賭博ってなんだろうねぇ

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徳ある者に、天運は味方せり

徳ある者に、天運が味方す01 盤上遊戯にサイコロの始まり

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<参考資料>
 増川宏一著「さいころ」「賭博」「盤上遊戯の世界史」ほか
 谷岡一郎著「知的遊戯の歴史」「確率・統計であばくギャンブルのからくり 「絶対儲かる必勝法」のウソ 」ほか
 英国博物館「Royal Game of UR」「Five famous ancient games」

<参考資料所在>
 公益社団法人 日本将棋連盟Webページ
 大阪商業大学 アミューズメント産業研究所
 入曽精密 世界最速のサイコロ
 日本バックギャモン協会 JBL Backgammon SHOP
 マツオカ株式会社 「全自動麻雀卓」
 電元オートメーション(株式会社ディエィアィ:現不明)「全自動麻雀卓」
 お爺ぃ保有「盤双六」



 さて、サイコロの始まりは、中近東あたりであろうか?
 今より、4500年前、現在のイラク、ウル王朝の王墓から、「Royal Game of UR」として知られるゲーム盤が発掘された。4500年前の時点で完成していたゲームなので、ボードゲームは、エジプトのセネトと共に、最も古く遊ばれたゲームと考えられる。

 最初のサイコロは、平たい石にしるしを付けて、“表”と“裏”で判断するモノであったとされる。サイコロというのは、占いの道具と言う、そんな意味合いもあったと考えられている。

 エジプトでは、棒賽棒状のサイコロ、イラクからは、四面体の賽子が出土している。ただし、どちらも使い方は同じで、四面体の頂点二個に、しるしがあって、しるしが上に在れば、“1”となり、しるしが上に無ければ、“0”というモノだったそうだ。

 「Royal Game of UR」後には、20マスゲームとして使用され、現代では「盤双六」「バックギャモン」として、世界中で遊ばれている、盤上遊戯です。

 サイコロを使うと言うのは、「運」が有るか無いかを決める、判断材料であったということであったようです。インドにおける話では、徳ある者は、「運」が味方して勝利し、徳無き者は、「運」が味方せず敗北すると描かれているそうだ。

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