3 / 8
199X年というフレーズと20世紀末(2)
しおりを挟む世界が滅びるというのは、昭和20年(1945年)に原爆という人間の根源的な恐怖であり、核兵器の開発競争が東西冷戦初期に人類が直面した恐怖だった。映画で追いかける、世界史の背景事情。
昭和29年(1954年)3月1日ビキニ環礁での水爆実験
映画「ゴジラ」昭和29年(1954年)
映画「博士の異常な愛情」昭和39年(1964年)
映画「はだしのゲン」昭和58年(1983年)
映画「黒い雨」平成元年(1989年)
平成9年(1997年)IAEAによる「Radio Logical Assessment REPORTS」報告
1954年に実験して、真っ当な調査と報告ができたのが1997年なので、人類が冷静になれるまで40年以上かかった結果となる。
原子力関連の事故
スリーマイル島 昭和54年(1979年)3月28日
チェルノブイリ 昭和61年(1986年)4月26日
東日本大震災 平成23年(2011年)3月11日
となっている。
「相互確証破壊」が確立されたのが、1960年前後となることから、1964年の「博士の異常な愛情」という映画は、「相互確証破壊」を喧伝する意味合いも、お爺ぃにはあったように感じられる。
日本では、日本で核兵器を受けた結果として、様々な作品が登場している。週刊少年ジャンプで「はだしのゲン」の原典「おれは見た」1972年で連載が1973年から1987年で、この頃までが、「はだしのゲン」という作品である。1988年以降については、お爺ぃとしては、別の作品と認識している。
日本は被曝国であるために、ゴジラでは「怪獣」という表現で恐怖を表していて、ウルトラセブンの作品に欠番が生じる結果ともなっている。
東西冷戦からの戦争は、シミュレーション上では、いくつも描きゲーム化もされているが、米ソ戦争圧力が高まったのが「キューバ危機」であったとされる。フルシチョフとJFKのが登場し、結果として回避され、ホットラインの設置が双方で承認された。お爺ぃとしては、「相互確証破壊」を米ソ双方が認識したのが、このキューバ危機であったと考えている。
こういったボタン一つで、世界が終焉を迎えるという、「相互確証破壊」という状況は、普段は考えないようにするというのが、人間の自然な対応となる。最近では、交通事故に出会う確率とコ〇ナに罹患する確率が同程度という話もあり、周囲で見かける確率としても、同じような考え方が生まれています。1年くらいは、イレギュラーであっても、3年も続けば習慣ということになる。
また、「相互確証破壊」の危機は継続していたのに、東西冷戦の終結と核兵器削減交渉が覆い隠すように、「相互確証破壊」の危機から人間を解放してしまった。
2001年9.11という事件からの流れは、「相互確証破壊」からテロの手段という結果を生み出してしまい、世界中で「ABC兵器」そのものが使用される確率を上昇させてしまった。
昭和44年(1969年)が事故だったけれど、平成7年(1995年)3月20日には、東京でテロ活動に用いられて、平成13年(2001年)10月には「炭疽菌」テロがアメリカで実行されている。
0
お気に入りに追加
2
あなたにおすすめの小説
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
琉球お爺いの綺談
Ittoh
経済・企業
歴史ifの小説、異世界歴史ifについて小説を描いております。
琉球お爺ぃは、小説などで掲載している、背景事情なんかを中心に記述してたりしています。
朝、寝て起きない、知人を起こしに行って、ゆすっても起きなかったという話をよく聞くようになった。職場で、昼寝をした状態から、自力で起き上がることができない知人もいる。
そんな時代に生きるお爺の一考察
琉球お爺ぃは、世界がみんな日本になったら、平和になるとは思うけど、その前に、日本は滅ぼされるだろうな。そんな風に、世界を見ています。
他に、技術関連のお話なんかも描いてます。
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
大嫌いな歯科医は変態ドS眼鏡!
霧内杳/眼鏡のさきっぽ
恋愛
……歯が痛い。
でも、歯医者は嫌いで痛み止めを飲んで我慢してた。
けれど虫歯は歯医者に行かなきゃ治らない。
同僚の勧めで痛みの少ない治療をすると評判の歯科医に行ったけれど……。
そこにいたのは変態ドS眼鏡の歯科医だった!?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる