看守におもらし調教されるあたし…漏らしてイク女になりたくないっ！

第1章

②独房でイケないこと・・・

夜。
独房に戻されたあたしは、布団に入っても寝られずにいた。
裁判後のできごとが頭に染みついて離れない。

「ここも今日で最後」

あえて声に出し、深呼吸をした。
朝になれば民間刑務所へ連れて行かれ、3ヶ月の更生プログラムが始まる。
厳しいらしいけど、秋頃には街へ出られる…そう思うと気が楽だった。

でも、規則正しい生活とお仕置き…。
正直苦手だ。

逮捕されてからもメンタル的には余裕だったけど、今日の一件で少しだけ危機感と不安を抱いた。

やだなぁ。
自由でいたいよ。

目を閉じて寝ようとすると、あの見下す顔がフラッシュバックして嫌な気持ちになる。
寝落ちで知らないうちに朝を迎えたい。

外にいた頃は、どう寝落ちしてたっけ。
スマホで動画を流して、気がついたら眠ってて朝というのがよくあった。
充電なくて焦るやつ。

後は…。
それを思い出すと、体が疼く。
考えてみたら、ここに閉じ込められてからはしてなかったなぁ。

…しよ。
あたしは本能に従い、灰色のスウェットパンツに手を突っ込む。

「んっ」

下着の上から優しく触るだけで、すっごく気持ちいい。
こんなに早くシミを作ったことなんてなかった。

溜まっていたから？　久しぶりだから？　違う。
見つかったらまたお仕置きされる…その緊張感が興奮を煽ってるんだ。

バレたら終わりの牢屋でオナニー。
一度濡れちゃったら、もう引き返せない。

指は引っかかることなくズプッと奥まで入った。
心臓がバクバクし、体も自然に動いてしまう。

すっごい濡れてるっ！
パンツ…大変なことになってないかな。

エッチなことはしちゃダメな場所。
見つかったら終わりのスリル。

興奮をかき立てるものは十分すぎるほどあった。

「はぁ…はぁ」

このままやり続けたら、間違いなく…。
絶頂しちゃう。それはマズイ。

頭ではそう思っていても、指を動かすスピードはどんどん上がっちゃう。
イヤラシイ音も大きくなり、独房内にクチャクチャと響く。
隣に聞こえてないかな？　そんな不安も興奮に繋がってしまう。

「あっ…イク」

一番気持ちいい瞬間が来るっ！
身構えた時だった。


ガチャン！


留置所の入口が開けられた。
見回りだ！

コツコツと足音が近づいてくる。

見つかったら…。

きっと全裸になってアソコを調べられ、反省文を書かされる。
大勢の前で「あたしはオナニーしました」って白状させられるっ！


急に怖さが勝って手を止めたけど、もう刺激なんていらないくらい高まっていた。
パンツを直し、寝たふりをしようとしたら…。


ビクン！！
体が大きく震えて果てた。


見回りがあたしの隣の牢屋をチェックしている時のことだった。

乱れる息と震える体を全力で抑える。
ライトで照らされたら起きてるのは確実にバレちゃう。

布団を捲られたらパンツで分かっちゃう。

いよいよあたしの番。
終わりを覚悟した。



「うあああ！！！」


あたしよりも奥にある部屋から、大きな叫び声と鉄格子にぶつかる音が鳴る。

「何事だ！」

見回りはあたしの牢屋を飛ばし、そのまま走っていった。

だい、じょう、ぶ？

緊張から解放されて脱力する。
やがて体の火照りも収まり、ビチャビチャになったパンツの冷たさが心地良くなったあたりで、夜を終えた。