賭博ってなんだろうねぇ

Ittoh

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徳ある者に、天運は味方せり

徳ある者に、天運が味方す05 「運」を天に任すのは、人事を尽くした結果である

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 "Alea jacta est" or "The die is cast"
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 人事を尽くす、これは、賽子サイコロを振る原点である。

 神の加護で、「運」を得るのは、確率の偏りという良くわからないモノを、神に預けた結果である。出るか出ないかだけであれば、確率は2つの事象から一つの事象を選択することになるので、2択ということになる。コインの表裏や平たい石に、しるしを描いても、使い方は同じであり、出るか出ないかという結果となる。

 羊やヤギの踝の骨や、粘土で四面体を造った賽子サイコロもあるが、表裏の二面、四面から、様々な刻印を入れた多面体の賽子サイコロが生まれたのは、紀元前数百年頃のローマ時代であったようだ。

 多面体の賽子サイコロには、確率の偏りという課題がある。古くは、神の加護という名目もあり、重心のズレも、神の思し召しというところがあったが、競技ともなると、そういう訳にもいかなくなる。

 入曽精密さんが設計・製作した賽子サイコロは、六面体の重心を中心とするため、精度99.99999999%で設計・製作されたサイコロである。サイコロの出目は、500円玉と同じように、透かし彫りのような形で刻まれ、刻みの面積や深さを含めて、重心計算をしているということでした。

 プレシジョン・ダイスも同じであり、六面体の重心を中心とするため、透明なアクリルに同じ材料で色違いのアクリルを埋め込むことで、六面体の重心を中心としたダイスである。形状にも工夫がされていて、球体と六面を合成した形状で製造されている。プレシジョンダイスの六面は、すべて円形である。
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