琉球お爺いの綺談

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琉球お爺ぃ小話

令和元年・・・キログラム原器は、重要文化財へ

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令和元年・・・キログラム原器は、重要文化財へ

  令和元年(2019年)5月20日に、国際条約に批准し、SI第9版が発行されました。SI第9版の結果として、すべての単位は物理定数で定義され、日本で保管されていた、キログラム原器および副器が役目を終えたのです。
 明治、大正、昭和、令和まで、長く日本の計量を支えた、「キログラム原器」は、日本の度量衡原器である「貫原器」と共に、2021年に重要文化財として指定されることになりました。一貫≒3.75kgとして、日本の度量衡を支えた、「貫原器」も役目を終えたこととなります。
 五円玉は、3.75gで製造されていて、一貫の千分一であり、材質を含めて、昔の一文銭ということになります。三途の川の渡し賃が、六文銭なので、御棺には六文銭を入れる風習がありますが、現在五円玉六枚を入れるのは、一文銭と五円玉が同じとなるからです。標準と考えれば、五円玉は昔の貨幣と同じ黄銅製なので、一文銭として扱っても良いことになります。

 令和元年5月20日に、日本が批准したのは、1875年5月20日に、メートル条約が締結された、「世界計量記念日」となっていたためだそうです。

  重要文化財「メートル条約並度量衡法関係原器」
産業総合研究所  ttps://www.aist.go.jp/aist_j/news/pr20211015.html

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