看守におもらし調教されるあたし…漏らしてイク女になりたくないっ!

歌留多レイラ

文字の大きさ
上 下
4 / 51
第1章

③いよいよ刑務所へ!え、いきなりお姫様だっこ!?

しおりを挟む
朝。
いつも通り起きた。
トイレと洗面台に連れて行ってもらい、おしっこして顔を洗う。

その後は独房へ戻り、朝食の時間だ。
食パンとマヨネーズが付いたレタスサラダ。
挟んでサンドイッチみたいにすると意外に美味しい。

すっかり慣れてしまった留置所のモーニングルーティンだけど、ここで過ごす朝は今日で最後。

まぁ3ヶ月なら頑張れるかぁ。


✢✢✢


裁判の時みたいに手錠と腰縄を付けられ、地下駐車場までやって来た。
一緒に刑務所へ行く女が7人いるけど、みんなおばさんだ。
懲役組っぽいから友達にはなれなそう。

残念……とため息をつくと、大きなトラックがゆっくり走ってきて目の前で止まった。
街でよく見るやつ。
これ刑務所行きだったんだ。

ボディは濃い青色で、白黒ストライプの大きな箱が乗っている。
外から見たら趣味の悪い奇抜なトラックにしか見えない。

警察官が2人がかりで厳重そうなロックを解除し、荷台のドアを開ける。
中にはベンチのような横に長い椅子が設置されていた。

甘楽 沙羅かんら さら。お前が一番だ」

担当の警察官に言われ、トラックに乗り込んで座る。

何時間走るんだろう…なんて考えていると、目隠しを付けられた。

あ、これは聞いたことがある。
刑務所の外観や周辺の地理が分からないようにするためらしい。

確か民間刑務所ができたばかりの頃は、警備の甘さから脱獄者が続出してニュースを騒がせてたっけ。
あたしは3ヶ月くらいだから逃げる気ないけど、3年とか言われたら怪しかったなぁ。


見えてないけど、多分全員乗ったらしい。
ゆっくりとトラックが動き出したのが分かった。


暗闇の中、ぼーっと揺られながら今後の生活を考える。
髪は黒にさせられるのかな、ブラってダメだっけ?
集団部屋とかならウザい先輩風吹かせるやついそう…。

あ、看守は女性だろうし、あんまり舐められないようにしないと。
女のいじめは陰湿でダルいから。
目は付けられたくないなぁ。


走り出して1時間くらい経った頃。
エンジンが止まり、扉の開く音がした。

それぞれ名前を呼ばれた人から降りていく。

囚人たちはまだ目隠しをされたままだ。
「段差あります」「ゆっくり歩いてください」など、女性看守たちの声が聞こえる。

外せばスムーズなんだけどな。
まぁ、どこの民間刑務所なのか、玄関がどんな構造なのか。
そういった情報を伏せるためだから仕方ないね。

あたしの隣に座っていた人も連れて行かれた。
さて、いよいよか…。



ん?
いつになっても呼ばれない。
え、放置!?

多分あたし以外乗っていないよね。

刑務所内で誰か暴れてトラブルか何かあった?
焦らされるとペースが乱されるなぁ…。


目隠しされたまま待つこと10分くらい。
ようやく誰かが乗ってきた。爽やかな香りだ。

「キミが甘楽 沙羅かんら さら?」

女性の声だった。
芯があって、少し低め。

コクリと頷いて返事をする。

「分かった。いや、すまないね。ちょっとしたトラブルがあって。とりあえず立ってもらっても大丈夫かな?」

指示に従って立ち上がると手を掴まれ、ゆっくりと引かれてトラックを降りた。
ここからも結構歩くのかな~と呑気に考えていると…。

「時間がないんだ。走るよ」

「えぇ!!」

看守に言われて情けない声を出してしまった。
走ることに驚いたわけじゃない。

今、あたし。
お姫様だっこされている!?

一瞬で抱き上げられた……なんて力。
ほんとうに女?

しかもそれだけじゃない。
すっごいスピードで移動している。
身体能力いかついって。


てか、他の囚人とか見られてないよね?
恥ずかしすぎるんだけど……。

そのままあたしは刑務所の施設内まで運ばれたらしい。
降ろされた後、ついに目隠しを取られる。

ずっと暗闇だったから、思うように見えない。
徐々にピントが合うようになり、視界がクリアになっていく。

さて、あたしを運んだ看守さんとご対面だ。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

おねしょ合宿の秘密

カルラ アンジェリ
大衆娯楽
おねしょが治らない10人の中高生の少女10人の治療合宿を通じての友情を描く

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由

フルーツパフェ
大衆娯楽
 クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。  トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。  いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。  考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。  赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。  言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。  たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。

体育座りでスカートを汚してしまったあの日々

yoshieeesan
現代文学
学生時代にやたらとさせられた体育座りですが、女性からすると服が汚れた嫌な思い出が多いです。そういった短編小説を書いていきます。

クラスメイトの美少女と無人島に流された件

桜井正宗
青春
 修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。  高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。  どうやら、漂流して流されていたようだった。  帰ろうにも島は『無人島』。  しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。  男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

イケメン社長と私が結婚!?初めての『気持ちイイ』を体に教え込まれる!?

すずなり。
恋愛
ある日、彼氏が自分の住んでるアパートを引き払い、勝手に『同棲』を求めてきた。 「お前が働いてるんだから俺は家にいる。」 家事をするわけでもなく、食費をくれるわけでもなく・・・デートもしない。 「私は母親じゃない・・・!」 そう言って家を飛び出した。 夜遅く、何も持たず、靴も履かず・・・一人で泣きながら歩いてるとこを保護してくれた一人の人。 「何があった?送ってく。」 それはいつも仕事場のカフェに来てくれる常連さんだった。 「俺と・・・結婚してほしい。」 「!?」 突然の結婚の申し込み。彼のことは何も知らなかったけど・・・惹かれるのに時間はかからない。 かっこよくて・・優しくて・・・紳士な彼は私を心から愛してくれる。 そんな彼に、私は想いを返したい。 「俺に・・・全てを見せて。」 苦手意識の強かった『営み』。 彼の手によって私の感じ方が変わっていく・・・。 「いあぁぁぁっ・・!!」 「感じやすいんだな・・・。」 ※お話は全て想像の世界のものです。現実世界とはなんら関係ありません。 ※お話の中に出てくる病気、治療法などは想像のものとしてご覧ください。 ※誤字脱字、表現不足は重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけると嬉しいです。 ※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。 それではお楽しみください。すずなり。

処理中です...