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if昭和史を描く理由
正面戦力確保は、海軍の絶対条件です ~「プロジェクトX」のXは|×《ばつ》なのです~
しおりを挟むビッグセブン。
国際連盟の会議で提唱された、海軍の軍縮条約を締結し、保有が認められた、40センチ砲艦7隻のことを示します。
if歴史のビッグセブン
イギリス「ネルソン」「ロドニー」
アメリカ「メリーランド」「コロラド」
帝国海軍「長門」「陸奥」
フランス「ダンケルク」
海軍の開発は、膨大な予算が消費される、金喰い虫であった。イギリスは、自国で建造中であった、「サンダラー」「キングジョージ5世」を含めて4隻廃棄艦とすることで、他国の建造を抑えることに成功した。
イギリスとしては、アメリカを対等の海軍国家と認め、日本を自国に準じる海軍国家として認めることで、軍縮条約を纏め上げたのである。
海軍の主力艦保有比率は、イギリス5、アメリカ5、帝国海軍3、フランス1.6、イタリア1.6とされた。帝国海軍は、世界第三位の海軍国家として、国際社会で承認されたのである。補助艦艇については、イギリス10、アメリカ10、帝国海軍6とされた。
しかしながら、イギリスが連合王国海軍を含まず、アメリカは州軍を含まず、日本は帝国護衛総体を含まずという形で合意した。つまり補助艦艇として、護衛総体が保有する1850トン以下の護衛艦を含め、武装貨客船が対象から外れたことになる。
航空母艦は条約対象であったが、水上機母艦は、条約対象外であったため、帝国護衛総体は、郵政逓信水上機母艦を中心とした、機動艦隊が主力として確立された。
イギリスにとっては、インド、オーストラリアといった海軍が対象外となり、アメリカは州軍の沿岸警備艦隊が、対象外となった。
帝国海軍が、海軍軍縮条約の反対を抑えられたのは、有事にあたっては、護衛艦を海軍補助艦艇として徴用ができることで合意したのである。帝国護衛総体は、護衛艦や水上機母艦を中心とした、海洋戦力であった。2万トン級貨客船は、武装は無いモノの、水上機母艦として開発され、26機の弐式水上戦闘機、12機の晴嵐水上攻撃機、18機の水上偵察機を搭載する空母であった。
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