百々五十六の小問集合

架空小説あらすじ

皮肉も分からない奴 あらすじ

皮肉も分からない奴

現代において、皮肉を言う機会はかなり減ってしまった。
それは、言語の大衆化が進み、知性や教養を必要とする皮肉が受け入れられる土壌がなくなっていってしまったからだろう。
それでも皮肉を言いたい場面がある。
そのときに、皮肉を言ったとしても、皮肉だと捉えられずに終わってしまう。
不発弾の皮肉は、当人には全く気づかれることがない。
だけれど、皮肉を言いたいときがある。
そんな皮肉屋の姿を描いた物語。
軽い皮肉から、重めの皮肉まで皮肉を言う場面を集めた短編集。

少し言葉を素直に受け取りすぎては居ませんか？
言葉の裏にある皮肉やブラックなユーモアに気づけていますか？
皮肉の分からない人には普通の小説になってしまう物語。