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勧誘のすすめ
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勧誘か。
3人バラバラで適当に勧誘したら、入った後に、クランに入ってくれた人から、言ってたことと実態が違うとか、それ、俺は聞いてないとか言われるんじゃないかな?
ある程度、勧誘の仕方を決めておいた方が良いな。
俺は、立ち上がって今すぐにでも勧誘に行こうとするコルドを呼び止めた。
「ちょっと待って」
コルドは、1歩目を踏み出した姿勢のまま、顔をこっちに向けていった。
「オクツ、どうしたのよ勧誘に行くんじゃないの?」
俺は、首をかしげるコルドに向かって、言った。
「勧誘で、どうやって誘うのかをある程度決めておいた方がいいと思うんだ。適当に誘って、誘ったときに行ったことと、俺たちの今後の活動が全然違ったら迷惑をかけるだろ?」
「それはそうね」
「それはそうだな!」
俺が説明をすると2人は納得してくれた。
2人とも賛成してくれたから、これで、勧誘の仕方の話し合いができるな。
俺はウキウキしながら、言った。
「だから、どういうことを誘い文句で言うのか、相手が何か希望を出してきたときどうするのかとかを決めておいた方がいいと思うんだ」
「それなら決めるか!」
ローズは、メニューウィンドウを眺めながら言った。
「勧誘する時間もあるし、7時15分ぐらいまでには決めたいわね」
今は、7時ぐらいだから、15分か。
余計な雑談とかをしなければ、15分で決まると思う。
確かに、勧誘の時間が遅くなったり、早すぎたりすると相手方の迷惑にあるよな。
相手方のこともちゃんと考えないとだめだな。
というか、そもそも、勧誘する人たちは、今ログインしているのかな?
気になったので、フレンドリストから、誰がログインをしているのかを確認した。
天野さんと、クジョウ君以外はログインして居るみたいだ。
多分、しばらくしたら2人もログインしてくるだろう。
俺は、ウィンドウを見つつ言った。
「15分か。なんとかなると思うぞ」
「じゃあ、話し合いをしよう」
そうして、勧誘の仕方の話し合いが始まった。
まぁ、意見を出し合って、認識のすりあわせをするのがメインになりそうだけどな。
俺はとりあえず第1の議題を放り投げた。
「まず何から話し合う? まぁ、とりあえず、とりあえずで決めた、クランの方針とかは伝えよう」
俺が話している間に、立っていたコルドはベンチに座り直していた。
コルドは、元気いっぱいに賛成の意見を言った。
「そうだな! そこまできっちり決めたわけじゃないから、勧誘した人たちが入った後に変わることもあるってことは言っておくべきだな!」
ローズは、補足というか、付け加えるように言った。
「後は、クランの方針とかで言うと、ガチ攻略系とかではなく、エンジョイ総合系であることを強く強調した方が良いと思うわ」
思ったよりもスムーズに話し合いが進んでいった。
俺は、他に思いつかないから、他の人にパスをした。
「この2つは言うとして、クランの申請用紙に書いたようなことで、後は何かあるか?」
コルドは、悩む仕草をした後に言った。
「後は何かあったかな?!」
ローズもコルドと同じように悩む仕草をしたあとに言った。
「他はないんじゃないかしら」
全員がパスをしたことで、この議題は完了した。
俺は続いて他の議題を投げた。
「じゃあ、他に話し合うことは……あれか。誰か誘いたい人が居たら教えてくれとかはどうだ?」
「知り合いの知り合いを入れていくんだな! 組織が大きくなるのは大変そうだけどその分いろんな人と関われるのが楽しそうだな!」
珍しくローズがはいはいと挙手をして言った。
「でも、入れる前に一応私たちを通してもらいましょう。その人が何かやらかしても、クランとしての責任問題になっちゃうんだし」
確かに、俺たちと会わないような人を勧誘されても困るからな。
ノルマとかを勝手につくられたりしたらたまったもんじゃないからな。
新しい人を入れるのに消極的にはならないけど、慎重にはなった方が良いな。
仮にクランのやらかしで、俺が責任を取らされてBANされたら、たまったもんじゃないもんな。
そこは慎重に行こう。
APOを長く続けていくためにも人間関係って大切だよな。
それは、俺たちだけじゃなくて、入ってくれたメンバーとの相性も大切だよな。
俺は思いついたことを言った。
「後は、今誘っているメンバーについても言っておいた方が良いかな」
「知り合いじゃない人たちもいるだろうけど、この人とは、やりたくないとか、この人がいるなら入るとかもあるかもしれないしな!」
「良いと思うわ」
2人から賛同を得ることができた。
だんだん、勧誘の仕方まとまってきたんじゃないかな?
話し合いの前より言い勧誘ができる気がするな。
「後は何か、決めておくべきことはあるか?」
「勧誘した人が質問をしてきたら、どうすればいいのかを考えましょう」
質問されたらか。
どうしたもんかな?
何でもかんでも共有していたら、他の勧誘にも支障が出るし、なにより1人じゃ何も決められない人のように思われてしまう。
俺が頭を悩ませている間にコルドが言った。
「どの程度の質問から、3人で共有して決める?!」
俺はぽつりとつぶやいた。
「クランの方針とか、重大なこと以外は、基本的に個人の判断に任せるでいいんじゃないか?」
「そうだな! 俺たち、もう10数年も一緒に居るんだし、何か重大な感覚の違いはないはずだよな!」
「じゃあ、重大なこと以外は、個人の判断に任せるってことね。個人の判断で、共有しても良いのよね」
難航すると思った質問への対応があっさりと決まってしまった。
もうちょっと案を出すのに悩むと思ったんだけどな。
まぁ、迅速に決まって悪いことはないか。
俺は気を取り直して次の話題を振った。
「後は、入るか入らないかの答えはその場でもらわなくても良いよな」
「他の知り合いとの兼ね合いとかもあるだろうしな! ぐいぐい行くというよりは、よかったら、来ませんか? ぐらいのテンションで良いと思うぞ!」
「それでいいと思うわ。勧誘する相手も、私たちも、みんなが楽しくやっていけることが大切よね」
対案が出ない話し合いはかなりスムーズでいいな。
2人もスムーズに話し合いを終わらせるように何か意識してるみたいだな。
適度に自己主張をする話し合いは、スムーズで良いなと思いながら、最後の話題を振る。
「勧誘が終わったらどうする?」
「ギルドで、ストレージにある素材たちを依頼で捌いていくってのはどうだ?!」
素材捌きか。
俺は換喩する人がいっぱい居るし、また2人に素材捌きで置いて行かれそうだな。
レノ素材だけがどんどん溜まっちゃいそうだな。
どうしよう。
「良いと思うわ」
あ、2人に素材捌きを頼めば良いのか。
その手があった。
良いこと思いついたぞ。
また、2人に借りができちゃうけど、頼んでみるか。
貸しとか、借りなんて、10数年一緒に居たら大量にあるんだし、今更1つの借りにこだわることもないかな?
借金とかでもないんだから。
「じゃあ、俺が一番人数を受け持つし、遅くなると思うから、2人に、俺の持っている素材たちを託すわ」
「ある程度の規模の素材のやりとりって、依頼以外でできるんだっけ?!」
「クランの中でなら、大丈夫なはずよ」
「それなら、預かっておくぞ! オクツの分も捌いて現金に換えておくぞ」
2人ともノリノリでOKをしてくれた。
これで、金欠から脱することができそうだな。
お金が入ったら何を買おうかな?
またガチャを回しに行こうかな。
「おう! 頼んだ」
「じゃあ、勧誘に行きましょう」
ローズがそう言ったのに合わせて、ローズとコルドは立ち上がった。
俺は立ち上がった2人を見て言った。
「じゃあ、まずメッセージでアポを取らなきゃな」
2人は驚いた顔をしていった。
「「あ! そうだった!」」
3人バラバラで適当に勧誘したら、入った後に、クランに入ってくれた人から、言ってたことと実態が違うとか、それ、俺は聞いてないとか言われるんじゃないかな?
ある程度、勧誘の仕方を決めておいた方が良いな。
俺は、立ち上がって今すぐにでも勧誘に行こうとするコルドを呼び止めた。
「ちょっと待って」
コルドは、1歩目を踏み出した姿勢のまま、顔をこっちに向けていった。
「オクツ、どうしたのよ勧誘に行くんじゃないの?」
俺は、首をかしげるコルドに向かって、言った。
「勧誘で、どうやって誘うのかをある程度決めておいた方がいいと思うんだ。適当に誘って、誘ったときに行ったことと、俺たちの今後の活動が全然違ったら迷惑をかけるだろ?」
「それはそうね」
「それはそうだな!」
俺が説明をすると2人は納得してくれた。
2人とも賛成してくれたから、これで、勧誘の仕方の話し合いができるな。
俺はウキウキしながら、言った。
「だから、どういうことを誘い文句で言うのか、相手が何か希望を出してきたときどうするのかとかを決めておいた方がいいと思うんだ」
「それなら決めるか!」
ローズは、メニューウィンドウを眺めながら言った。
「勧誘する時間もあるし、7時15分ぐらいまでには決めたいわね」
今は、7時ぐらいだから、15分か。
余計な雑談とかをしなければ、15分で決まると思う。
確かに、勧誘の時間が遅くなったり、早すぎたりすると相手方の迷惑にあるよな。
相手方のこともちゃんと考えないとだめだな。
というか、そもそも、勧誘する人たちは、今ログインしているのかな?
気になったので、フレンドリストから、誰がログインをしているのかを確認した。
天野さんと、クジョウ君以外はログインして居るみたいだ。
多分、しばらくしたら2人もログインしてくるだろう。
俺は、ウィンドウを見つつ言った。
「15分か。なんとかなると思うぞ」
「じゃあ、話し合いをしよう」
そうして、勧誘の仕方の話し合いが始まった。
まぁ、意見を出し合って、認識のすりあわせをするのがメインになりそうだけどな。
俺はとりあえず第1の議題を放り投げた。
「まず何から話し合う? まぁ、とりあえず、とりあえずで決めた、クランの方針とかは伝えよう」
俺が話している間に、立っていたコルドはベンチに座り直していた。
コルドは、元気いっぱいに賛成の意見を言った。
「そうだな! そこまできっちり決めたわけじゃないから、勧誘した人たちが入った後に変わることもあるってことは言っておくべきだな!」
ローズは、補足というか、付け加えるように言った。
「後は、クランの方針とかで言うと、ガチ攻略系とかではなく、エンジョイ総合系であることを強く強調した方が良いと思うわ」
思ったよりもスムーズに話し合いが進んでいった。
俺は、他に思いつかないから、他の人にパスをした。
「この2つは言うとして、クランの申請用紙に書いたようなことで、後は何かあるか?」
コルドは、悩む仕草をした後に言った。
「後は何かあったかな?!」
ローズもコルドと同じように悩む仕草をしたあとに言った。
「他はないんじゃないかしら」
全員がパスをしたことで、この議題は完了した。
俺は続いて他の議題を投げた。
「じゃあ、他に話し合うことは……あれか。誰か誘いたい人が居たら教えてくれとかはどうだ?」
「知り合いの知り合いを入れていくんだな! 組織が大きくなるのは大変そうだけどその分いろんな人と関われるのが楽しそうだな!」
珍しくローズがはいはいと挙手をして言った。
「でも、入れる前に一応私たちを通してもらいましょう。その人が何かやらかしても、クランとしての責任問題になっちゃうんだし」
確かに、俺たちと会わないような人を勧誘されても困るからな。
ノルマとかを勝手につくられたりしたらたまったもんじゃないからな。
新しい人を入れるのに消極的にはならないけど、慎重にはなった方が良いな。
仮にクランのやらかしで、俺が責任を取らされてBANされたら、たまったもんじゃないもんな。
そこは慎重に行こう。
APOを長く続けていくためにも人間関係って大切だよな。
それは、俺たちだけじゃなくて、入ってくれたメンバーとの相性も大切だよな。
俺は思いついたことを言った。
「後は、今誘っているメンバーについても言っておいた方が良いかな」
「知り合いじゃない人たちもいるだろうけど、この人とは、やりたくないとか、この人がいるなら入るとかもあるかもしれないしな!」
「良いと思うわ」
2人から賛同を得ることができた。
だんだん、勧誘の仕方まとまってきたんじゃないかな?
話し合いの前より言い勧誘ができる気がするな。
「後は何か、決めておくべきことはあるか?」
「勧誘した人が質問をしてきたら、どうすればいいのかを考えましょう」
質問されたらか。
どうしたもんかな?
何でもかんでも共有していたら、他の勧誘にも支障が出るし、なにより1人じゃ何も決められない人のように思われてしまう。
俺が頭を悩ませている間にコルドが言った。
「どの程度の質問から、3人で共有して決める?!」
俺はぽつりとつぶやいた。
「クランの方針とか、重大なこと以外は、基本的に個人の判断に任せるでいいんじゃないか?」
「そうだな! 俺たち、もう10数年も一緒に居るんだし、何か重大な感覚の違いはないはずだよな!」
「じゃあ、重大なこと以外は、個人の判断に任せるってことね。個人の判断で、共有しても良いのよね」
難航すると思った質問への対応があっさりと決まってしまった。
もうちょっと案を出すのに悩むと思ったんだけどな。
まぁ、迅速に決まって悪いことはないか。
俺は気を取り直して次の話題を振った。
「後は、入るか入らないかの答えはその場でもらわなくても良いよな」
「他の知り合いとの兼ね合いとかもあるだろうしな! ぐいぐい行くというよりは、よかったら、来ませんか? ぐらいのテンションで良いと思うぞ!」
「それでいいと思うわ。勧誘する相手も、私たちも、みんなが楽しくやっていけることが大切よね」
対案が出ない話し合いはかなりスムーズでいいな。
2人もスムーズに話し合いを終わらせるように何か意識してるみたいだな。
適度に自己主張をする話し合いは、スムーズで良いなと思いながら、最後の話題を振る。
「勧誘が終わったらどうする?」
「ギルドで、ストレージにある素材たちを依頼で捌いていくってのはどうだ?!」
素材捌きか。
俺は換喩する人がいっぱい居るし、また2人に素材捌きで置いて行かれそうだな。
レノ素材だけがどんどん溜まっちゃいそうだな。
どうしよう。
「良いと思うわ」
あ、2人に素材捌きを頼めば良いのか。
その手があった。
良いこと思いついたぞ。
また、2人に借りができちゃうけど、頼んでみるか。
貸しとか、借りなんて、10数年一緒に居たら大量にあるんだし、今更1つの借りにこだわることもないかな?
借金とかでもないんだから。
「じゃあ、俺が一番人数を受け持つし、遅くなると思うから、2人に、俺の持っている素材たちを託すわ」
「ある程度の規模の素材のやりとりって、依頼以外でできるんだっけ?!」
「クランの中でなら、大丈夫なはずよ」
「それなら、預かっておくぞ! オクツの分も捌いて現金に換えておくぞ」
2人ともノリノリでOKをしてくれた。
これで、金欠から脱することができそうだな。
お金が入ったら何を買おうかな?
またガチャを回しに行こうかな。
「おう! 頼んだ」
「じゃあ、勧誘に行きましょう」
ローズがそう言ったのに合わせて、ローズとコルドは立ち上がった。
俺は立ち上がった2人を見て言った。
「じゃあ、まずメッセージでアポを取らなきゃな」
2人は驚いた顔をしていった。
「「あ! そうだった!」」
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