ショタな未亡狐のツンデレ綺談

 平安中期のリアルチートこと渡辺綱が、幼少の頃に夢を見ていた、異世界の男が憑依されて、男の持っていた知識を手にして、平安時代を生き抜きます。後の世に渡辺党を築いた男の物語であります。

講談師、見てきたように嘘を吐くでありますが、真実が混ざってこその嘘であります。
摂津源氏渡辺党が当主、渡辺綱は、元服したばかりの十三歳。初陣で主人源頼光と共に、葛城の#あやかし__ひとならざるもの__#を退治で、葛城の#あやかし__ひとならざるもの__#の長に術をかけられ、熱病を患った。熱病の患いで、治療にあたったのが、陰陽道安部晴明が母君信太稲荷の白狐#葛葉__くずのは__#。綱は、熱病に魘され、うつつと浮世を流離う中で、看病していた#葛葉__くずのは__#を抱きしめて、愛し合ってしまいました。
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