87 / 193
『クランの町フラッグ』観光 家具屋の店長マージュさん
しおりを挟む
俺たちは、早速見つけた家具屋の扉を開けた。
早く家具を見たいという気持ちから、急いで扉を開けてしまったため、不完全なドアベルの音がした。
チリ
ドアベルが鳴るのと同時に店主らしき人がこちらを振り返り言った。
「いらっしゃいませ~」
俺たちはとりあえず家具屋の中に入った。
店主らしき人は、すっと俺たちに近づいてきていった。
「私、店主のマージュと申します。本日は、どのような家具をお探しですか?」
思った通り、マージュさんは店長だったようだ。
店長さんが物腰柔らかそうでよかった。
マージュさんとは、気軽に話せそうだな。
たまたまそのとき、3人の真ん中に立っていた俺は、代表していった。
「新しくつくったクランの本拠地に置く家具を探しに来ました」
よく考えると、これって観光なのかな?
必要なものを買いに来るのって、観光なのかな? 買い物って観光なのかな?
でもな、ウィンドウショッピングとかは、観光って気がするよな。
楽しいからどっちでもいっか。
やりたいことをやれば良いんだよ。別に観光をしていなかったとしても問題ない。
観光じゃなかったとしても、何か罰則があるわけでもないんだし。
考えたからと言って何かが変わるわけじゃないんだし、深く考えるのは止めておこう。
俺は、どうでも良いことを考えながら、マージュさんの言葉を聞いていた。
「クランを設立なさったのですね。おめでとうございます。クラン用家具の説明をした方がよろしいでしょうか?」
クラン用家具ってものがあるのか。
普通の家具と何が違うのかな?
気になるな。聞きたいな。
2人の方を軽く見たら、2人も聞きたいという雰囲気を出していたので、またしても俺が代表していった。
「普通の家具とクラン用の家具で違いがあるんですね。ぜひ、お願いします」
俺の返事を聞いて、マージュさんは少し驚いたような顔をした。
そんなに意外な返事だったのかな?
もしかして、義務的にクラン家具の説明をしようか尋ねたけど、まさか説明をお願いされるとは思わなかったとかそういう驚きなのかな?
もしかしたら、APOの世界の人にとっては、クラン家具の知識は常識なのかな?
だから驚かれたのかな?
まぁ、いくら考えたって、答えにはたどり着けないんだし、これぐらいにしとくか。
「少し話が長くなりますので、こちらで椅子にでも座りながら聞いてください」
マージュさんはそう言って俺たちを先導するように歩き出した。
俺たちは、マージュさんについて行く形で、店の入り口付近から、店の中央付近まで来た。
マージュさんとの会話に集中していて、あまりよく店内を見ていなかったな。
そう思い、歩きながら、キョロキョロと店内を見回した。
この店、かなりの量の家具が配置してあるな。
この店かなり広いんだな。
俺たちは、マージュさんがすっと出してきた椅子に座った。
マージュさんは、俺たちがきちんと着席したのを確認してから、話し出した。
「クラン用家具とは、クランの本拠地または、支部に設置すると、クランバフを発生させる家具のことです。クラン用の家具についているクランバフには、2種類あります。1つめは、設置バフです。これは、家具を設置することで得られるバフのことです。特定のステータスを伸ばすものや、何かの効果を増幅させるもの、何かのデメリットを軽減するものなど様々な設置バフがあります。もう1つは、使用バフです。使用バフは、その家具を使用したタイミングや、使用中に発生するバフです。使用中に断続的にHPやMPを回復するもの、使用から数分間ステータスをあげるもの、使用中にのみ特定のスキルを付与するものなど様々な使用バフがあります。クラン用家具は、通常の家具よりも値段が張るので、クランの家具を通常の家具にするクランなどもあります。通常の何のバフもついていない家具も、クランに設置することはできます」
どうやら説明が終わったらしい。
こういう説明の終わりのタイミングをつかむのって難しいよね。
それにしても、クランバフって、家具についているんだ。
他にもあるのかもしれないけど、家具にバフがついているなんて意外だな。
面白い制度だな。
今まで静かにしていたコルドとローズが話し出した。
「そうなんですね!」
「家具にバフがついているなんて知らなかったわ」
俺ぐらい最初からマージュさんと話してくれればよかったのに。
俺1人に話を任せず、もっと早く会話に参加すればよかったのに。
そんなことは置いておいて、俺は、本題に入った。
「おすすめの家具とかはありますか?」
「お客様に会ったものをおすすめしたいので、少しお客様の情報をいただきたいです。どのような方針のクランでしょうか? 戦闘系でしょうか? それとも生産系でしょうか? それによって、おすすめは異なります」
質問をしたと思ったら、質問が帰ってきた。
俺は、クランの方針を思い出しつつマージュさんの言わんとすることを察しながら言った。
「うちは、何でもするようなクランです」
「そうだな!」
「そうとしか言い様がないわね」
マージュさんは、続いてもう1つ質問してきた。
「総合的にやっていくクランですか、わかりました。もう1つ。クランの家具は何を重視しますか? バフの効果でしょうか? デザインでしょうか? 使い心地でしょうか?」
それは考えていなかったな。
俺的には使い心地だな。
家具は安くない買い物だろうし、これからずっと使っていくものなら、使い心地を一番に考えたいな。
これは勝手に答えるものじゃないから、2人に話を振った。
「何を重視する?」
まず、コルドが、「はいはい」と手を上げていった。
「やっぱりバフ効果じゃないか?! せっかくクランバフを上昇させる称号『最古の』を取ったんだから、バフ効果が良いと思うぞ!」
「それもそうだと思うわ。でも、やっぱりデザインは大事よ」
ローズのつくった流れに乗って、自分の意見を言う。
「俺も、コルドの意見に納得できる。だけど、使い心地は大切だぞ」
続いて、デザイン派のローズが真剣な顔で言った。
「私は、デザイン派よ。やっぱり普段から目にするものなら、良いデザインのものが良いわ。そっちの方が、日々テンションが上がると思うの」
ローズの意見にも共感しつつ、自分の意見もねじ込んでいく。
「2人の意見は両方納得できる。だけど、やっぱり使い心地はかなり大切だぞ」
「ローズの言っていることもわかる! だが、バフがいいと思うぞ!」
コルドも同じようなことをしていた。
俺は、満を持して、意見を言った。
「俺は、使い心地だな。家具は、日常的に使うものなんだから、使い心地を一番こだわりたいな」
「2人の意見もその通りだ! だけどやっぱり、バフが良いと思う!」
「オクツの言っていることはその通りだわ。だけど、デザインって大切なのよ」
2人が予想通り、俺の意見に納得しつつも自分の意見をねじ込んできた。
俺たち3人はお互い全く引かない。
ここまで3人共が引かないことは珍しいな。
いつもなら、どれぐらいの熱意なのかを察して、確固たる意思がない人から引いていくから、こういうことはかなり珍しいな。
3人の間で、火花が散りそうになったところで、マージュさんが「まぁまぁ」と俺たちを落ち着かせるようなジェスチャーをしながら、言った。
「それなら、バフ効果でおすすめなもの、デザインでおすすめなもの、使い心地でおすすめなものをそれぞれ紹介しますので、見てから判断するのはどうでしょうか?」
それは良いな。
商品を見てから良いものを買えばいいんだよな。
全部が満足いくものを買えばいいんだ。
俺たちは、さっきまで1歩も引かなかったのを速攻で手のひら返しをし、声をそろえていった。
「「「それでお願いします!」」」
「じゃあ、紹介をしますね」
そう言って、マージュさんは椅子から立ち上がった。
早く家具を見たいという気持ちから、急いで扉を開けてしまったため、不完全なドアベルの音がした。
チリ
ドアベルが鳴るのと同時に店主らしき人がこちらを振り返り言った。
「いらっしゃいませ~」
俺たちはとりあえず家具屋の中に入った。
店主らしき人は、すっと俺たちに近づいてきていった。
「私、店主のマージュと申します。本日は、どのような家具をお探しですか?」
思った通り、マージュさんは店長だったようだ。
店長さんが物腰柔らかそうでよかった。
マージュさんとは、気軽に話せそうだな。
たまたまそのとき、3人の真ん中に立っていた俺は、代表していった。
「新しくつくったクランの本拠地に置く家具を探しに来ました」
よく考えると、これって観光なのかな?
必要なものを買いに来るのって、観光なのかな? 買い物って観光なのかな?
でもな、ウィンドウショッピングとかは、観光って気がするよな。
楽しいからどっちでもいっか。
やりたいことをやれば良いんだよ。別に観光をしていなかったとしても問題ない。
観光じゃなかったとしても、何か罰則があるわけでもないんだし。
考えたからと言って何かが変わるわけじゃないんだし、深く考えるのは止めておこう。
俺は、どうでも良いことを考えながら、マージュさんの言葉を聞いていた。
「クランを設立なさったのですね。おめでとうございます。クラン用家具の説明をした方がよろしいでしょうか?」
クラン用家具ってものがあるのか。
普通の家具と何が違うのかな?
気になるな。聞きたいな。
2人の方を軽く見たら、2人も聞きたいという雰囲気を出していたので、またしても俺が代表していった。
「普通の家具とクラン用の家具で違いがあるんですね。ぜひ、お願いします」
俺の返事を聞いて、マージュさんは少し驚いたような顔をした。
そんなに意外な返事だったのかな?
もしかして、義務的にクラン家具の説明をしようか尋ねたけど、まさか説明をお願いされるとは思わなかったとかそういう驚きなのかな?
もしかしたら、APOの世界の人にとっては、クラン家具の知識は常識なのかな?
だから驚かれたのかな?
まぁ、いくら考えたって、答えにはたどり着けないんだし、これぐらいにしとくか。
「少し話が長くなりますので、こちらで椅子にでも座りながら聞いてください」
マージュさんはそう言って俺たちを先導するように歩き出した。
俺たちは、マージュさんについて行く形で、店の入り口付近から、店の中央付近まで来た。
マージュさんとの会話に集中していて、あまりよく店内を見ていなかったな。
そう思い、歩きながら、キョロキョロと店内を見回した。
この店、かなりの量の家具が配置してあるな。
この店かなり広いんだな。
俺たちは、マージュさんがすっと出してきた椅子に座った。
マージュさんは、俺たちがきちんと着席したのを確認してから、話し出した。
「クラン用家具とは、クランの本拠地または、支部に設置すると、クランバフを発生させる家具のことです。クラン用の家具についているクランバフには、2種類あります。1つめは、設置バフです。これは、家具を設置することで得られるバフのことです。特定のステータスを伸ばすものや、何かの効果を増幅させるもの、何かのデメリットを軽減するものなど様々な設置バフがあります。もう1つは、使用バフです。使用バフは、その家具を使用したタイミングや、使用中に発生するバフです。使用中に断続的にHPやMPを回復するもの、使用から数分間ステータスをあげるもの、使用中にのみ特定のスキルを付与するものなど様々な使用バフがあります。クラン用家具は、通常の家具よりも値段が張るので、クランの家具を通常の家具にするクランなどもあります。通常の何のバフもついていない家具も、クランに設置することはできます」
どうやら説明が終わったらしい。
こういう説明の終わりのタイミングをつかむのって難しいよね。
それにしても、クランバフって、家具についているんだ。
他にもあるのかもしれないけど、家具にバフがついているなんて意外だな。
面白い制度だな。
今まで静かにしていたコルドとローズが話し出した。
「そうなんですね!」
「家具にバフがついているなんて知らなかったわ」
俺ぐらい最初からマージュさんと話してくれればよかったのに。
俺1人に話を任せず、もっと早く会話に参加すればよかったのに。
そんなことは置いておいて、俺は、本題に入った。
「おすすめの家具とかはありますか?」
「お客様に会ったものをおすすめしたいので、少しお客様の情報をいただきたいです。どのような方針のクランでしょうか? 戦闘系でしょうか? それとも生産系でしょうか? それによって、おすすめは異なります」
質問をしたと思ったら、質問が帰ってきた。
俺は、クランの方針を思い出しつつマージュさんの言わんとすることを察しながら言った。
「うちは、何でもするようなクランです」
「そうだな!」
「そうとしか言い様がないわね」
マージュさんは、続いてもう1つ質問してきた。
「総合的にやっていくクランですか、わかりました。もう1つ。クランの家具は何を重視しますか? バフの効果でしょうか? デザインでしょうか? 使い心地でしょうか?」
それは考えていなかったな。
俺的には使い心地だな。
家具は安くない買い物だろうし、これからずっと使っていくものなら、使い心地を一番に考えたいな。
これは勝手に答えるものじゃないから、2人に話を振った。
「何を重視する?」
まず、コルドが、「はいはい」と手を上げていった。
「やっぱりバフ効果じゃないか?! せっかくクランバフを上昇させる称号『最古の』を取ったんだから、バフ効果が良いと思うぞ!」
「それもそうだと思うわ。でも、やっぱりデザインは大事よ」
ローズのつくった流れに乗って、自分の意見を言う。
「俺も、コルドの意見に納得できる。だけど、使い心地は大切だぞ」
続いて、デザイン派のローズが真剣な顔で言った。
「私は、デザイン派よ。やっぱり普段から目にするものなら、良いデザインのものが良いわ。そっちの方が、日々テンションが上がると思うの」
ローズの意見にも共感しつつ、自分の意見もねじ込んでいく。
「2人の意見は両方納得できる。だけど、やっぱり使い心地はかなり大切だぞ」
「ローズの言っていることもわかる! だが、バフがいいと思うぞ!」
コルドも同じようなことをしていた。
俺は、満を持して、意見を言った。
「俺は、使い心地だな。家具は、日常的に使うものなんだから、使い心地を一番こだわりたいな」
「2人の意見もその通りだ! だけどやっぱり、バフが良いと思う!」
「オクツの言っていることはその通りだわ。だけど、デザインって大切なのよ」
2人が予想通り、俺の意見に納得しつつも自分の意見をねじ込んできた。
俺たち3人はお互い全く引かない。
ここまで3人共が引かないことは珍しいな。
いつもなら、どれぐらいの熱意なのかを察して、確固たる意思がない人から引いていくから、こういうことはかなり珍しいな。
3人の間で、火花が散りそうになったところで、マージュさんが「まぁまぁ」と俺たちを落ち着かせるようなジェスチャーをしながら、言った。
「それなら、バフ効果でおすすめなもの、デザインでおすすめなもの、使い心地でおすすめなものをそれぞれ紹介しますので、見てから判断するのはどうでしょうか?」
それは良いな。
商品を見てから良いものを買えばいいんだよな。
全部が満足いくものを買えばいいんだ。
俺たちは、さっきまで1歩も引かなかったのを速攻で手のひら返しをし、声をそろえていった。
「「「それでお願いします!」」」
「じゃあ、紹介をしますね」
そう言って、マージュさんは椅子から立ち上がった。
20
「いいね」「お気に入り登録」「しおり」などもお願いします!感想も書いていただけると嬉しいです。
お気に入りに追加
50
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

ビースト・オンライン 〜追憶の道しるべ。操作ミスで兎になった俺は、仲間の記憶を辿り世界を紐解く〜
八ッ坂千鶴
SF
普通の高校生の少年は高熱と酷い風邪に悩まされていた。くしゃみが止まらず学校にも行けないまま1週間。そんな彼を心配して、母親はとあるゲームを差し出す。
そして、そのゲームはやがて彼を大事件に巻き込んでいく……!
※感想は私のXのDMか小説家になろうの感想欄にお願いします。小説家になろうの感想は非ログインユーザーでも記入可能です。
VRゲームでも身体は動かしたくない。
姫野 佑
SF
多種多様な武器やスキル、様々な【称号】が存在するが職業という概念が存在しない<Imperial Of Egg>。
古き良きPCゲームとして稼働していた<Imperial Of Egg>もいよいよ完全没入型VRMMO化されることになった。
身体をなるべく動かしたくないと考えている岡田智恵理は<Imperial Of Egg>がVRゲームになるという発表を聞いて気落ちしていた。
しかしゲーム内の親友との会話で落ち着きを取り戻し、<Imperial Of Egg>にログインする。
当作品は小説家になろう様で連載しております。
章が完結次第、一日一話投稿致します。

後輩と一緒にVRMMO!~弓使いとして精一杯楽しむわ~
夜桜てる
SF
世界初の五感完全没入型VRゲームハードであるFUTURO発売から早二年。
多くの人々の希望を受け、遂に発売された世界初のVRMMO『Never Dream Online』
一人の男子高校生である朝倉奈月は、後輩でありβ版参加勢である梨原実夜と共にNDOを始める。
主人公が後輩女子とイチャイチャしつつも、とにかくVRゲームを楽しみ尽くす!!
小説家になろうからの転載です。

【完結】デスペナのないVRMMOで一度も死ななかった生産職のボクは最強になりました。
鳥山正人
ファンタジー
デスペナのないフルダイブ型VRMMOゲームで一度も死ななかったボク、三上ハヤトがノーデスボーナスを授かり最強になる物語。
鍛冶スキルや錬金スキルを使っていく、まったり系生産職のお話です。
まったり更新でやっていきたいと思っていますので、よろしくお願いします。
「DADAN WEB小説コンテスト」1次選考通過しました。
戦国時代の武士、VRゲームで食堂を開く
オイシイオコメ
SF
奇跡の保存状態で頭部だけが発見された戦国時代の武士、虎一郎は最新の技術でデータで復元され、VRゲームの世界に甦った。
しかし甦った虎一郎は何をして良いのか分からず、ゲーム会社の会長から「畑でも耕してみたら」と、おすすめされ畑を耕すことに。
農業、食堂、バトルのVRMMOコメディ!
※この小説はサラッと読めるように名前にルビを多めに振ってあります。

VRMMO~鍛治師で最強になってみた!?
ナイム
ファンタジー
ある日、友人から進められ最新フルダイブゲーム『アンリミテッド・ワールド』を始めた進藤 渚
そんな彼が友人たちや、ゲーム内で知り合った人たちと協力しながら自由気ままに過ごしていると…気がつくと最強と呼ばれるうちの一人になっていた!?

最前線攻略に疲れた俺は、新作VRMMOを最弱職業で楽しむことにした
水の入ったペットボトル
SF
これまであらゆるMMOを最前線攻略してきたが、もう俺(大川優磨)はこの遊び方に満足してしまった。いや、もう楽しいとすら思えない。
ゲームは楽しむためにするものだと思い出した俺は、新作VRMMOを最弱職業『テイマー』で始めることに。
βテストでは最弱職業だと言われていたテイマーだが、主人公の活躍によって評価が上がっていく?
そんな周りの評価など関係なしに、今日も主人公は楽しむことに全力を出す。
この作品は「カクヨム」様、「小説家になろう」様にも掲載しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる