39 / 114
2日目の自由行動その5 料理人、天野さんとの雑談と食事
しおりを挟む
スープを机に置いた。
張りつめた緊張感が、やっと緩まった。
スープがまず席に着き、その後に天野さんが席に着いた。
俺はその後に、天野さんが座った席の正面に座る。
俺は手を合わせて、言った。
「いたただきます!!」
「召し上がれ!」
俺はスープを一口飲む。
湯気がかなり顔に当たる。
すごくおいしい。
正直、母の料理なんて日にならないくらい美味しい。
これは何かしらの補正が働いてるのかな?
それとも、天野さんの料理の腕が、すごいのかな?
だけど、ちょっと熱い。湯気がむくむく出ているようなスープだから、熱い。
でも、APOの中での最初の食事は最高な思い出になるな!そう直感が言っている。
俺が感動に浸っていると、天野さんが申し訳なさそうに、告げた。
「ごめんね。料理に箸とかが必要なのを言い忘れてたね。ハイこれ!本当は、料理を買うときについでにお勧めするんだけど、今回は私が忘れちゃってたから、あげる!はい、箸どうぞ!」
確かに箸がない。
なんで気づかなかったんだろう?
確かに、露店には、料理が並んでいる脇に箸とかスプーンが小さな山積みになっていた。
その光景を思い出すことはできる。
ということは、買い物の時の俺は少なくとも、箸の存在を認識していたはずなのに。
俺はこの具だくさんのスープをどうやって飲み切ろうとしてたんだろう?
買った時に箸を渡されなくて、なんで疑問を持たなかったんだろう?
ゲームだからなんとかなるとか無意識下で思っていたのかもしれない。
俺は、天野さんから箸を受け取った。
受け取った箸を持ちスープを飲む前に、俺はふと気になったことがあったので、天野さんに聞いてみた。
「箸が別売りってことは、箸は原価のある物ってことですよね?もしかして、このスープの皿もお金がかかってるんですか?」
箸も、皿も金がかかっていたら、あの値段に抑えるのはどうやっても無理なんじゃないだろうか?
どうやっているんだろう?
天野さんはすぐに答えてくれた。
「皿は大丈夫だよ。ポーションとかも、瓶は作業場で何故か無料で使えるでしょ?それと一緒で、皿は、作業場で無料で使えるのね」
あぁ、確かにそうだ。
そもそも、作業場で無料で瓶がもらえるのも、よく考えると不思議だな。
これこそが、ゲームだから!ってやつなんだろうか?
箸などは、無料で作業場でもらえるものの対象外なんだな。それもまた不思議なもんだ。
もしかして、木工職人とかに対する救済処置とかそういうことなんだろうか?
俺は箸を持たずに、天野さんとの会話を続ける。
食欲よりも知識欲が勝ってしまっている。
「そうなんですか。確かにそうですねポーションとか、瓶代がかかってたら使い捨てさせないですもんね」
「でも、何故か箸とかスプーンとか、皿以外のものは別らしいんよね。だから、ミヤネちゃんの知り合いの木工職人を紹介してもらって、結構な量の箸とかを作ってもらってるのね。これが意外と値段しちゃうのよね」
「不思議ですね。システムの判定って言って謎ですね」
俺の意識からスープという存在が外れかけたその時、俺が箸を持たずに会話をしているのを見て、天野さんは気を使ってくれた。
「口に物を入れたまま話さないなら、会話しながら食べていいわよ」
そう言ってもらったので、俺は箸を持ちスープを飲みながら話をする。
会話に専念していた時間で湯気が収まって、ちょうどいい温度のスープになっていた。
箸を使うことで、初めて食べることのできた具材たちは、スープの味がしみ込んでいてとてもおいしかった。
俺が再び具だくさんスープを堪能するのを十分待ってから、天野さんが話し出した。
「あんたも、昨日からAPOを始めたの?」
天野さんの質問に答えるため、スープを飲むのを一時中断する。
会話のテンポが少し悪くなってしまって申し訳ない。
「そうです!天野さんも昨日からですか?」
「そうだよ!」
天野さんも昨日からプレイ組なのか。
ミヤネさんと親しそうな感じがあるから、βテスターなのかと思ってた。
それにこの料理の腕前だし。
「ソフトはどうやって手に入れましたか?予約の抽選に当たったんですか?俺は、知り合いからもらいました。」
あの抽選を勝ち抜いてきた猛者なのかと思い、質問をしてみる。
質問をしている間は、スープを飲む気になれないから、やっぱり箸が止まる。
「地元のでかいショッピングモールの感謝祭の応募企画の景品だったんだよ!その感謝祭の景品の2等が、金券だったから応募したら、APOが当たっちゃったから、始めて見たんだよ!あとから、予約の倍率とかを見て倒れそうになったよ!」
へぇ、景品かぁ。
景品にAPOがある応募企画ってすごく豪華だな。
確かに天野さんはゲーマーって雰囲気がしないな。
いろんなゲームをやっているようなタイプではないんだろう。
「あの倍率を潜り抜けてきた人達、すごいですよね。当たる気がしない倍率してましたもんね!」
「そうだね!オクツは、なんで剣士にしたんだ?」
俺は、今度は質問に答える側になった。
これ、案外スープを飲んでる時間がないぞ。
「いろんなところに戦いながら冒険してみたいって気持ちと、一緒に始めた友達との職業の兼ね合いで、剣士になりました」
「そうなんだね!私は、戦闘職とか考えられなかったね!」
今度は同じ質問を返す。
「天野さんは、なんで料理人にしたんですか?」
たぶん、スープを取るならここだ!!
俺はなんとかスープを飲みながら、天野さんの話しを聞く。
「現実じゃ高くて買えないような食材とか、現実にはない食材とかを使って料理がしてみたくなったからね!戦闘職をする度胸もやる気もなかったし、だけどものづくりとか細かいことは性に合わないしね!」
会話と会話の間や、天野さんが話しているときなどに少しずつスープを飲んでいき、無事、飲み切ることができた。
もちろん、味わいながら大切に飲んだよ。
めっちゃおいしかったし。
スープを飲んでいる間は、少し会話のテンポがよくなかったのは申し訳ない。
スープがおいしすぎて、ワンテンポ遅れるんだよ!!
箸をおいて、本格的に雑談だけに集中する。
俺は、天野さんに気になっていたことを聞く。
「ミヤネさんとは、昨日知り合ったんですか?」
「そうだね!昨日からいろんなものを教えてもらってるよ!それにいろんな人に私の露店を紹介してくれているらしいし、ミヤネちゃんには感謝しかないね!!」
へぇ、ミヤネさん、そんなこともしてたんだ。
βテスターの鏡だな。
「なんか、すごくミヤネさんらしいですね」
今度は、同じ質問が天野さんから返ってきた。
「オクツも、昨日、ミヤネちゃんと知り合ったの?」
「そうです!会計の時に商品と一緒にフレンドコード渡されてめっちゃ驚きました!」
「その強引な感じ、ミヤネちゃんらしいね!私も最初は遠慮してたんだけど、ミヤネちゃんが有無を言わさずどんどんおせっかいをやいてくれたんだよ!」
ミヤネさんの話題で盛り上がっていく。
「そうなんですね」
ミヤネさんの話題で盛り上がっていたところに、天野さんが思い出したかのように、味の感想を聞いてきた。
すごい話題の方向転換!
あの盛り上がりはなんだったんだろう?
「そうだ!どうだい?うちの料理は!」
俺は、全力でおいしさを伝えようとテンションを上げて、感想を伝える。
「すごくおいしいです。おいしいし、バフもかかるし、太らないしで最高ですね!!!」
「そんなに素直に褒めてもらうと、少し照れるね!!!」
天野さんが急に照れたように言った。
天野さんも照れるんだな。
天野さんとの雑談を楽しんでいると、露店の正面の方から、聞きなれた良く通る声が聞こえた。
「あ!オクツ!!えっと…そちらの方は、どなた?」
張りつめた緊張感が、やっと緩まった。
スープがまず席に着き、その後に天野さんが席に着いた。
俺はその後に、天野さんが座った席の正面に座る。
俺は手を合わせて、言った。
「いたただきます!!」
「召し上がれ!」
俺はスープを一口飲む。
湯気がかなり顔に当たる。
すごくおいしい。
正直、母の料理なんて日にならないくらい美味しい。
これは何かしらの補正が働いてるのかな?
それとも、天野さんの料理の腕が、すごいのかな?
だけど、ちょっと熱い。湯気がむくむく出ているようなスープだから、熱い。
でも、APOの中での最初の食事は最高な思い出になるな!そう直感が言っている。
俺が感動に浸っていると、天野さんが申し訳なさそうに、告げた。
「ごめんね。料理に箸とかが必要なのを言い忘れてたね。ハイこれ!本当は、料理を買うときについでにお勧めするんだけど、今回は私が忘れちゃってたから、あげる!はい、箸どうぞ!」
確かに箸がない。
なんで気づかなかったんだろう?
確かに、露店には、料理が並んでいる脇に箸とかスプーンが小さな山積みになっていた。
その光景を思い出すことはできる。
ということは、買い物の時の俺は少なくとも、箸の存在を認識していたはずなのに。
俺はこの具だくさんのスープをどうやって飲み切ろうとしてたんだろう?
買った時に箸を渡されなくて、なんで疑問を持たなかったんだろう?
ゲームだからなんとかなるとか無意識下で思っていたのかもしれない。
俺は、天野さんから箸を受け取った。
受け取った箸を持ちスープを飲む前に、俺はふと気になったことがあったので、天野さんに聞いてみた。
「箸が別売りってことは、箸は原価のある物ってことですよね?もしかして、このスープの皿もお金がかかってるんですか?」
箸も、皿も金がかかっていたら、あの値段に抑えるのはどうやっても無理なんじゃないだろうか?
どうやっているんだろう?
天野さんはすぐに答えてくれた。
「皿は大丈夫だよ。ポーションとかも、瓶は作業場で何故か無料で使えるでしょ?それと一緒で、皿は、作業場で無料で使えるのね」
あぁ、確かにそうだ。
そもそも、作業場で無料で瓶がもらえるのも、よく考えると不思議だな。
これこそが、ゲームだから!ってやつなんだろうか?
箸などは、無料で作業場でもらえるものの対象外なんだな。それもまた不思議なもんだ。
もしかして、木工職人とかに対する救済処置とかそういうことなんだろうか?
俺は箸を持たずに、天野さんとの会話を続ける。
食欲よりも知識欲が勝ってしまっている。
「そうなんですか。確かにそうですねポーションとか、瓶代がかかってたら使い捨てさせないですもんね」
「でも、何故か箸とかスプーンとか、皿以外のものは別らしいんよね。だから、ミヤネちゃんの知り合いの木工職人を紹介してもらって、結構な量の箸とかを作ってもらってるのね。これが意外と値段しちゃうのよね」
「不思議ですね。システムの判定って言って謎ですね」
俺の意識からスープという存在が外れかけたその時、俺が箸を持たずに会話をしているのを見て、天野さんは気を使ってくれた。
「口に物を入れたまま話さないなら、会話しながら食べていいわよ」
そう言ってもらったので、俺は箸を持ちスープを飲みながら話をする。
会話に専念していた時間で湯気が収まって、ちょうどいい温度のスープになっていた。
箸を使うことで、初めて食べることのできた具材たちは、スープの味がしみ込んでいてとてもおいしかった。
俺が再び具だくさんスープを堪能するのを十分待ってから、天野さんが話し出した。
「あんたも、昨日からAPOを始めたの?」
天野さんの質問に答えるため、スープを飲むのを一時中断する。
会話のテンポが少し悪くなってしまって申し訳ない。
「そうです!天野さんも昨日からですか?」
「そうだよ!」
天野さんも昨日からプレイ組なのか。
ミヤネさんと親しそうな感じがあるから、βテスターなのかと思ってた。
それにこの料理の腕前だし。
「ソフトはどうやって手に入れましたか?予約の抽選に当たったんですか?俺は、知り合いからもらいました。」
あの抽選を勝ち抜いてきた猛者なのかと思い、質問をしてみる。
質問をしている間は、スープを飲む気になれないから、やっぱり箸が止まる。
「地元のでかいショッピングモールの感謝祭の応募企画の景品だったんだよ!その感謝祭の景品の2等が、金券だったから応募したら、APOが当たっちゃったから、始めて見たんだよ!あとから、予約の倍率とかを見て倒れそうになったよ!」
へぇ、景品かぁ。
景品にAPOがある応募企画ってすごく豪華だな。
確かに天野さんはゲーマーって雰囲気がしないな。
いろんなゲームをやっているようなタイプではないんだろう。
「あの倍率を潜り抜けてきた人達、すごいですよね。当たる気がしない倍率してましたもんね!」
「そうだね!オクツは、なんで剣士にしたんだ?」
俺は、今度は質問に答える側になった。
これ、案外スープを飲んでる時間がないぞ。
「いろんなところに戦いながら冒険してみたいって気持ちと、一緒に始めた友達との職業の兼ね合いで、剣士になりました」
「そうなんだね!私は、戦闘職とか考えられなかったね!」
今度は同じ質問を返す。
「天野さんは、なんで料理人にしたんですか?」
たぶん、スープを取るならここだ!!
俺はなんとかスープを飲みながら、天野さんの話しを聞く。
「現実じゃ高くて買えないような食材とか、現実にはない食材とかを使って料理がしてみたくなったからね!戦闘職をする度胸もやる気もなかったし、だけどものづくりとか細かいことは性に合わないしね!」
会話と会話の間や、天野さんが話しているときなどに少しずつスープを飲んでいき、無事、飲み切ることができた。
もちろん、味わいながら大切に飲んだよ。
めっちゃおいしかったし。
スープを飲んでいる間は、少し会話のテンポがよくなかったのは申し訳ない。
スープがおいしすぎて、ワンテンポ遅れるんだよ!!
箸をおいて、本格的に雑談だけに集中する。
俺は、天野さんに気になっていたことを聞く。
「ミヤネさんとは、昨日知り合ったんですか?」
「そうだね!昨日からいろんなものを教えてもらってるよ!それにいろんな人に私の露店を紹介してくれているらしいし、ミヤネちゃんには感謝しかないね!!」
へぇ、ミヤネさん、そんなこともしてたんだ。
βテスターの鏡だな。
「なんか、すごくミヤネさんらしいですね」
今度は、同じ質問が天野さんから返ってきた。
「オクツも、昨日、ミヤネちゃんと知り合ったの?」
「そうです!会計の時に商品と一緒にフレンドコード渡されてめっちゃ驚きました!」
「その強引な感じ、ミヤネちゃんらしいね!私も最初は遠慮してたんだけど、ミヤネちゃんが有無を言わさずどんどんおせっかいをやいてくれたんだよ!」
ミヤネさんの話題で盛り上がっていく。
「そうなんですね」
ミヤネさんの話題で盛り上がっていたところに、天野さんが思い出したかのように、味の感想を聞いてきた。
すごい話題の方向転換!
あの盛り上がりはなんだったんだろう?
「そうだ!どうだい?うちの料理は!」
俺は、全力でおいしさを伝えようとテンションを上げて、感想を伝える。
「すごくおいしいです。おいしいし、バフもかかるし、太らないしで最高ですね!!!」
「そんなに素直に褒めてもらうと、少し照れるね!!!」
天野さんが急に照れたように言った。
天野さんも照れるんだな。
天野さんとの雑談を楽しんでいると、露店の正面の方から、聞きなれた良く通る声が聞こえた。
「あ!オクツ!!えっと…そちらの方は、どなた?」
20
お気に入りに追加
40
あなたにおすすめの小説
VRゲームでも身体は動かしたくない。
姫野 佑
SF
多種多様な武器やスキル、様々な【称号】が存在するが職業という概念が存在しない<Imperial Of Egg>。
古き良きPCゲームとして稼働していた<Imperial Of Egg>もいよいよ完全没入型VRMMO化されることになった。
身体をなるべく動かしたくないと考えている岡田智恵理は<Imperial Of Egg>がVRゲームになるという発表を聞いて気落ちしていた。
しかしゲーム内の親友との会話で落ち着きを取り戻し、<Imperial Of Egg>にログインする。
当作品は小説家になろう様で連載しております。
章が完結次第、一日一話投稿致します。
春空VRオンライン ~島から出ない採取生産職ののんびり体験記~
滝川 海老郎
SF
新作のフルダイブVRMMOが発売になる。 最初の舞台は「チュートリ島」という小島で正式リリースまではこの島で過ごすことになっていた。
島で釣りをしたり、スライム狩りをしたり、探険したり、干物のアルバイトをしたり、宝探しトレジャーハントをしたり、のんびり、のほほんと、過ごしていく。
最前線攻略に疲れた俺は、新作VRMMOを最弱職業で楽しむことにした
水の入ったペットボトル
SF
これまであらゆるMMOを最前線攻略してきたが、もう俺(大川優磨)はこの遊び方に満足してしまった。いや、もう楽しいとすら思えない。
ゲームは楽しむためにするものだと思い出した俺は、新作VRMMOを最弱職業『テイマー』で始めることに。
βテストでは最弱職業だと言われていたテイマーだが、主人公の活躍によって評価が上がっていく?
そんな周りの評価など関係なしに、今日も主人公は楽しむことに全力を出す。
この作品は「カクヨム」様、「小説家になろう」様にも掲載しています。
転生したら貴族の息子の友人A(庶民)になりました。
襲
ファンタジー
〈あらすじ〉
信号無視で突っ込んできたトラックに轢かれそうになった子どもを助けて代わりに轢かれた俺。
目が覚めると、そこは異世界!?
あぁ、よくあるやつか。
食堂兼居酒屋を営む両親の元に転生した俺は、庶民なのに、領主の息子、つまりは貴族の坊ちゃんと関わることに……
面倒ごとは御免なんだが。
魔力量“だけ”チートな主人公が、店を手伝いながら、学校で学びながら、冒険もしながら、領主の息子をからかいつつ(オイ)、のんびり(できたらいいな)ライフを満喫するお話。
誤字脱字の訂正、感想、などなど、お待ちしております。
やんわり決まってるけど、大体行き当たりばったりです。
神速の冒険者〜ステータス素早さ全振りで無双する〜
FREE
ファンタジー
Glavo kaj Magio
通称、【GKM】
これは日本が初めて開発したフルダイブ型のVRMMORPGだ。
世界最大規模の世界、正確な動作、どれを取ってもトップレベルのゲームである。
その中でも圧倒的人気な理由がステータスを自分で決めれるところだ。
この物語の主人公[速水 光]は陸上部のエースだったが車との交通事故により引退を余儀なくされる。
その時このゲームと出会い、ステータスがモノを言うこの世界で【素早さ】に全てのポイントを使うことを決心する…
日本VS異世界国家! ー政府が、自衛隊が、奮闘する。
スライム小説家
SF
令和5年3月6日、日本国は唐突に異世界へ転移してしまった。
地球の常識がなにもかも通用しない魔法と戦争だらけの異世界で日本国は生き延びていけるのか!?
異世界国家サバイバル、ここに爆誕!
ビースト・オンライン 〜追憶の道しるべ。操作ミスで兎になった俺は、仲間の記憶を辿り世界を紐解く〜
八ッ坂千鶴
SF
普通の高校生の少年は高熱と酷い風邪に悩まされていた。くしゃみが止まらず学校にも行けないまま1週間。そんな彼を心配して、母親はとあるゲームを差し出す。
そして、そのゲームはやがて彼を大事件に巻き込んでいく……!
※感想は私のXのDMか小説家になろうの感想欄にお願いします。小説家になろうの感想は非ログインユーザーでも記入可能です。
勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!
よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です!
僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。
つねやま じゅんぺいと読む。
何処にでもいる普通のサラリーマン。
仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・
突然気分が悪くなり、倒れそうになる。
周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。
何が起こったか分からないまま、気を失う。
気が付けば電車ではなく、どこかの建物。
周りにも人が倒れている。
僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。
気が付けば誰かがしゃべってる。
どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。
そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。
想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。
どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。
一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・
ですが、ここで問題が。
スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・
より良いスキルは早い者勝ち。
我も我もと群がる人々。
そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。
僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。
気が付けば2人だけになっていて・・・・
スキルも2つしか残っていない。
一つは鑑定。
もう一つは家事全般。
両方とも微妙だ・・・・
彼女の名は才村 友郁
さいむら ゆか。 23歳。
今年社会人になりたて。
取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる