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太平洋戦記
ifの厳しさ06 返上された、皇紀2600年東京オリンピック
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日本が国家として迷走するのは、維新国家プロジェクトの終焉に始まる
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日露戦争に勝利し、第一次世界大戦に参戦し、連合国側で勝利した結果、国際連盟にイギリス、フランス、イタリアと並び、常任理事国家となった。国家目標を達成した日本にとって、次の目標を策定することは、非常に難しく、国家としての日本が迷走していくことになる。
何故ならば、国家目標を達成するために、様々な既得権益を生み出していったことにある。既得権益の再構築には、非常な困難を伴い、既得権益は抵抗勢力となって、新たな国家目標の達成を阻害していくことになる。
大正から昭和にかけて、国家目標が迷走していくなかで、最大の抵抗勢力となったのは、大日本帝国陸海軍であった。大日本帝国陸海軍は、国際連盟の発足と共に、存在意義が変質していくこととなる。
世界の一等国を目指して、最強を誇る陸海軍を確立した大日本帝国陸海軍は、目標を達成したことで、予算削減の対象とされていく。しかしながら、最強を維持するには、莫大な予算がかかることは事実であるが、国家目標達成後である以上、予算削減は当たり前のように陸海軍に押し寄せてくるのである。
大河ドラマで描かれていたが、史実の昭和15年(1940年)は、東京でのオリンピックが予定されていた。文明国家として、一等国の仲間入りすることのひとつが、オリンピックの実現であったことになる。1932年のロサンゼルス五輪、1936年のベルリン五輪に次いで、開催される予定であった。
皇紀二千六百年記念行事として、世界中に国威を発揚するだけでなく、明治以来の日本国プロジェクトの完遂として、東京でのオリンピック開催があったとも言える。史実の昭和15年(1940年)にオリンピックを開催することは、経済国家への国家目標転換に向けた一つの切っ掛けであった。
第一次世界大戦で1914年のベルリンオリンピックが中止されたこともあり、オリンピック開催は、世界が平和であることの証明でもあった。
新たな日本の国家目標のひとつとして、オリンピック開催があり、新たな時代を開くことができたと考えられる。維新プロジェクト完遂の一つのイベントでもあり、開催できなかったことは、非常に残念であった。お爺ぃのif日本では、東京でのオリンピック開催が、獅子宰相の手によって実行される。
日本が国家として迷走するのは、維新国家プロジェクトの終焉に始まる
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日露戦争に勝利し、第一次世界大戦に参戦し、連合国側で勝利した結果、国際連盟にイギリス、フランス、イタリアと並び、常任理事国家となった。国家目標を達成した日本にとって、次の目標を策定することは、非常に難しく、国家としての日本が迷走していくことになる。
何故ならば、国家目標を達成するために、様々な既得権益を生み出していったことにある。既得権益の再構築には、非常な困難を伴い、既得権益は抵抗勢力となって、新たな国家目標の達成を阻害していくことになる。
大正から昭和にかけて、国家目標が迷走していくなかで、最大の抵抗勢力となったのは、大日本帝国陸海軍であった。大日本帝国陸海軍は、国際連盟の発足と共に、存在意義が変質していくこととなる。
世界の一等国を目指して、最強を誇る陸海軍を確立した大日本帝国陸海軍は、目標を達成したことで、予算削減の対象とされていく。しかしながら、最強を維持するには、莫大な予算がかかることは事実であるが、国家目標達成後である以上、予算削減は当たり前のように陸海軍に押し寄せてくるのである。
大河ドラマで描かれていたが、史実の昭和15年(1940年)は、東京でのオリンピックが予定されていた。文明国家として、一等国の仲間入りすることのひとつが、オリンピックの実現であったことになる。1932年のロサンゼルス五輪、1936年のベルリン五輪に次いで、開催される予定であった。
皇紀二千六百年記念行事として、世界中に国威を発揚するだけでなく、明治以来の日本国プロジェクトの完遂として、東京でのオリンピック開催があったとも言える。史実の昭和15年(1940年)にオリンピックを開催することは、経済国家への国家目標転換に向けた一つの切っ掛けであった。
第一次世界大戦で1914年のベルリンオリンピックが中止されたこともあり、オリンピック開催は、世界が平和であることの証明でもあった。
新たな日本の国家目標のひとつとして、オリンピック開催があり、新たな時代を開くことができたと考えられる。維新プロジェクト完遂の一つのイベントでもあり、開催できなかったことは、非常に残念であった。お爺ぃのif日本では、東京でのオリンピック開催が、獅子宰相の手によって実行される。
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