百々五十六の小問集合

架空小説あらすじ

世界も君も救えないけど、みんなで不幸を分け合おう。 あらすじ

世界も君も救えないけど、みんなで不幸を分け合おう。

この世界には、勇者がいた。
世界の巫女とともに世界を回る勇者がいた。
勇者は、様々な問題を解決して回った。
勇者は、世界の敵である魔物を放出し続ける”異界の門”にまで挑んだ。
数々の死闘と死線を越え、勇者はたどり着いた。
異界の門の本体までたどり着いてしまった。
勇者は、異界の門を封印しようと異界の門に挑んだ。
だけれど、本体までたどり着いたところで、勇者はとある事実を知ってしまった。
異界の門を封印するには、世界の巫女を犠牲にしなければならないと。

そのとき、勇者は選択を迫られた。
ともに旅をした世界の巫女を犠牲にし、世界から異界の門を消し去るのか。
異界の門を放置して、世界に魔物をあふれさせるのか。
それとも、世界の巫女の記憶の一部とともに異界の門を一時的に封印して、世界を一時的に平和にするのか。

勇者は、世界の巫女を犠牲にできなかった。かといって世界を見捨てることもできなかった。
だから問題を先送りした。
次の世代に決断を先送りした。
みんなが少しずつ不幸になる形で。


世界も君も犠牲にできない状況で、次の世代に問題を先送りにしてしまう勇者たちの冒険譚。