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毎日記念日小説(完)
下ネタ注意 6月9日はポルノの日
しおりを挟む「今日って何の日だと思う?」
「6月…9日だから…ロックの日?」
「それもあるけど、正解はポルノの日でした!!」
「あんま言わない方が良いよ」
「えっ、そうなの?」
「ポルノとかあんまり大声で言わない方が良いよ」
「なんで今日なのかというと、6月9日で69だから、ポルノの日らしいよ」
「69とかあんまり言わない方が良いよ。ポルノの日だって聞いた時点で、それが理由名の分かってたけど、あんまり言わない方が良いと思って黙ってただけだから」
「じゃあ私に69って言わせたかったってこと?むっつりじゃん」
「突くな突くな。言わせたいとかじゃなくて、大声であまり言わない方が良いってこと」
「69かぁ...あなたは、どんな体位が好き?」
「そんな視聴者に語り掛けるみたいなテンションで、体位について話さない方が良いよ。それに、あんまり人前で体位って言わない方が良いよ」
「恥ずかしがらなくてもいいよ。さぁさぁ、正直に言ってみよう」
「言わないよ。ここどこだと思ってるの?ここはあなたの部屋じゃないんだよ。飲食店で急に体位の話を始めたらヤバいやつでしょ。正直、この会話が周りの客に聞かれていないか怖くて仕方ないよ」
「そんな大声出してないし大丈夫でしょ。あんた、そんな腰の引けた人だったっけ?で、結局どの体位が好きなの?」
「そのテンションは、酔ってる大衆居酒屋でしょ。ここは、素面のレストランだから。話さないって!!!」
「分かってるって言ってるでしょ。別に私がどこでどんな話をしたって良いでしょ?レストランで好きな体位の話をしちゃいけない決まりもないでしょ?だから、私を縛るものは何もないのだ!!!」
「確かにそんなルールはないけれど…ただ、あなたが私にそんな下世話な話題をしちゃいけない理由ならありますよ。あんたは私の上司なんだから、いかに今が勤務後だとしても、これは立派なセクハラに該当します。だから、おとなしくそんな話題はやめましょう。もっと楽しい話題にしてください」
「良いでしょ別に。あんたもうれしいでしょ、こんな美人な女上司にセクハラされて。それに下ネタ以上に楽しいことなんてないでしょ。だから聞かせてよ、好きな体位は結局何なの?」
「しつこいなぁ。言わないですよ。あなた、歓声が中学生男子みたいですね。お酒も入ってないのにそのテンションって、普段よくまともに仕事で来てますね。」
「えぇ、そんなぁ。まぁいっか。じゃあさぁ―――――――――――――」
「で、結局好きな体位はなんなの」
「対面座位ですよ」
「…」
「あ」
「言ったー!やっと言った!!!!わーいわーい。それにしても対面座位かぁ。変わってるね」
「一生の不覚………」
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