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9月17日 キュートな日 配慮ってなんだっけ?
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今日はどうかな?~
どうかな?~
何が話題かな?~
どんな話題かな?~
簡単な話題かな?~
難しい話題かな?~
知ってる話題かな?~
知らない話題かな?~
楽しく雑談できるかな?~
ルンルン気分で『雑談部屋』へと向かう俺。
楽しげなメロディーを口ずさみながら、俺は『雑談部屋』へと入っていった。
今日もまた、白い空間に放り出された。
そしてどこからともなくアナウンスが鳴った。
”シチュエーションの設定、人物選択、話題選択が終了しました。
これより雑談を始めます。”
やっぱりアナウンスが止んだ。
やはり、雑談部屋で一番無駄な時間なう。
AIはここを修正しないのだろうか?
やっぱ、修正しないかぁ。
修正してくれないかなぁ。
毎回同じこと思ってるなぁ。
ある意味、これがルーティーンみたいなところあるしなぁ。
そう考えると、意味があるのかなぁ?
意味、あったのかな…
このルーティーンやめようかな?
どうしよう。
でも、これをやめて、調子崩したら辛いから、続けるかぁ。
再びアナウンスが鳴った。
”雑談所要時間は30分、盛り上がり等により自動で延長や短縮を行います。
シチュエーションは、『可愛い感じのピンクの部屋』です。
雑談に参加するメンバーは、『田中様』『大久保様』『九条様』『村山様』です。
決まった役職、役割等はございません。ご気軽に参加してください。
それでは雑談を始めさせていただきます。
今回の話題は『キュート』です。
それでは楽しい雑談の時間をお過ごしください。”
アナウンスがやんで、光に包まれた。
キュートか。
キュートかぁ…
概念系かぁ。
難しそうだなぁ。
大変そうだなぁ。
上手くハマればいい感じになるんだろうけど、失敗すると取り返しが聞かない系な印象がある。
それに女性に関する話題だし慎重にならないとだなぁ。
全部男子なら、好みの話で終われそうだけど、今回は大久保さんがいるからなぁ。
どうしようかなぁ。
結構ハードな話題だなぁ。
概念系の話題なら、ちゃんとテーマを持って行かないとだめだなぁ。
キュート…キュート…話題…話題…話題…キュート………
配慮も必要だしなぁ。
あ。
あれはどうかな?
大久保さんに話を聞く感じで行けないかな?
それができたら、こっちが危ない橋を渡らずに済む気がする。
なんとも他力本願な案が出てきたところで、光が収まった。
最初に話し出したのは、大久保さんだった。
「今日の、話題は、『キュート』、ですね。みなさんは、話しづらいと、思うので、私が、いろいろ、話そうと、思います」
それから、大久保さんがゆっくり、どんな人がキュートなのか、この人がいいとか、キュートに憧れるなど、活発に話してくれた。
ただ、大久保さんにいろいろなことを聞く男子たちが、セクハラみたいだったので、なるべく人には見せたくないなぁ。
「大久保さんは、(キュートな人の中で)どんな人が好きなの?」とか、完全にセクハラオヤジの発言だった。
あれは良くない。
よくなかったなぁ。
雑談の内容は良かったし、雑談自体は盛り上がったけど、俺の発言がよくなかったなぁ。
これからはちゃんと気を付けよう。
あぁ、言うのは良くない。
大久保さんが寛容だったというか優しかったからよかったものの、普通にあんな発言したらアウトだっただろうなぁ。
女性関係の話は、男子だけの時じゃないと難しすぎて、なかなかにきついものがある。
コングは、男子の外には聞かせられない話がいいなぁ。
そっちの方が気が楽。
女子に対してこの発言は良くないかなぁとか気を使わなくていい空間で、男子だけだからどこまでも下ネタに行ける空気感もあって、すごく楽しいんだよなぁ。
次からは、そっちであることを願おう。
何かに祈りをささげていると、アナウンスが鳴った。
”29分13秒36が経過しました。お話の途中かと思いますが、教室の方に転送いたします。話し足りないかと思いますが、この話題はこの場限りといたしますようよろしくお願いします。教室で同じ話題をしたとしても特に罰則等はございませんが、ご協力よろしくお願いいたします。それと同じように、教室での話題をこの場に持ち込まないようよろしくお願いいたします。このアナウンスの内容を何度もお聞きになっていると思いますがなにとぞご協力よろしくお願いいたします。
配慮は大切なことです。
異性への配慮。
国籍への配慮。
地域への配慮。
職業への配慮。
世の中、配慮しなければいけないことであふれています。
その配慮しなきゃいけないのはなぜかを学校では学ぶことができます。
配慮ができる立派な大人になるために、今日の残りの時間も頑張ってください。
それでは教室にお送りいたします。
それでは良い学校生活を”
アナウンスが止んだ。
教室に戻ってきた
戻ってきたぁ…
めっちゃ気を使ったぁ…
気を使った結果、逆にセクハラオヤジみたいになっちゃってたなぁ。
配慮って大変だなぁ。
あれが男子だけなら、どんなに楽だったか。
またたらればの方に行きたがる俺の思考。
気疲れを振り払うように、俺は次の授業の用意を始めた。
どうかな?~
何が話題かな?~
どんな話題かな?~
簡単な話題かな?~
難しい話題かな?~
知ってる話題かな?~
知らない話題かな?~
楽しく雑談できるかな?~
ルンルン気分で『雑談部屋』へと向かう俺。
楽しげなメロディーを口ずさみながら、俺は『雑談部屋』へと入っていった。
今日もまた、白い空間に放り出された。
そしてどこからともなくアナウンスが鳴った。
”シチュエーションの設定、人物選択、話題選択が終了しました。
これより雑談を始めます。”
やっぱりアナウンスが止んだ。
やはり、雑談部屋で一番無駄な時間なう。
AIはここを修正しないのだろうか?
やっぱ、修正しないかぁ。
修正してくれないかなぁ。
毎回同じこと思ってるなぁ。
ある意味、これがルーティーンみたいなところあるしなぁ。
そう考えると、意味があるのかなぁ?
意味、あったのかな…
このルーティーンやめようかな?
どうしよう。
でも、これをやめて、調子崩したら辛いから、続けるかぁ。
再びアナウンスが鳴った。
”雑談所要時間は30分、盛り上がり等により自動で延長や短縮を行います。
シチュエーションは、『可愛い感じのピンクの部屋』です。
雑談に参加するメンバーは、『田中様』『大久保様』『九条様』『村山様』です。
決まった役職、役割等はございません。ご気軽に参加してください。
それでは雑談を始めさせていただきます。
今回の話題は『キュート』です。
それでは楽しい雑談の時間をお過ごしください。”
アナウンスがやんで、光に包まれた。
キュートか。
キュートかぁ…
概念系かぁ。
難しそうだなぁ。
大変そうだなぁ。
上手くハマればいい感じになるんだろうけど、失敗すると取り返しが聞かない系な印象がある。
それに女性に関する話題だし慎重にならないとだなぁ。
全部男子なら、好みの話で終われそうだけど、今回は大久保さんがいるからなぁ。
どうしようかなぁ。
結構ハードな話題だなぁ。
概念系の話題なら、ちゃんとテーマを持って行かないとだめだなぁ。
キュート…キュート…話題…話題…話題…キュート………
配慮も必要だしなぁ。
あ。
あれはどうかな?
大久保さんに話を聞く感じで行けないかな?
それができたら、こっちが危ない橋を渡らずに済む気がする。
なんとも他力本願な案が出てきたところで、光が収まった。
最初に話し出したのは、大久保さんだった。
「今日の、話題は、『キュート』、ですね。みなさんは、話しづらいと、思うので、私が、いろいろ、話そうと、思います」
それから、大久保さんがゆっくり、どんな人がキュートなのか、この人がいいとか、キュートに憧れるなど、活発に話してくれた。
ただ、大久保さんにいろいろなことを聞く男子たちが、セクハラみたいだったので、なるべく人には見せたくないなぁ。
「大久保さんは、(キュートな人の中で)どんな人が好きなの?」とか、完全にセクハラオヤジの発言だった。
あれは良くない。
よくなかったなぁ。
雑談の内容は良かったし、雑談自体は盛り上がったけど、俺の発言がよくなかったなぁ。
これからはちゃんと気を付けよう。
あぁ、言うのは良くない。
大久保さんが寛容だったというか優しかったからよかったものの、普通にあんな発言したらアウトだっただろうなぁ。
女性関係の話は、男子だけの時じゃないと難しすぎて、なかなかにきついものがある。
コングは、男子の外には聞かせられない話がいいなぁ。
そっちの方が気が楽。
女子に対してこの発言は良くないかなぁとか気を使わなくていい空間で、男子だけだからどこまでも下ネタに行ける空気感もあって、すごく楽しいんだよなぁ。
次からは、そっちであることを願おう。
何かに祈りをささげていると、アナウンスが鳴った。
”29分13秒36が経過しました。お話の途中かと思いますが、教室の方に転送いたします。話し足りないかと思いますが、この話題はこの場限りといたしますようよろしくお願いします。教室で同じ話題をしたとしても特に罰則等はございませんが、ご協力よろしくお願いいたします。それと同じように、教室での話題をこの場に持ち込まないようよろしくお願いいたします。このアナウンスの内容を何度もお聞きになっていると思いますがなにとぞご協力よろしくお願いいたします。
配慮は大切なことです。
異性への配慮。
国籍への配慮。
地域への配慮。
職業への配慮。
世の中、配慮しなければいけないことであふれています。
その配慮しなきゃいけないのはなぜかを学校では学ぶことができます。
配慮ができる立派な大人になるために、今日の残りの時間も頑張ってください。
それでは教室にお送りいたします。
それでは良い学校生活を”
アナウンスが止んだ。
教室に戻ってきた
戻ってきたぁ…
めっちゃ気を使ったぁ…
気を使った結果、逆にセクハラオヤジみたいになっちゃってたなぁ。
配慮って大変だなぁ。
あれが男子だけなら、どんなに楽だったか。
またたらればの方に行きたがる俺の思考。
気疲れを振り払うように、俺は次の授業の用意を始めた。
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