百々五十六の小問集合

架空小説あらすじ

夜空ゆらゆら散歩ライト あらすじ

夜空ゆらゆら散歩ライト

夜、散歩をしている老人が持っているライト。
老人たちは皆同じようなライトを持っている。
彼らはそれを散歩のリズムに合わせて、腕の振りにあわせて振っている。
ライトは少し先の地面をゆらゆらと揺れ動きながら照らす。
何のために照らしているのかは分からない光。
そのライトのゆらゆらとした光。
それを実況するそんなお話。
散歩ライト以外にも、普段注目しないようなものを実況していく短編集。
道端で飛んでいるチラシ。
誰かにけられている小石。
人間ではないものを実況する。
その動きを何と形容するのだろう？
日常にある言語化する必要もないものを実況という形で言語化していく物語。
あぁ、確かによくあるわぁっていうものを実況し、読んでいる人にくすっと笑ってもらう為の物語。