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世界大戦は終わらない
序章04 イタリア王国には、大戦を戦う理由はありません?
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世界大戦がはじまったが、イタリア王国には、戦う理由が見いだせなかった。
地図を見ると、地中海は、突き出した長靴のようなイタリア半島があり、シチリア島、チェニジアと中央をイタリアが抑えていた。地中海を東西に通行するには、イタリアが重要となる。しかしながら地中海は、東の出入り口は、スエズ運河であり、西の出入り口はジブラルタル海峡であり、イギリスの影響下にあった。つまり、イタリアは、地中海を制圧可能であるが、地中海から出られない国家ということになる。
イタリアにとって、地中海の出入り口を塞ぐ、イギリスが邪魔な存在であるため、ドイツやオーストリアの味方をしただけであった。実際に戦争となれば、出入り口を抑えられているイタリアからすれば、参戦しても戦意が無いのは当たり前である。
スエズやジブラルタルを占領する国力が無く、イギリスへの対抗から同盟に入っているイタリアには、積極的に世界大戦に参戦する必要性も意志も無かった。しかしながら、地中海の出口への利権を求めて、参戦したのである。だからこそ、戦況が不利になれば、簡単に寝返ったのである。
地図を見ると、地中海は、突き出した長靴のようなイタリア半島があり、シチリア島、チェニジアと中央をイタリアが抑えていた。地中海を東西に通行するには、イタリアが重要となる。しかしながら地中海は、東の出入り口は、スエズ運河であり、西の出入り口はジブラルタル海峡であり、イギリスの影響下にあった。つまり、イタリアは、地中海を制圧可能であるが、地中海から出られない国家ということになる。
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