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決心 7
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茉莉は頭を抱えた。
「…待って、混乱してきた」
「茉莉が、意気地無しでも、ヘタレでも」
グサッと、身体に言葉が刺さる。
本当の事だから仕方ないが…。
「それでも、俺の好きな人はずっと前から…茉莉、だよ」
茉莉は、ビックリして颯人を見た。
「俺は昔から茉莉が、一番大好きだよ!!」
颯人が茉莉に抱きついた。
その颯人の体温に、実感してきた。
茉莉は、颯人の背中に腕を回した。
颯人は嬉しそうに抱き締めてくれた。
「夢…じゃない?」
「夢じゃない」
颯人が肯定してくれる。
「…颯人の好きな奴は、ろくでもない奴だと思っていた。最低な奴の、どこが好きなんだって」
「ははっ。それは今、抱きしめている俺の大好きな人のこと」
茉莉は思い出した。
「確か、『すごくモテるから、何も魅力が無いと振り向いてもらえない、だから相手に気に入ってもらう為に、セックスを教えろ』って…あれが俺?」
「経験豊富でしょ?学校の帰り道では、とっかえひっかえ女の人が毎日違っていたし。一日彼女ばっかり…」
「違う!あれは、転校したてで右も左もわからなくて、一緒に帰ろうって女子が集団で言ってきたから交通の妨げになるから、一人ずつ…」
「…ナニソレ」
颯人が呆れた声を出す。
「だよな~。今思うと、変だよな…」
自分でも、全員断ればいいのに…と気づくのが遅かった。
「でも、セックスに慣れてた」
「あれは、情報豊富なだけ!颯人が初めてだから、痛がる事をしたくないから、ゆっくり丁寧にしようと思って…」
「茉莉、初めてだったの?」
「そうだよ!颯人に取っていたんだ!」
(この年で童貞なのは、痛い話だよな…)
そんな事を考えてしまったが、颯人の反応は違った。
「嬉しい!」
颯人の喜んでいる顔を見て、ムラッと興奮した。
「っ!颯人!俺、我慢出来ない!!」
「ちょっ!え?何が…」
茉莉は解りやすく、自身の性器を颯人の身体に擦りつけた。
「っ!!嘘っ」
颯人は、真っ赤な顔になった。
茉莉の性器は、半勃ちしていた。
「颯人に、負担をかけたくないけど…」
颯人は少し、悩んでから言った。
「…いいよ。セックスしよ?」
上目使いに言われて、茉莉は颯人と一緒にベッドへと行った。
「…待って、混乱してきた」
「茉莉が、意気地無しでも、ヘタレでも」
グサッと、身体に言葉が刺さる。
本当の事だから仕方ないが…。
「それでも、俺の好きな人はずっと前から…茉莉、だよ」
茉莉は、ビックリして颯人を見た。
「俺は昔から茉莉が、一番大好きだよ!!」
颯人が茉莉に抱きついた。
その颯人の体温に、実感してきた。
茉莉は、颯人の背中に腕を回した。
颯人は嬉しそうに抱き締めてくれた。
「夢…じゃない?」
「夢じゃない」
颯人が肯定してくれる。
「…颯人の好きな奴は、ろくでもない奴だと思っていた。最低な奴の、どこが好きなんだって」
「ははっ。それは今、抱きしめている俺の大好きな人のこと」
茉莉は思い出した。
「確か、『すごくモテるから、何も魅力が無いと振り向いてもらえない、だから相手に気に入ってもらう為に、セックスを教えろ』って…あれが俺?」
「経験豊富でしょ?学校の帰り道では、とっかえひっかえ女の人が毎日違っていたし。一日彼女ばっかり…」
「違う!あれは、転校したてで右も左もわからなくて、一緒に帰ろうって女子が集団で言ってきたから交通の妨げになるから、一人ずつ…」
「…ナニソレ」
颯人が呆れた声を出す。
「だよな~。今思うと、変だよな…」
自分でも、全員断ればいいのに…と気づくのが遅かった。
「でも、セックスに慣れてた」
「あれは、情報豊富なだけ!颯人が初めてだから、痛がる事をしたくないから、ゆっくり丁寧にしようと思って…」
「茉莉、初めてだったの?」
「そうだよ!颯人に取っていたんだ!」
(この年で童貞なのは、痛い話だよな…)
そんな事を考えてしまったが、颯人の反応は違った。
「嬉しい!」
颯人の喜んでいる顔を見て、ムラッと興奮した。
「っ!颯人!俺、我慢出来ない!!」
「ちょっ!え?何が…」
茉莉は解りやすく、自身の性器を颯人の身体に擦りつけた。
「っ!!嘘っ」
颯人は、真っ赤な顔になった。
茉莉の性器は、半勃ちしていた。
「颯人に、負担をかけたくないけど…」
颯人は少し、悩んでから言った。
「…いいよ。セックスしよ?」
上目使いに言われて、茉莉は颯人と一緒にベッドへと行った。
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