Alliance Possibility On-line~ロマンプレイのプレーヤーが多すぎる中で、普通にプレイしてたら最強になっていた~

百々 五十六

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寝るまで作戦会議 in初日の夜

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久:寝るまで作戦会議!!

涼:おぉ!!

華:”寝るまで作戦会議”ってなに?

久:今日の反省と、明日どうするのかを、寝落ちするまで作戦会議する場だよ!

涼:そうだったんだな!!

華:知らないのによくそんなに盛り上がれたわね

涼:ノリだな!!

久:じゃあ始めるよ!

涼:OK!!

華:いいわよ!

久:じゃあまず今日の反省をしよう。今日、どうだった?

涼:楽しかったぞ!!

華:そうね、すごく楽しかったわ!

久:俺も楽しかったぞ。うん、聞き方が悪かったな。今日の行動を振り返って、良かったところと、悪かったところはあるか?

涼:それなら、良かったところは、3人で合流して楽しくできたところじゃないか?!

久:ゲーム的に良かったところを教えて欲しいな。ゲームを進めていくうえで、上手く行ったところってあるか?

華:私は、狩りの仕方がよかったと思うわ。みんなでトレインしてきて、まとめて対処するのが、すごく経験値がおいしかったわ。

久:あの狩りは良かったな。あれのおかげで結構レベルアップできたな。

涼:ちゃんとAGIに振れたのがよかったんじゃないか? 周りを見るとSTRとかINTの極振りが多かった気がするぞ。町でものろのろ歩いてるやつが多かった!

華:確かに、極振りにしなかったのは良かったわね。久は何かないの?

久:俺は、こまめに街に帰って、装備の更新とかをしたのがよかったと思ってるぞ。

涼:確かに、アクセサリーとかのおかげで、いい動きができていた気がするぞ!!

久:後は、最後のいろいろなお使い系のクエストがよかったと思うぞ。あれのおかげで、ギルドレベルが6に上がったから。

華:まさか町の住民からのクエストを何個か受けないと、6に上がらないとは思ってなかったわ。

涼:あれはラッキーだったな。それよりも、ギルドレベルが6に上がったことで”他の町に行っても、ギルドの登録が引き継げる”ってやつの方がラッキーだったな!!

華:次の町に行くのはいつにする?

久:いつがいい?

涼:早く行きたいけど、まだ始まりの町でいいと思うぞ!! 少なくとも明日は。

華:確かにそうね。プレイヤーメイドのアイテムとかのこともあるし、今すぐ次の町に行っても不便かもしれないわね。

久:でも、最初に次の町に行ってみたくない?

涼:そうだね!! 行ってみたい!! 誰もプレイヤーがいない町を体験してみたい!!

華:攻略組ってやつかしら、楽しそうだわね。

久:じゃあ、出来る限り早めに行く感じでいい?

華:いいわ!!

涼:OK

久:次の町ってどうやって行くんだろうね?

涼:攻略サイト見に行ったんだけど、β版だと、北の門から出てそのまま北に行くと次の町があるらしいぞ。町の情報とかは、ギルドで教えてもらえたらしい。始まりの町と、次の町の間に、ボスがいるらしいぞ。

久:ボスかぁ。RPGって感じがするな。

華:そのボスって強いの?

涼:βテストが短めの2週間だったんだけど、最後の方にギリギリ攻略できたって感じらしいぞ。まぁでも、βテストは手探りで少人数でやったから、今回はもっと早く次の町に行けるようになると思うけどな。

久:βテストの時って何にそんなに苦戦したの?

涼:まずギルドレベル6になると”他の町に行っても、ギルドの登録が引き継げる”ってのを見つけるまでに時間がかかったらしいぞ。登録が引き継げないなら、始まりの町で活動しようかなって感じで、消極的なプレイヤーが多かったらしいぞ。後は、単純にボスが強かったらしいぞ。ゴブリンの集団戦で、ボスの能力がけっこう高くて、ゴブリンも相手をしなきゃいけなくてなかなか苦戦したらしいぞ。

久:じゃあ、俺たちはギルドレベルを6にできたし、ボスをどうにかできたら、俺たちは次の町に行けるんだな。

涼:そうなるな!!

華:ゴブリンを倒した時のプレイヤーのステータスってどんな感じだったのかしら。

涼:レベル11の、STR極振りアタッカーが2人、INT極振り魔法アタッカー、INT極振り魔法支援、VIT極振りタンク、の5人パーティーらしいぞ。

久:極振り5人かぁ。極振りじゃない俺たちみたいなプレイヤーだと、もっとレベルが必要なのか、逆に11より低いレベルで倒せるのか、どっちなんだろうなぁ。

涼:どっちなんだろうな? 攻略サイトには、極振りプレイヤー以外の討伐報告は乗ってなかったぞ。そもそもβテストに極振り以外のプレイヤーがいたかどうかは分からないぞ!!

華:なら、明日の最後に、デスぺナ上等で突撃してみる?

涼:それいいな!!

久:その時の感触で、どれくらいのペースで次の町に行くのかを決めたらいいしな!

華:じゃあそんな感じにしましょうか。

涼:これ以上ボスのたらればをいっても、机上の空論だしな!

久:じゃあ、明日の最後に北のボス(ゴブリン)に突撃する以外で、明日やりたいことある?

涼:攻略サイトで見つけた、南の森のボスと戦ってみたい!! 今日会った徘徊ボスのウルフ系じゃなくて、ラビット系らしいぞ!! 北のボスよりは弱いって書いてあったし、そこで力試しをしたいな!!

華:いいわね。アクションゲームなんだし、強い敵と戦いたいわよね!! 私は、南の森のボス(ラビット)と戦うのは賛成だわ!!

久:南の森にボスっていたんだな。楽しそうだし、いいぞ。じゃあ、南の森のボス(ラビット)と戦うことと、北の森のボス(ゴブリン)に突撃することは決まったけど、他にやりたいことってある?

華:生産を1回やってみたいわ。ゲームなんだし、いろいろチャレンジしてみたいの。

久:確かに、ミヤネさんとか、ササキさんとかの苦労とかを知ったら、話が弾みそうだしな! いいなそれ!

涼:俺もいいと思うぞ。でも俺は不器用だから、多分上手く行かなさそうだけどな。

久:じゃあ明日は、生産をしてみる、南の森のボス(ラビット)を倒す、北のボス(ゴブリン)に突撃するって感じでいいかな? これ以上決めちゃうとその時やりたいことをやるみたいな柔軟性がなくなっちゃいそうだし、予定はこんな感じでいいかな?

涼:OK

華:いいわ

久:明日って何時集合にする?

涼:6時!!

華:早くやりたいのは分かるけど、早すぎるわ! 朝ごはんとかが終わった7時から8時くらいがいいんじゃないかしら。

久:俺も7時から8時でいいと思うぞ。

涼:じゃあそれで!!

華:他に話すことってあるかしら?

久:話し合うってことじゃないんだけど、お使いクエストの最後の方でLv.10になったステータス系のスキルどうする? どうした?

涼:とりあえず昇華しといた。

華:私もとりあえず、昇華しておいたわ。残ったSPはまだ使ってないけど。

久:俺も昇華はしといた。

涼:新たに何かスキルとる?!

久:残ってるステータスアップ系を取ろうと思ってるぞ。

華:私もそうするわ。

涼:いいなぁ。俺はステータスアップ系は1個しかなかったから、スキルとれないんだよね!!

涼:久と華は攻略サイトとか見ないの?

華:私は見ないわ。攻略サイトを見ないでプレイするのってなんだかロマンプレイって感じがしないかしら?

涼:華はロマンプレイの一環で見ないんだ!! 久は?

久:俺は、手詰まりになってきたら見ようかなって思ってる。最初から攻略サイトを見るのはなんか性に合わなくてな。

華:久らしいわね。

久:涼は、攻略サイトとか見るんだな。少し意外だった。


久:あれ? 涼、寝落ちした?

久:おーい。涼。涼、起きてるか?

華:涼、返事しなさい!!



久:あぁ、これ寝てるやつだな。

華:そうね。寝てるやつね。

久:どうする? 涼が寝ちゃったし、今日はお開きにする?

華:そうね。もう結構いい時間だし、お開きにしましょう。

久:じゃあ、おやすみ。

華:おやすみなさい。



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