琉球お爺いの綺談

Ittoh

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縄文の息吹

縄文は、“障害と歪”の始まり

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 最近、縄文期の話が、論議の対象にできるようになってきているみたいです。

 琉球お爺ぃは、個人的に歴史が好きだったけれど、歴史を学ぶことそのものを諦めたのは、過去に対する固定概念の存在にありました。最初に学んだ歴史には、日ノ本の過去に対して、様々な障害が存在していました。

 琉球で過ごしたこともある、お爺ぃの年代には、こういった歴史障害に対して、凄まじいまでの圧力が存在する。

 昭和が終わり、平成が終焉を迎えようとするこの時代、少しづつ歴史へ自由な解釈ができそうだ。しかしながら、歴史概念に対して、百年を超えて積み重ねられた偏りと歪は、逆方向に対しても障害となっているように思う。

 つまり、歴史に対する“障害と歪”は、歴史概念に偏りを生み出す。江戸から明治に変わって、歴史には“障害と歪”が生じた。富国強兵の流れが、“障害と歪”を拡大し、焼け野原となった国土と人心によって、“障害と歪”は反転した“障害と歪”になった。

 結果的には、日ノ本で歴史を学問とするには、“障害と歪”が憑き纏うことには、何ら変わりない状況である。



 論議という学問には、困難を伴うものの、歴史を語ることは、できるようになったと言うことができるのだろう。



 日ノ本の始まりは、“障害と歪”の始まりともなっている。かつて、日ノ本の始まりは、工芸美術の古典として、学術ではなく芸術の対象であった。また、あまり影響のない範囲で考えれば、科学的考察としてのDNA分析といったところであろう。
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