百々五十六の小問集合

架空小説あらすじ

アラサーの夏祭り あらすじ

夏祭り
それは、皆のあこがれ。
もしくは、楽しかった泡沫の思い出。
友人もしくは恋人と浴衣を着て縁日で遊び、その後に打ちあがる花火を一緒に眺める。そんな日々を一度は想像していたはずだ。
しかし、現実はそんなにもうまいことはいかないのだ。
しか～し、そんな想像、妄想をあきらめられないアラサーたちがいた。
彼らは、失った青春を取り戻すがごとく、どんな力を使ってでもあの日の夢を実現させようとする。
一緒に行く相手のいないアラサーは、レンタルカノジョやレンタルフレンドなどプロを雇いだす。
あの日縁日で満足にお金を使えなかったアラサーは給料を突っ込んで全力で縁日ではしゃぎ倒す。
地元の祭りに花火のなかったアラサーは、子供じゃ得られなかった行動範囲で花火のある規模の祭りに出張する。
子供の頃、勉強のために夏祭りに参加することをあきらめたアラサーは、有休をとって全力で祭りを楽しむ。
あの頃スカして全力で楽しめなかったアラサーは、お酒の力を借りてはしゃぎ倒す。

あの日できなかった思い出を今日取り戻すためアラサーは祭りに全力を尽くす。
大人になってあの頃の理想の夏祭りを大人の力で実現していく可愛そうで楽しそうで、ちょっぴり虚しい青春復活物語。