琉球お爺いの綺談

Ittoh

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森の破壊、命の破壊

廃棄物は、捨てる場所が必要である

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 日ノ本では、黒曜石が貨幣のように扱われ、交易に用いられていた。原材料の産出地と加工が行われた地域の違いは、縄文期に商取引の規約プロトコルが確立していたことを示している。

 縄文期の日本は、非常に資源の豊富な地域であったと、推定されている。金属器が国内に伝わる時、銅鐸が国内で生産できる程度に産出していた。鉄器の生産が伝わり、砂鉄が産出している地域で、鉄器の生産が可能となった。

 技術を進めるためには、技術だけでなく、材料とエネルギーが必要である。材料とエネルギーを用意できたとしても、生産で生じる廃棄物の廃棄場所を確保するのは難しいものです。特に、未知のモノであれば、危険性を認識することすらできない。結果が生じてより、「呪い」のような形で認識され、「呪い」を受けた地を放棄することで、人は逃げ出すことで対応を図ることとなる。





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 金属の始まりは、廃液と言う廃棄物との戦いの始まりである。
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 日ノ本で、最初に大規模な自然破壊が実行されたのは、大仏を製造する際に生じた水銀蒸気による被害とされる。

 朱色に染めるために、火山温泉地域で辰砂が算出し、加熱することで、水銀蒸気と亜硫酸ガスが生成され、水銀の精製が可能なる。大量の水銀を用いることで、金メッキを造り出すことも可能となった。奈良の大仏を製作するために、大量の水銀が蒸気となって放出され、水銀蒸気は、化学防災の観点で見れば、極めて人体に大きな被害をもたらす有毒ガスとなり、地に撒かれて奈良盆地が有毒の土壌となったことを示している。

 有毒の土壌は、「祟り」として扱われ、人間が逃げ出すことで、対応を図ることとなる。
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