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『ビッグラビット』周回開始!1戦目から10戦目
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ただいまの時刻、8時40分。
まだまだ、朝と言っていい時間帯。
俺たちは、『ビッグラビット』のいた場所へと来ていた。
前回ここに来たときよりも短い時間でここまでこれた。
道中の魔物を無視して全力疾走したのがよかったのだろう。
3人とも昨日からAGIが上がっていたので、素早く走ることができた。
俺たちは今、昨日何度も見たウィンドウの前に立っている。
”『ビッグラビット』に再挑戦しますか?
はい/いいえ
※このウィンドウは、既に『ビッグラビット』を討伐した人にのみ表示されています。”
「じゃあ、まずは全力で行ってみよう!」
「「はーい!」」
そう言って、俺たちは”はい”を押した。
すると、10歩先ぐらいの位置に『ビッグラビット』が出現した。
俺たちは、各々、声かけもなく行動した。
まず、俺とコルドが素早く前に出て、ローズは若干後ろに下がった。
前に出る間にいくつかのスキルの発動をしておく。
接敵するその瞬間、様々なバフの乗った『ソードアタック』を『ビッグラビット』にぶつけた。
41ダメージ
『チャージ』とか『生命変換』高火力Skillもちゃんと使っておけばよかったな。
戦いの火蓋が切って落とされた。
戦闘は10分強も続いた。
昨日からスキルも増えているし、能力値も上がっているし、余裕で最高記録を更新するかと思ったら、そうでもなかった。
結果は14分12秒23。
最速記録から30秒以上も遅れる結果となった。
ステータスが上がるよりも、なれて作業的にこなせるようになる方が、速いのだろう。
1日ぶりの『ビッグラビット』戦は、ある程度挙動を覚えてはいたが、細部までは覚え切れていなかったため、無駄な動作が多かった。それでもステータスが上がっているから、火力で押し切ることができた。
ということは、これから再び『ビッグラビット』との戦闘に慣れれば、確実に最速は狙えそうだ。昨日以上の火力に、昨日以上の慣れがあれば最速がとれそうだな。
ただ戦うだけだと飽きそうだったので、自分の中で最速を目指すという目標を立てて、『ビッグラビット』周回を楽しむことにした。
あ、そういえば、ついでにレベルも上がった。
「あ、レベル上がった!」
「俺も上がった!」
コルドも上がったみたいだ。
コルドは、昨日の個人行動の時間に狩りをしていたから経験値がたまっていたのだろう。
「いいなぁ。私はまだ上がってないわ」
ローズと俺たちの経験値差なんてわずかなものだろうから、もうちょっとでレベルアップするだろう。
「スキルレベルは、上がったか?」
2人は自信ありげに言った。
「それは何個か上がったわ」
「俺も!」
2人は、いくつかのスキルで、スキルレベルが上がったみたいだ。
俺は、『器用貧乏』のせいなのか、それともLv.5以上は上がりにくいのかわからないが、1つのスキルもスキルレベルが上がらなかった。
次の戦闘で何かしらのスキルレベルが上がるといいな。
「BP振り分けたら次の1戦行くぞ!」
「「はーい!」」
俺とコルドは、パパッとBPを振り分けた。
振り分け終わったことを確認すると、ウィンドウの場所に戻ってきた。
「じゃあ、2戦目!」
「「2戦目!」」
そう言って、再び”はい”をタップした。
するとすぐに『ビッグラビット』がある程度離れた場所に現れた。
それからは、さっきと同じように俺とコルドは前に出て、ローズは後ろに下がった。
そしてまもなく接敵して、戦闘が始まった。
2回目の戦闘は、『ビッグラビット』と戦う感覚を取り戻したのか、とてもリズミカルにスピーディーに進んでいった。
レベルが上がって、俺とコルドの火力が底上げされて、3人の動きに無駄がなくなってきたこともあり、13分12秒11で最速記録を出すことができた。
13秒近くも更新することができた。
これはうれしいな。
これから周回をしていくのだし、何度も戦っていけば、もっといい記録が出るのだろう。
記録は更新されたけれど、スキルレベルは1つも上がらなかった。
俺が、スキルレベルが1つも上がらず少しだけふてくされていると、ローズがうれしそうに言った。
「レベルが上がったわ!」
「よかったな。さっき上がったばっかりだし、俺は次のレベルまでは時間がかかりそうだな」
「俺も! スキルレベル上がったからよし!」
コルドはスキルレベルが上がったものがあるらしい。
羨ましいな。
「ローズがBP振り分けたら次の1戦行くぞ!」
「「はーい!」」
俺たちは、ローズがBPを振り分けるのを待って、再びウィンドウの前に来た、
「じゃあ、3戦目!」
「「3戦目!」」
そう言いながら、先ほどと同じように”はい”をタップした。
見慣れた『ビッグラビット』が現れて、俺たちは臨戦態勢を取った。
『ビッグラビット』とすぐに接敵し、戦闘が始まった。
3回目の戦闘は、快調そのものだった。
タイミングよく攻撃が決まったり、ここぞと言うところでクリティカルが出たりと、上振れまくっていた。
それにどんどん上がっていく火力。これで、新記録が出ないわけもなく。
最速討伐記録12分14秒24をたたき出した。
1分近い記録の更新。
1分も違えば、『ビッグラビット』との戦闘10回分で、1回分ぐらいの違いが出てくる。
それはめちゃくちゃ大きな差だ。
効率が全然変わってくる。
この調子でいけば、10踏ん切りも夢ではないんじゃないかな?
そして、もう1つうれしいことがあった。
なんと、『生命変換』と『深呼吸』のスキルレベルが上がったのだ。
スキルレベルが上がるのは、レベルが上がるのと同じぐらい気分がいいな。
「スキルレベルが上がったわ!」
「俺も!」
「俺もあがったぞ!」
そのテンションのまま、ウィンドウの前に立つ。
「じゃあ、4戦目!」
「「4戦目!」」
今度は、コルドの温度で”はい”をタップし、『ビッグラビット』が出現した。
素早く動き出し、テンション高く、コンディションよく戦闘が始まった。
4戦目は、うまくクリティカルが入らず苦労する場面もあったが、スピーディーに討伐できた。
記録は12分46秒00と、新記録こそ出せなかったけれど、12分台は出せている。
ここにクリティカルがある程度加われば、11分台が目指せるだろう。
だんだんと作業感が出てきた。
戦闘後の会話もなく、次の戦闘に入るためにウィンドウの前に無言で集まってきた。
言葉はないが雰囲気が悪いわけではなく、淡々とこなすモードに入っているだけだろう。
「次々行くぞ! 5戦目!」
「「5戦目!」」
そして、自分の中で意識が、戦闘を純粋に楽しむモードから、いかに効率よくいかに早く敵を倒すのかの作業モードに切り替わった。
淡々と作業するかのように、声をかけるでもなく各自が動いていく。
それを繰り返して、10戦目が終わった。
最速の記録は、8戦目に出した10分58秒87。ギリギリ10分台に乗せることができた。
最遅は、7戦目に出した17分12秒23。ミスが2つ3つ重なって、立て直すのに時間を有してしまった。
まぁ、集中力が切れてミスをしてしまうのは仕方ないとすぐに切り替えられてよかった。
5戦目から10戦目の間に、スキルレベルも何個か上げることができたが、レベルはまだ上がっていない。
レベルを上げるのが始まりの町周辺では、相当大変になってきてるなぁ。
10戦もやったら少し集中力が落ちてきたので、いったん休憩をすることにした。
「10戦終わったし、1回休憩しよう」
「「りょうかーい」」
俺たちは、地面に座り、ステータスを眺めつつ雑談を始めた。
まだまだ、朝と言っていい時間帯。
俺たちは、『ビッグラビット』のいた場所へと来ていた。
前回ここに来たときよりも短い時間でここまでこれた。
道中の魔物を無視して全力疾走したのがよかったのだろう。
3人とも昨日からAGIが上がっていたので、素早く走ることができた。
俺たちは今、昨日何度も見たウィンドウの前に立っている。
”『ビッグラビット』に再挑戦しますか?
はい/いいえ
※このウィンドウは、既に『ビッグラビット』を討伐した人にのみ表示されています。”
「じゃあ、まずは全力で行ってみよう!」
「「はーい!」」
そう言って、俺たちは”はい”を押した。
すると、10歩先ぐらいの位置に『ビッグラビット』が出現した。
俺たちは、各々、声かけもなく行動した。
まず、俺とコルドが素早く前に出て、ローズは若干後ろに下がった。
前に出る間にいくつかのスキルの発動をしておく。
接敵するその瞬間、様々なバフの乗った『ソードアタック』を『ビッグラビット』にぶつけた。
41ダメージ
『チャージ』とか『生命変換』高火力Skillもちゃんと使っておけばよかったな。
戦いの火蓋が切って落とされた。
戦闘は10分強も続いた。
昨日からスキルも増えているし、能力値も上がっているし、余裕で最高記録を更新するかと思ったら、そうでもなかった。
結果は14分12秒23。
最速記録から30秒以上も遅れる結果となった。
ステータスが上がるよりも、なれて作業的にこなせるようになる方が、速いのだろう。
1日ぶりの『ビッグラビット』戦は、ある程度挙動を覚えてはいたが、細部までは覚え切れていなかったため、無駄な動作が多かった。それでもステータスが上がっているから、火力で押し切ることができた。
ということは、これから再び『ビッグラビット』との戦闘に慣れれば、確実に最速は狙えそうだ。昨日以上の火力に、昨日以上の慣れがあれば最速がとれそうだな。
ただ戦うだけだと飽きそうだったので、自分の中で最速を目指すという目標を立てて、『ビッグラビット』周回を楽しむことにした。
あ、そういえば、ついでにレベルも上がった。
「あ、レベル上がった!」
「俺も上がった!」
コルドも上がったみたいだ。
コルドは、昨日の個人行動の時間に狩りをしていたから経験値がたまっていたのだろう。
「いいなぁ。私はまだ上がってないわ」
ローズと俺たちの経験値差なんてわずかなものだろうから、もうちょっとでレベルアップするだろう。
「スキルレベルは、上がったか?」
2人は自信ありげに言った。
「それは何個か上がったわ」
「俺も!」
2人は、いくつかのスキルで、スキルレベルが上がったみたいだ。
俺は、『器用貧乏』のせいなのか、それともLv.5以上は上がりにくいのかわからないが、1つのスキルもスキルレベルが上がらなかった。
次の戦闘で何かしらのスキルレベルが上がるといいな。
「BP振り分けたら次の1戦行くぞ!」
「「はーい!」」
俺とコルドは、パパッとBPを振り分けた。
振り分け終わったことを確認すると、ウィンドウの場所に戻ってきた。
「じゃあ、2戦目!」
「「2戦目!」」
そう言って、再び”はい”をタップした。
するとすぐに『ビッグラビット』がある程度離れた場所に現れた。
それからは、さっきと同じように俺とコルドは前に出て、ローズは後ろに下がった。
そしてまもなく接敵して、戦闘が始まった。
2回目の戦闘は、『ビッグラビット』と戦う感覚を取り戻したのか、とてもリズミカルにスピーディーに進んでいった。
レベルが上がって、俺とコルドの火力が底上げされて、3人の動きに無駄がなくなってきたこともあり、13分12秒11で最速記録を出すことができた。
13秒近くも更新することができた。
これはうれしいな。
これから周回をしていくのだし、何度も戦っていけば、もっといい記録が出るのだろう。
記録は更新されたけれど、スキルレベルは1つも上がらなかった。
俺が、スキルレベルが1つも上がらず少しだけふてくされていると、ローズがうれしそうに言った。
「レベルが上がったわ!」
「よかったな。さっき上がったばっかりだし、俺は次のレベルまでは時間がかかりそうだな」
「俺も! スキルレベル上がったからよし!」
コルドはスキルレベルが上がったものがあるらしい。
羨ましいな。
「ローズがBP振り分けたら次の1戦行くぞ!」
「「はーい!」」
俺たちは、ローズがBPを振り分けるのを待って、再びウィンドウの前に来た、
「じゃあ、3戦目!」
「「3戦目!」」
そう言いながら、先ほどと同じように”はい”をタップした。
見慣れた『ビッグラビット』が現れて、俺たちは臨戦態勢を取った。
『ビッグラビット』とすぐに接敵し、戦闘が始まった。
3回目の戦闘は、快調そのものだった。
タイミングよく攻撃が決まったり、ここぞと言うところでクリティカルが出たりと、上振れまくっていた。
それにどんどん上がっていく火力。これで、新記録が出ないわけもなく。
最速討伐記録12分14秒24をたたき出した。
1分近い記録の更新。
1分も違えば、『ビッグラビット』との戦闘10回分で、1回分ぐらいの違いが出てくる。
それはめちゃくちゃ大きな差だ。
効率が全然変わってくる。
この調子でいけば、10踏ん切りも夢ではないんじゃないかな?
そして、もう1つうれしいことがあった。
なんと、『生命変換』と『深呼吸』のスキルレベルが上がったのだ。
スキルレベルが上がるのは、レベルが上がるのと同じぐらい気分がいいな。
「スキルレベルが上がったわ!」
「俺も!」
「俺もあがったぞ!」
そのテンションのまま、ウィンドウの前に立つ。
「じゃあ、4戦目!」
「「4戦目!」」
今度は、コルドの温度で”はい”をタップし、『ビッグラビット』が出現した。
素早く動き出し、テンション高く、コンディションよく戦闘が始まった。
4戦目は、うまくクリティカルが入らず苦労する場面もあったが、スピーディーに討伐できた。
記録は12分46秒00と、新記録こそ出せなかったけれど、12分台は出せている。
ここにクリティカルがある程度加われば、11分台が目指せるだろう。
だんだんと作業感が出てきた。
戦闘後の会話もなく、次の戦闘に入るためにウィンドウの前に無言で集まってきた。
言葉はないが雰囲気が悪いわけではなく、淡々とこなすモードに入っているだけだろう。
「次々行くぞ! 5戦目!」
「「5戦目!」」
そして、自分の中で意識が、戦闘を純粋に楽しむモードから、いかに効率よくいかに早く敵を倒すのかの作業モードに切り替わった。
淡々と作業するかのように、声をかけるでもなく各自が動いていく。
それを繰り返して、10戦目が終わった。
最速の記録は、8戦目に出した10分58秒87。ギリギリ10分台に乗せることができた。
最遅は、7戦目に出した17分12秒23。ミスが2つ3つ重なって、立て直すのに時間を有してしまった。
まぁ、集中力が切れてミスをしてしまうのは仕方ないとすぐに切り替えられてよかった。
5戦目から10戦目の間に、スキルレベルも何個か上げることができたが、レベルはまだ上がっていない。
レベルを上げるのが始まりの町周辺では、相当大変になってきてるなぁ。
10戦もやったら少し集中力が落ちてきたので、いったん休憩をすることにした。
「10戦終わったし、1回休憩しよう」
「「りょうかーい」」
俺たちは、地面に座り、ステータスを眺めつつ雑談を始めた。
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