琉球お爺いの綺談

Ittoh

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お爺の一考

言葉は、イメージの要素(elements)

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  言葉は、イメージが象徴する要素(elements)としての性質がある。
  これは、C. K. Ogden氏の言葉に関する定義から確認することができる。しかしながら、イメージのから生じる言葉は、人によって同じではない。できる限り、そのイメージが定義できるように考えることが、コミュニケーションができるようになるための努力である。BASIC英語が生まれたのは、表現方法を工夫することで、覚えなければならない言葉の数は減らせる、これがBASIC英語の意味合いである。

  BASIC英語の本質は、単語数を制約することに意味があるのではなく、少ない単語数で、より多くのイメージを表現する技法を確立することにあったのであろう。

  個人的には、このBASIC英語の考え方と中津燎子先生の中間言語という考え方から、母語を用いた翻訳ソフトの使い方というのを確認した。

 母語から対象となる言語に変換し、変換された言語を再翻訳して母語に変換する。この使い方は、多くの方がおこなっている翻訳ソフトの使い方であろうと思う。この考え方の根幹が、中間言語という考え方と、BASIC英語の考え方にあるというのが、個人的な判断である。
 以前にも描いているが、これからは、きちんと母語を使えるようになることが、グローバルコミュニケーションな人材を育てることなのだと思う。
 翻訳ソフトは、二つの異なる言語のイメージを変換するアプリである。イメージの変換には、必ず差異が存在し、差異を吸収するために、母語を用いて中間言語を生成するという手法をとるのである。母語についての能力や語彙力が高ければ、高いほど、この方法で効果を発揮するのである。
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