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第五章 恋人とのオフタイム
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春の日差しも暖かくなってきた頃、僕は恋人と連れだって出かけることになった。
デートと言われれば、そうなのかも知れないけれど、今日は少し違う感じの用事だ。
向かった先は、公営の会館で、今日はここでフリーマーケットのような催し物が行われる。
その催し物は、フリルがたっぷりとあしらわれた服を着た、令嬢のような婦女子が集まるもので、販売されている品物も、手の込んだ華やかな手作り品が多い。
いつもはこの催し物に恋人と共にやって来て、品物を見たり買い物をしたりして楽しんでいるのだけれど、今日は初めて、出店側として参加することになっている。
荷物はもう宅配で送ってしまっているので、会場までの道のりは貴重品など、最低限の持ち物だけで大丈夫だ。
ふと、恋人が僕の腕に手を掛けた。
「ジョルジュ、私、お品物を販売する側になるのは初めてですの」
「ああ、そうだね、フランシーヌ。
不安かい?」
「不安はありますけれど、貴方を頼りにしていますわ」
そうたおやかに声を掛けてきた、僕の恋人のフランシーヌ。
今日は狭い通路を通ると言う事で、いつものように大きく膨らませたスカートのドレスでは無く、細身だけれども華やかなバッスルドレスを着ている。
彼女は祖国フランスで、領民に追われ亡命してきた貴族だ。と、言う話と普段の服装を合わせて見聞きした人は大体、そんな時代錯誤な人物が居るのか。と言うのだけれど、居るのだから仕方ないね。
フランシーヌと僕が知り合ったきっかけは、お父様だ。
僕のお父様は日本国の軍人で、フランス人のお母様を娶った。フランス語を流暢に話せる日本国軍人というのは余り居ないので、フランシーヌの保護を、僕のお父様とその部下たちが担っている。
実は、今日もこっそりと護衛の軍人が付いてきているのだけれど、混乱が起こらないように、会場内では気付かれないようにしないとね。
会場に入り、届いていた荷物と置かれている備品を確認する。今日僕が販売する品物は洋服と、それに合わせるネックコルセットだ。
品物の準備は全部僕がやって、フランシーヌには座って待っていて貰おうかと思ったのだけれど、フランシーヌが余りにも楽しそうに、自分も手伝いたいというので、ネックコルセットの展示を手伝って貰うことにした。
荷物の中から台に敷く布と小さなラックを出し、フランシーヌに指示を出す。
彼女が台の上に並べている間に、僕は服を数着、ハンガーラックに掛けていく。
それから、特に目玉になる服を、生成りの布で出来た人型の台、トルソーに着せつけた。
そうしている間にも、フランシーヌも展示をし終わったようで、優雅に椅子に座って居る。
落ち着いた色の布に並べられたネックコルセットは、僕が事前に展示の練習をしたときよりも、映える配置で置かれていて、やはりフランシーヌはセンスが良いのだなとしみじみ思う。
実は、今日販売するネックコルセットと同型の物をプレゼントしていたのだけれど、気を利かせてそれを着けてきてくれているし、服も合う物をちゃんと選んでくれている。
美しいだけで無く気配りまで出来るなんて、フランシーヌはなんて素晴らしい女性なんだろう。
「ありがとう、フランシーヌ。
きれいに並んでいるね」
「だって、そういう風にしておくれと言ったのは、ジョルジュですもの。きれいには並べますわ。
それにしても、何だか楽しくなってきました。始まるのが楽しみですわね」
「ああ、そうだね」
今までこういった事で手を煩わせたことが無いせいか、彼女には新鮮に感じられるのだろう。
ふと、フランシーヌが僕に言った。
「そう言えば、今日も悠希さんと匠さんがいらしているのでしょう? ご挨拶に行かなくて良いのですの?」
「ああ、そうだね。販売開始時刻が来てからだとなかなかここを離れられないから、これから挨拶に行こうか」
「はい。ご一緒しますわ」
貴重品を持ち、フランシーヌと一緒に狭い会場内を回る。
出展者はなかなかに多いけれど、悠希とその妹の匠さんを見付けるのは容易だった。
黒い布を敷き、黒い金網にネックレスを掛けている、真っ黒いミニスカートのドレスを着た少女に声を掛ける。
「やぁ、匠さん、久しぶり。
今日は悠希も居るのだよね?」
「あ、お久しぶりです。
お兄ちゃん、ジョルジュさんとフランシーヌさん来たよ」
匠さんが網の向こう側に声を掛けると、黒いスーツにシルクハットを被った悠希が、顔を上げて笑顔を向けた。
「ジョルジュ、久しぶり。
フランシーヌさんもお久しぶりです」
気恥ずかしそうにそう言う悠希に、フランシーヌが話しかける。
「お久しぶりです。
ところで悠希さん、こちらに掛けられているネックレスは、悠希さんと匠さんのどちらが作りましたの?」
「えっと、ビーズを編んでるモチーフを作ったのは僕で、ピンを曲げるのは全部匠がやってます。だから、殆ど匠が作った感じですね」
「まぁ、そうなのですの?
悠希さんも匠さんも、素晴らしい技術を持っておいでなのですね」
なるほど、悠希が器用なのは前から知っていたから、アクセサリーを作っているのは全部悠希だと思っていたのだけれど、匠さんもなかなかに器用な物だ。
前にアクセサリーをじっくりと見せて貰った事があるけれど、なかなかに作りが良いし、もしフランシーヌが気に入る物が有るのなら、プレゼントしたいけれどね。
僕と、フランシーヌと、悠希と、匠さんと。四人で話している間金網に下がっているネックレスを見ていたのだけれど、よく見ると珠を十個区切りで、間に大きな珠を一つ入れるという作りの物が目に入った。
Y字になっている交点にメダイが配され、先端には十字架が付いている。
これは、ロザリオだ。
日本国ではクリスチャンが少ないせいか、ロザリオをアクセサリーとして扱う人も少なくは無い。ただ逆に、クリスチャンに配慮してそう言う事はやめろ。と言う自称『無宗教』の人々が居るのだけれど、クリスチャンである僕の立場から言わせて貰うと、配慮して欲しいかどうかは、信仰を持つ各々が声を上げるべき物で、宗教という物を見下している輩にどうこう言われる筋合いは無い。
それに、ロザリオだけで無く数珠もそうなのだが、持ち主が祈りの道具だと思って持っているから祈りの道具になるわけで、アクセサリーだと割り切っているのなら、それはアクセサリーなのだと、僕は思う。
ロザリオばかりに目くじらを立てて、だいぶ前から出回っている数珠ブレスレットに言及しないというのは、理不尽さというか疑問を感じるしね。
「ジョルジュ? どうなさいましたの?」
暫くぢっと黙っていた僕に、フランシーヌが声を掛ける。
「ああ、すまない。少し考え事をしていてね」
考え事をしていたのは事実なのでそう答えると、匠さんが頬を膨らませてこう言った。
「もしかして、ロザリオをアクセサリーにするのなんか不謹慎だって、言いたいんですか?」
いやぁ、鋭いところを突いてくるね。だけれども。
「そうでは無いよ。アクセサリーとして扱おうが、法具として扱おうが、大切にされることには変わりが無いだろう。どういう扱いをするかは持ち主次第だよ」
「そうですか?」
僕の言葉に、何故か匠さんよりも悠希の方がほっとした顔をしている。もしかして、今まで引っかかっていたのだろうか。
匠さんに一言断りを入れて、ロザリオを一本、手に取らせて貰う。
「ああ、随分と出来が良いね。匠さんはマイスターと言っても良いのでは無いかな?」
「もう、褒めても何も出ないんですからね」
「ふふっ。わかっているよ。
でも、そうだね。僕のロザリオに何か有ったときは、修理を頼むかも知れないね」
そうしているうちにも開始時間が近づいて、僕とフランシーヌは悠希と匠さんに軽く挨拶をして、自分の持ち場へ戻った。
デートと言われれば、そうなのかも知れないけれど、今日は少し違う感じの用事だ。
向かった先は、公営の会館で、今日はここでフリーマーケットのような催し物が行われる。
その催し物は、フリルがたっぷりとあしらわれた服を着た、令嬢のような婦女子が集まるもので、販売されている品物も、手の込んだ華やかな手作り品が多い。
いつもはこの催し物に恋人と共にやって来て、品物を見たり買い物をしたりして楽しんでいるのだけれど、今日は初めて、出店側として参加することになっている。
荷物はもう宅配で送ってしまっているので、会場までの道のりは貴重品など、最低限の持ち物だけで大丈夫だ。
ふと、恋人が僕の腕に手を掛けた。
「ジョルジュ、私、お品物を販売する側になるのは初めてですの」
「ああ、そうだね、フランシーヌ。
不安かい?」
「不安はありますけれど、貴方を頼りにしていますわ」
そうたおやかに声を掛けてきた、僕の恋人のフランシーヌ。
今日は狭い通路を通ると言う事で、いつものように大きく膨らませたスカートのドレスでは無く、細身だけれども華やかなバッスルドレスを着ている。
彼女は祖国フランスで、領民に追われ亡命してきた貴族だ。と、言う話と普段の服装を合わせて見聞きした人は大体、そんな時代錯誤な人物が居るのか。と言うのだけれど、居るのだから仕方ないね。
フランシーヌと僕が知り合ったきっかけは、お父様だ。
僕のお父様は日本国の軍人で、フランス人のお母様を娶った。フランス語を流暢に話せる日本国軍人というのは余り居ないので、フランシーヌの保護を、僕のお父様とその部下たちが担っている。
実は、今日もこっそりと護衛の軍人が付いてきているのだけれど、混乱が起こらないように、会場内では気付かれないようにしないとね。
会場に入り、届いていた荷物と置かれている備品を確認する。今日僕が販売する品物は洋服と、それに合わせるネックコルセットだ。
品物の準備は全部僕がやって、フランシーヌには座って待っていて貰おうかと思ったのだけれど、フランシーヌが余りにも楽しそうに、自分も手伝いたいというので、ネックコルセットの展示を手伝って貰うことにした。
荷物の中から台に敷く布と小さなラックを出し、フランシーヌに指示を出す。
彼女が台の上に並べている間に、僕は服を数着、ハンガーラックに掛けていく。
それから、特に目玉になる服を、生成りの布で出来た人型の台、トルソーに着せつけた。
そうしている間にも、フランシーヌも展示をし終わったようで、優雅に椅子に座って居る。
落ち着いた色の布に並べられたネックコルセットは、僕が事前に展示の練習をしたときよりも、映える配置で置かれていて、やはりフランシーヌはセンスが良いのだなとしみじみ思う。
実は、今日販売するネックコルセットと同型の物をプレゼントしていたのだけれど、気を利かせてそれを着けてきてくれているし、服も合う物をちゃんと選んでくれている。
美しいだけで無く気配りまで出来るなんて、フランシーヌはなんて素晴らしい女性なんだろう。
「ありがとう、フランシーヌ。
きれいに並んでいるね」
「だって、そういう風にしておくれと言ったのは、ジョルジュですもの。きれいには並べますわ。
それにしても、何だか楽しくなってきました。始まるのが楽しみですわね」
「ああ、そうだね」
今までこういった事で手を煩わせたことが無いせいか、彼女には新鮮に感じられるのだろう。
ふと、フランシーヌが僕に言った。
「そう言えば、今日も悠希さんと匠さんがいらしているのでしょう? ご挨拶に行かなくて良いのですの?」
「ああ、そうだね。販売開始時刻が来てからだとなかなかここを離れられないから、これから挨拶に行こうか」
「はい。ご一緒しますわ」
貴重品を持ち、フランシーヌと一緒に狭い会場内を回る。
出展者はなかなかに多いけれど、悠希とその妹の匠さんを見付けるのは容易だった。
黒い布を敷き、黒い金網にネックレスを掛けている、真っ黒いミニスカートのドレスを着た少女に声を掛ける。
「やぁ、匠さん、久しぶり。
今日は悠希も居るのだよね?」
「あ、お久しぶりです。
お兄ちゃん、ジョルジュさんとフランシーヌさん来たよ」
匠さんが網の向こう側に声を掛けると、黒いスーツにシルクハットを被った悠希が、顔を上げて笑顔を向けた。
「ジョルジュ、久しぶり。
フランシーヌさんもお久しぶりです」
気恥ずかしそうにそう言う悠希に、フランシーヌが話しかける。
「お久しぶりです。
ところで悠希さん、こちらに掛けられているネックレスは、悠希さんと匠さんのどちらが作りましたの?」
「えっと、ビーズを編んでるモチーフを作ったのは僕で、ピンを曲げるのは全部匠がやってます。だから、殆ど匠が作った感じですね」
「まぁ、そうなのですの?
悠希さんも匠さんも、素晴らしい技術を持っておいでなのですね」
なるほど、悠希が器用なのは前から知っていたから、アクセサリーを作っているのは全部悠希だと思っていたのだけれど、匠さんもなかなかに器用な物だ。
前にアクセサリーをじっくりと見せて貰った事があるけれど、なかなかに作りが良いし、もしフランシーヌが気に入る物が有るのなら、プレゼントしたいけれどね。
僕と、フランシーヌと、悠希と、匠さんと。四人で話している間金網に下がっているネックレスを見ていたのだけれど、よく見ると珠を十個区切りで、間に大きな珠を一つ入れるという作りの物が目に入った。
Y字になっている交点にメダイが配され、先端には十字架が付いている。
これは、ロザリオだ。
日本国ではクリスチャンが少ないせいか、ロザリオをアクセサリーとして扱う人も少なくは無い。ただ逆に、クリスチャンに配慮してそう言う事はやめろ。と言う自称『無宗教』の人々が居るのだけれど、クリスチャンである僕の立場から言わせて貰うと、配慮して欲しいかどうかは、信仰を持つ各々が声を上げるべき物で、宗教という物を見下している輩にどうこう言われる筋合いは無い。
それに、ロザリオだけで無く数珠もそうなのだが、持ち主が祈りの道具だと思って持っているから祈りの道具になるわけで、アクセサリーだと割り切っているのなら、それはアクセサリーなのだと、僕は思う。
ロザリオばかりに目くじらを立てて、だいぶ前から出回っている数珠ブレスレットに言及しないというのは、理不尽さというか疑問を感じるしね。
「ジョルジュ? どうなさいましたの?」
暫くぢっと黙っていた僕に、フランシーヌが声を掛ける。
「ああ、すまない。少し考え事をしていてね」
考え事をしていたのは事実なのでそう答えると、匠さんが頬を膨らませてこう言った。
「もしかして、ロザリオをアクセサリーにするのなんか不謹慎だって、言いたいんですか?」
いやぁ、鋭いところを突いてくるね。だけれども。
「そうでは無いよ。アクセサリーとして扱おうが、法具として扱おうが、大切にされることには変わりが無いだろう。どういう扱いをするかは持ち主次第だよ」
「そうですか?」
僕の言葉に、何故か匠さんよりも悠希の方がほっとした顔をしている。もしかして、今まで引っかかっていたのだろうか。
匠さんに一言断りを入れて、ロザリオを一本、手に取らせて貰う。
「ああ、随分と出来が良いね。匠さんはマイスターと言っても良いのでは無いかな?」
「もう、褒めても何も出ないんですからね」
「ふふっ。わかっているよ。
でも、そうだね。僕のロザリオに何か有ったときは、修理を頼むかも知れないね」
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