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架空小説あらすじ

生徒会のペンライト あらすじ

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生徒会のペンライト

高校生は学業に専念すべきだという風潮の中、アイドル生徒会というものが誕生した。
生徒会に求められているリーダーシップとカリスマ性、アイドルに求められているカリスマ性と話題性、そして社会の流れ、これらの条件が絶妙にマッチした結果誕生したのがアイドル生徒会なのだ。

時は20XX年。
各学校は、少子化対策として、アイドル生徒会を活用しだした。
アイドルに生徒会をやらせその様子を配信する。
その活動により、地元のメディアでしか今まで取り扱わなかった高校の情報が、日本中へと広がっていった。
それにより、新入生の取り合いは国規模で行われるようになった。
この戦いに勝つために、高校は差別化を図るようになった。より個性的に、他にはない高校、そして発信力の強いアイドル生徒会、この二つを目指して、高校は競っていくことになる。
このヒートアップしていく競争により、個性豊かな高校の知名度と、アイドル生徒会というものの知名度が爆発的に高まり、アイドル生徒会というものは、急速に社会に受け入れられた。


人気なアイドル生徒会から、芸能人や、ストリーマー、インフルエンサーなど、華やかな職についていく人が続出した。
人気なアイドル生徒会は、ライブに歌にゲーム配信にと、派手に活躍していった。
これにより、少年少女のアイドル生徒会というものへのあこがれは、とどまるところを知らないほど膨れ上がっていった。
私もああなりたい、俺のああなりたい。
少年少女たちは、アイドル生徒会を目指していった。




その流れは、高校に収まらなかった。
中学校にまで、その流れがやってきた。
高校でもまれたアイドル生徒会制度は、高い完成度をもって中学校に流入してきた。
中学校に流入してきたアイドル生徒会は、高校のアイドル生徒会と区別するため、ジュニアアイドル生徒会、通称ジュニアアイドルと呼ばれるようになった。
ジュニアアイドルが流入してきたため、中学校でも個性の出し合いが始まったのだ。
そしてそれは小学校にまで広がっていきそうな勢いがあった。
政府は、この流れに待ったをかけた。
中学校からは、個性のある教育をしていくことに異論はなかったが、小学校は皆平等に同じような教育を受けるべきだ、先生の目の届くところでやっているとはいえアイドル生徒会としてメディアに露出するのは年齢的にまだ早い、という方針となった。
これにより、アイドル生徒会が小学校へと流入していくことはなかった。



そんな世界で1人のジュニアアイドルは、アイドル生徒会へと挑戦していく。
彼女は、トップアイドル生徒会へと仲間とともになることはできるのか。
目の離せない、アイドル生徒会物語。

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