毎日記念日小説

百々 五十六

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9月14日 学校で寝ちゃった。気を付けよう

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顔を上げたら、夕焼けが見えた。
あ…
どうやら俺は学校で寝落ちをしてしまったみたいだ。
はぁ、もうこんな時間かぁ。
帰らなきゃなぁ。

はぁ、学校で寝ちゃったってことは、『雑談部屋』も寝過ごしてるんだろうなぁ。
はぁ、もったいないなぁ。
『雑談部屋』が楽しみで学校に来てるのになぁ。

今日は、授業中に寝ちゃってそのまま起きれなかった。
多分、家に帰ってもそんなに眠くならないだろうけど、ちゃんと寝よう。
無理にでも寝よう。
そして、明日は、ちゃんと起きていよう。
学校で寝てちゃだめだな。

俺は帰路に着いた。
帰り道には知り合いが誰一人いなかった。
夕焼けで景色が変わっていた。全てが紅に染められている。
いつもの通学路が別の道に感じた。
今日は、『雑談部屋』にすら入れなかったから、欲求がたまっていたからなのか、やたら独り言が多い。
そんな、授業中に寝ちゃうほど眠くなることあったかな?
疲れもそこまでないし、緊張もないし、寝不足でもないし。
あぁ。
たぶん、9月になって気が緩んでたからかなぁ。
ちゃんと気を引き締めていかないとなぁ。
寝ちゃうのは良くないよなぁ。
なんにのならないしなぁ。

これからはちゃんと気を付けよう。
家に帰るまで、反省は止まず。
なんとか、玄関のドアを開ける時には、切り替えることができた。


「ただいまー」


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