく様は、何と愉快だったか」
冴木は楽しかった日々を振り返るような、少し子供じみた表情で語り続ける。
「性格が歪むほど痛めつけてやった。なのに足りない、なぜか私は満たされていない。もっと辱めたいと本能が求めた! そこで考えたのが、性的暴行だ。しかし、黒木真咲は援助交際をするほどの淫女。私の手下である野郎どもに犯させても罰にならない」
冴木は腰を落とし、座り込んでいる真咲の顎を持ち上げる。
「だから調教した。男を嫌い、女が好きになるように。何日もかけてじっくりとな。そして同性愛者となった黒木真咲を色々な受刑者に会わせた。中でも一番反応が良かったのが37番、お前だ」
「全部、仕組まれてた…の。真咲とあたしがこうなるように…」
思い返せば…。
トイレ掃除の時、立花ルナは真咲の存在を疑問に思っていた。
『あら~? 33番もいる』
冴木は意図的にあたしと真咲を会わせたんだ。
そして反応が良かったから、何度も。
初めて会った日の夕食。
あたしは立花ルナに臭いと言われてシャワーを浴びたから、少し遅れて食堂へ入った。
それなのに真咲は後から現れた。
あたしが謹慎の時もそうだ。
真咲がお弁当を持ってくる時点でおかしい…。
しかも独房で一緒に食べるなんて。
全部、冴木の思い通りだった…。
「黒木真咲の自慰行為をそそのかしたのも私だ。本当はあの日に懲罰を与えたがったな、まんまとやられたものだ。だが、結果的にそれで良かった。37番への想いが増すほど、最高の舞台になるからな。トイレ掃除に運動、一緒に過ごせて幸せそうだったな」
冴木は真咲の髪を掴み、無理やり立たせる。
そして壁へ強く押し当てた。
「私が考えた最高の懲罰。同性愛者になって女に惚れる。そして大好きな女の前で、大嫌いな男に犯される! すべて整った! さぁ、やれ!」
それは開始の合図だった。
2人の男は服を脱いで性器を出し、飢えた猛獣のように真咲へ迫った。
「いやぁぁ!!!!!!!!!!!!」
真咲の絶叫。
冴木の大笑い。
男たちの荒ぶる息。
あぁ、全部不快。ほんっとに、何もかも。
民間刑務所ってクソだ。
あたしらが犯罪者だからこの行いは正しい? 当然の報い?
あ、ははは!
そう。
うんうん。
犯罪者だもんね。どれっだけ酷い目に遭わせてもいいよね。
全裸で独房に閉じ込め、あらゆる方法で痛めつけたらしい。
暴力・辱め・羞恥・人格否定…。
聞いているだけで頭がクラクラするような内容だった。
まるで拷問ともいえる行為の数々により、真咲の精神は崩壊…。
考えただけで辛くなる。
「強気でいられない、敬語でしか喋れない。黒木真咲が自身の弱さを自覚し、臆病な女になっていく様は、何と愉快だったか」
冴木は楽しかった日々を振り返るような、少し子供じみた表情で語り続ける。
「性格が歪むほど痛めつけてやった。なのに足りない、なぜか私は満たされていない。もっと辱めたいと本能が求めた! そこで考えたのが、性的暴行だ。しかし、黒木真咲は援助交際をするほどの淫女。私の手下である野郎どもに犯させても罰にならない」
冴木は腰を落とし、座り込んでいる真咲の顎を持ち上げる。
「だから調教した。男を嫌い、女が好きになるように。何日もかけてじっくりとな。そして同性愛者となった黒木真咲を色々な受刑者に会わせた。中でも一番反応が良かったのが37番、お前だ」
「全部、仕組まれてた…の。真咲とあたしがこうなるように…」
思い返せば…。
トイレ掃除の時、立花ルナは真咲の存在を疑問に思っていた。
『あら~? 33番もいる』
冴木は意図的にあたしと真咲を会わせたんだ。
そして反応が良かったから、何度も。
初めて会った日の夕食。
あたしは立花ルナに臭いと言われてシャワーを浴びたから、少し遅れて食堂へ入った。
それなのに真咲は後から現れた。
あたしが謹慎の時もそうだ。
真咲がお弁当を持ってくる時点でおかしい…。
しかも独房で一緒に食べるなんて。
全部、冴木の思い通りだった…。
「黒木真咲の自慰行為をそそのかしたのも私だ。本当はあの日に懲罰を与えたがったな、まんまとやられたものだ。だが、結果的にそれで良かった。37番への想いが増すほど、最高の舞台になるからな。トイレ掃除に運動、一緒に過ごせて幸せそうだったな」
冴木は真咲の髪を掴み、無理やり立たせる。
そして壁へ強く押し当てた。
「私が考えた最高の懲罰。同性愛者になって女に惚れる。そして大好きな女の前で、大嫌いな男に犯される! すべて整った! さぁ、やれ!」
それは開始の合図だった。
2人の男は服を脱いで性器を出し、飢えた猛獣のように真咲へ迫った。
「いやぁぁ!!!!!!!!!!!!」
真咲の絶叫。
冴木の大笑い。
男たちの荒ぶる息。
あぁ、全部不快。ほんっとに、何もかも。
民間刑務所ってクソだ。
あたしらが犯罪者だからこの行いは正しい? 当然の報い?
あ、ははは!
そう。
うんうん。
犯罪者だもんね。どれっだけ酷い目に遭わせてもいいよね。
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