107 / 164
それでも少しずつ歩む日々
月明りの下で、彼と彼女は見つめ合う
しおりを挟む
報告会の後、僕はフィーナとシルエットの部屋を訪ねた。
まぁ……みんなの前で話がしたいと言ったけれど……、何故か別室のオリエラもいるのか……久しぶりの二人で話が出来る時間なのに、と言う気持ちが恥ずかしさより先に出ていた。
カーテンを可能な限りしめ、フィーナとベランダへ出ると水の薄い膜をベランダに張り巡らせ、やっと彼女の方落ち着いた気持ちで見る事が出来た。月の光は輝き、僕の前に彼女を照らし出す。
それでも、閉じられたガラスの扉から、視線は痛いほど感じるが、まぁそれについて囚われてても先に進めないので、僕は話し出す。
「来てくれて、ありがとう、うれしかった」そう言ってベランダの手すりに手を置く僕と。
「よしのさんやシルエットの励ましのおかげなんです。私一人では、ここへ来る事なんて、考えも及びませんでした」
彼女も同じく両手をベランダの手すりに手を、置き背伸びをする様に体を動かす。それがまるで、飛び立つ鳥の危うさの様で、僕の目を引き付ける。
「それなら僕はその二人と魔王に感謝するべきだよね」
そう言うと彼女は、口元に手をそえると、くすくすっと言う様に笑う。
「そうですね。きっと魔王様とよしのさんは不思議そうな顔をすると思いますけど」
「そうなんだ。なんかもうすでに懐かしい日々になってしまって……あの少し不機嫌な顔が見てみたい気になるから不思議だ……」
二人でベランダに手を置きながら、顔を見合わせて笑う。僕は落ち着き払っている様子を保ちたいだけれど……。
(これこれ、この感じフィーナ可愛いーー!)と、まぁ結構、そんな気持ちが心の中で渦巻いていた。
「ところで、私に話ってなんですか?」
彼女は、後ろで手を組み、少し腰を曲げつつ、こちらを向いた。よくアニメである。ポーズだがそのポーズをしてくれて、なお、かわいい彼女。気持ちが暴走気味にならないようにしつつ、僕は凄く何かに感謝したい気持になる。……しかし僕が、これからする話は真逆の話かもしれない。
「僕の契約した、ウンディーネの事なんだけど……」
「とても、楽しい方ですよね。いつも一緒と聞くと、嫉妬しちゃいますが。それにしても本で読んだ知識ですが、彼女達の御一人と会う事が出来るなんて思っても見ませんでした」
「そう、ウンディーネが地上で生活する事は珍しい、……その珍しい、地上にあられた彼女達は、僕が知る限りは必然か、偶然か人間と恋に落ちてしまう。」
「彼女もそうなんですか?」
「うんまぁ、そうなんだ……」
ここでフィーナは、何も発言せず僕の答えを待ってくれる。その気持ちに答えられる返答が、できればいいのだが……。
「僕は、ウンディーネを無下には出来ない……。でも、僕には好きな子が居て彼女と幸せになる為にここにいる」
「それ知っています。ハヤトは彼女についてどう思うのか、どうしたいのか? それをまず教えてください」
「僕には力が必要でその為には、ウンディーネ、彼女の力が必要不可欠だ。それはここで、そして魔界へ向かう為には絶対の要素だと思う。そしてこちら側から求めた契約をたがえる事はしたくない。それは絶対。僕を主様って呼ぶ彼女に、僕が出来る唯一の紳士的な行いなんだと思う。それで卑怯な事を君に言う様だけれども、君にとっての浮気のラインがまず知りたい」
「ハヤトの契約については、私もわかります。私も魔界で力が無いばかりに、消えしまった幸せについて知っていますから……。浮気のラインですか……そうですね……」
彼女は、僕の服を軽く引っ張り……静かに軽いキスをする。それなのに互いの唇が離れると……体ごと向こうに向いてしまう。僕といったらその衝撃に体が動かなってしまった。
「これが、私の中で恋人と浮気のラインです……わかりましたか?」
「わかりました……」
彼女から伸ばされた手が、僕の指先にふれまる。僕は、彼女の手を軽く握るとゆっくり彼女を振り向かせてさっきより少し長めのキスをする。
そのまま僕達は、見つめ合い僕は彼女の額に僕の額を合わせて僕は目を瞑る……。
「逢いに来ました、フィーナ」
「うん……」
さっきからうるさいほど響いていた、僕の心臓が少しず、ついつもの落ち着きを取り戻して来ていた。
額を離すと、彼女の瞳が、僕を見ていて……彼女は、ゆっくりと優しく笑った。僕も同じ様に笑えているだろうか? 彼女に好きでいて貰える位には……。
「そろそろ中に入ろうか?」
「そうですね」
彼女は、下を向く居て少し上げた自分の靴のつま先を、見ている。
「でも……」
(でも?)
「浮気は、だめですよ絶対」
「うん、わかった」
「もう、なんで笑ってるんですか! 凄く真剣なに」
「いや、僕の恋人は、ちょっとクールな人なのかな? って思ったけどやっぱり可愛い人だったから」
「なんですかそれ!?」
そうして、僕が水の膜に手を伸ばした時、水の向こうにガッツリまどに手をつけた誰かがが居た。その横に、気になるそぶりのオリエラとシルエットも居たが…。僕は、水と扉を払いのける様にその人物、ミッシェルの前に進みでる。
「何やっているのミッシェル……」
「勇者パーティー資金繰りについて、ハヤトさんに聞こうと思ったら、ルイスさんがこっちだろって言うから……」
「うん……そっかわかった。で、なんでそんなところで……。」
「フィーナさんに失礼な事をすれば、人間界と魔界の戦争にもなりかねない事態になるので、一応ハヤトさんの振る舞いについて、確認しておいてくださいってルイスさんが……」
「そんな事、魔王が!?……魔王」
蘇る過去の記憶……。そうそれは彼女に、白銀狐の現当主代理の父親、もしくは祖父の白煙の話であったが……。
「フィーナの事について貴方は、彼らに何もしないのですか?」
「まぁフィーナに何かあれば、滅ぼしても、根絶やしにしてもいいとは考えてはいる」
僕は、魔王を見た。
「なんだ、そんな顔をするな」
「魔王の部下に、手を出すと言うなら仕方なかろう」
「だが、それは白煙が証拠を残した時だけだ」
「じゃ、証拠が無ければ……」
「その時は、残念だが静かに、確実に、滅びて貰うしかないな……残念じゃが……」
「それを回避する方法は無いのですか?」
僕はいつもと違う魔王に驚きつつ聞いた。
「ある、簡単だ」
「負けた犬の様に、ひっくり返って腹を出しさえすればいい」
「一番、弱い急所を、我の前に差し出して敵意が無い事を証明すればいい」
「それだけでいい、すべて丸く収まる」
「例えば……白雪の産んだフィーナの従兄弟、白煙の大事な孫を差し出せば、今ならまだ収まるだろう」
僕は軽く身震いをする。あの時の話とフィーナと僕の関係は、違うのに……だ。
この世界で、弱い急所と言えば……オリエラもしくはその兄だろう……。僕の視線の先の、オリエラは戸惑っているようだった……つづいて、シルエットを見る。
僕は、慌ててシルエットの手を取り慌てて、部屋を出ると廊下の隅に彼女を連れて行く。シルェットさんは、おもいっきりニャニャしている。これは、何もかもさっした顔だ……。僕の出て来た扉から幾つもの顔が覗かせる。
「あの……これは、世間話として聞きますが……。シルエットさん婚前交渉などについて、魔界にはどうなっているのでしょうか!?」
「だめね。魔界は、ゆるい様でその辺はうるさいの、純潔とか純粋無垢とかそう言うのにうるさい奴らばっかりよ。人間界では、魔界のそう言うところは知られてないの? 結構きびしいのはよく聞く話よ」
いろいろ思い当たる節はある。生贄の娘はいつもそんな感じだ。
「では、魔王様のラインは?」
「彼は根っからの魔王だから、純粋培養魔王だから婚前交渉はだめだと思うわ、それに私はその見張りだから」
「わかりました……、ははは……初めから結婚するつもりでしたし、大丈夫です。本当に大丈夫ですから……紳士ですから……!」
「大丈夫? 泣く為に、胸かしましょうか?」
「たぶん、その方が大戦争ですが!?」僕は少し憤慨を隠せなくなっていた……。
僕達は、ゆっくりみんなのもとに戻る。フィーナの顔が赤い。これは聞こえてたぽいな……。
「ハヤトさん大丈夫ですか? 顔が青いですが?」
「ダイジョブ、ダイジョブ、資金繰りの話は、みんなでするの?」
と、言いつつそれどころではなかった。
「いえ、他のパーティの運用の仕方の説明と、うちもそれでいいかの確認だけですから」
「じゃー私、お役に立てるかと……」
そう、フィーナが申し出て、結局はルイスとフィーナとミッシェルが会議しだしてほとんど決めていた。
つづく
まぁ……みんなの前で話がしたいと言ったけれど……、何故か別室のオリエラもいるのか……久しぶりの二人で話が出来る時間なのに、と言う気持ちが恥ずかしさより先に出ていた。
カーテンを可能な限りしめ、フィーナとベランダへ出ると水の薄い膜をベランダに張り巡らせ、やっと彼女の方落ち着いた気持ちで見る事が出来た。月の光は輝き、僕の前に彼女を照らし出す。
それでも、閉じられたガラスの扉から、視線は痛いほど感じるが、まぁそれについて囚われてても先に進めないので、僕は話し出す。
「来てくれて、ありがとう、うれしかった」そう言ってベランダの手すりに手を置く僕と。
「よしのさんやシルエットの励ましのおかげなんです。私一人では、ここへ来る事なんて、考えも及びませんでした」
彼女も同じく両手をベランダの手すりに手を、置き背伸びをする様に体を動かす。それがまるで、飛び立つ鳥の危うさの様で、僕の目を引き付ける。
「それなら僕はその二人と魔王に感謝するべきだよね」
そう言うと彼女は、口元に手をそえると、くすくすっと言う様に笑う。
「そうですね。きっと魔王様とよしのさんは不思議そうな顔をすると思いますけど」
「そうなんだ。なんかもうすでに懐かしい日々になってしまって……あの少し不機嫌な顔が見てみたい気になるから不思議だ……」
二人でベランダに手を置きながら、顔を見合わせて笑う。僕は落ち着き払っている様子を保ちたいだけれど……。
(これこれ、この感じフィーナ可愛いーー!)と、まぁ結構、そんな気持ちが心の中で渦巻いていた。
「ところで、私に話ってなんですか?」
彼女は、後ろで手を組み、少し腰を曲げつつ、こちらを向いた。よくアニメである。ポーズだがそのポーズをしてくれて、なお、かわいい彼女。気持ちが暴走気味にならないようにしつつ、僕は凄く何かに感謝したい気持になる。……しかし僕が、これからする話は真逆の話かもしれない。
「僕の契約した、ウンディーネの事なんだけど……」
「とても、楽しい方ですよね。いつも一緒と聞くと、嫉妬しちゃいますが。それにしても本で読んだ知識ですが、彼女達の御一人と会う事が出来るなんて思っても見ませんでした」
「そう、ウンディーネが地上で生活する事は珍しい、……その珍しい、地上にあられた彼女達は、僕が知る限りは必然か、偶然か人間と恋に落ちてしまう。」
「彼女もそうなんですか?」
「うんまぁ、そうなんだ……」
ここでフィーナは、何も発言せず僕の答えを待ってくれる。その気持ちに答えられる返答が、できればいいのだが……。
「僕は、ウンディーネを無下には出来ない……。でも、僕には好きな子が居て彼女と幸せになる為にここにいる」
「それ知っています。ハヤトは彼女についてどう思うのか、どうしたいのか? それをまず教えてください」
「僕には力が必要でその為には、ウンディーネ、彼女の力が必要不可欠だ。それはここで、そして魔界へ向かう為には絶対の要素だと思う。そしてこちら側から求めた契約をたがえる事はしたくない。それは絶対。僕を主様って呼ぶ彼女に、僕が出来る唯一の紳士的な行いなんだと思う。それで卑怯な事を君に言う様だけれども、君にとっての浮気のラインがまず知りたい」
「ハヤトの契約については、私もわかります。私も魔界で力が無いばかりに、消えしまった幸せについて知っていますから……。浮気のラインですか……そうですね……」
彼女は、僕の服を軽く引っ張り……静かに軽いキスをする。それなのに互いの唇が離れると……体ごと向こうに向いてしまう。僕といったらその衝撃に体が動かなってしまった。
「これが、私の中で恋人と浮気のラインです……わかりましたか?」
「わかりました……」
彼女から伸ばされた手が、僕の指先にふれまる。僕は、彼女の手を軽く握るとゆっくり彼女を振り向かせてさっきより少し長めのキスをする。
そのまま僕達は、見つめ合い僕は彼女の額に僕の額を合わせて僕は目を瞑る……。
「逢いに来ました、フィーナ」
「うん……」
さっきからうるさいほど響いていた、僕の心臓が少しず、ついつもの落ち着きを取り戻して来ていた。
額を離すと、彼女の瞳が、僕を見ていて……彼女は、ゆっくりと優しく笑った。僕も同じ様に笑えているだろうか? 彼女に好きでいて貰える位には……。
「そろそろ中に入ろうか?」
「そうですね」
彼女は、下を向く居て少し上げた自分の靴のつま先を、見ている。
「でも……」
(でも?)
「浮気は、だめですよ絶対」
「うん、わかった」
「もう、なんで笑ってるんですか! 凄く真剣なに」
「いや、僕の恋人は、ちょっとクールな人なのかな? って思ったけどやっぱり可愛い人だったから」
「なんですかそれ!?」
そうして、僕が水の膜に手を伸ばした時、水の向こうにガッツリまどに手をつけた誰かがが居た。その横に、気になるそぶりのオリエラとシルエットも居たが…。僕は、水と扉を払いのける様にその人物、ミッシェルの前に進みでる。
「何やっているのミッシェル……」
「勇者パーティー資金繰りについて、ハヤトさんに聞こうと思ったら、ルイスさんがこっちだろって言うから……」
「うん……そっかわかった。で、なんでそんなところで……。」
「フィーナさんに失礼な事をすれば、人間界と魔界の戦争にもなりかねない事態になるので、一応ハヤトさんの振る舞いについて、確認しておいてくださいってルイスさんが……」
「そんな事、魔王が!?……魔王」
蘇る過去の記憶……。そうそれは彼女に、白銀狐の現当主代理の父親、もしくは祖父の白煙の話であったが……。
「フィーナの事について貴方は、彼らに何もしないのですか?」
「まぁフィーナに何かあれば、滅ぼしても、根絶やしにしてもいいとは考えてはいる」
僕は、魔王を見た。
「なんだ、そんな顔をするな」
「魔王の部下に、手を出すと言うなら仕方なかろう」
「だが、それは白煙が証拠を残した時だけだ」
「じゃ、証拠が無ければ……」
「その時は、残念だが静かに、確実に、滅びて貰うしかないな……残念じゃが……」
「それを回避する方法は無いのですか?」
僕はいつもと違う魔王に驚きつつ聞いた。
「ある、簡単だ」
「負けた犬の様に、ひっくり返って腹を出しさえすればいい」
「一番、弱い急所を、我の前に差し出して敵意が無い事を証明すればいい」
「それだけでいい、すべて丸く収まる」
「例えば……白雪の産んだフィーナの従兄弟、白煙の大事な孫を差し出せば、今ならまだ収まるだろう」
僕は軽く身震いをする。あの時の話とフィーナと僕の関係は、違うのに……だ。
この世界で、弱い急所と言えば……オリエラもしくはその兄だろう……。僕の視線の先の、オリエラは戸惑っているようだった……つづいて、シルエットを見る。
僕は、慌ててシルエットの手を取り慌てて、部屋を出ると廊下の隅に彼女を連れて行く。シルェットさんは、おもいっきりニャニャしている。これは、何もかもさっした顔だ……。僕の出て来た扉から幾つもの顔が覗かせる。
「あの……これは、世間話として聞きますが……。シルエットさん婚前交渉などについて、魔界にはどうなっているのでしょうか!?」
「だめね。魔界は、ゆるい様でその辺はうるさいの、純潔とか純粋無垢とかそう言うのにうるさい奴らばっかりよ。人間界では、魔界のそう言うところは知られてないの? 結構きびしいのはよく聞く話よ」
いろいろ思い当たる節はある。生贄の娘はいつもそんな感じだ。
「では、魔王様のラインは?」
「彼は根っからの魔王だから、純粋培養魔王だから婚前交渉はだめだと思うわ、それに私はその見張りだから」
「わかりました……、ははは……初めから結婚するつもりでしたし、大丈夫です。本当に大丈夫ですから……紳士ですから……!」
「大丈夫? 泣く為に、胸かしましょうか?」
「たぶん、その方が大戦争ですが!?」僕は少し憤慨を隠せなくなっていた……。
僕達は、ゆっくりみんなのもとに戻る。フィーナの顔が赤い。これは聞こえてたぽいな……。
「ハヤトさん大丈夫ですか? 顔が青いですが?」
「ダイジョブ、ダイジョブ、資金繰りの話は、みんなでするの?」
と、言いつつそれどころではなかった。
「いえ、他のパーティの運用の仕方の説明と、うちもそれでいいかの確認だけですから」
「じゃー私、お役に立てるかと……」
そう、フィーナが申し出て、結局はルイスとフィーナとミッシェルが会議しだしてほとんど決めていた。
つづく
0
お気に入りに追加
1
あなたにおすすめの小説
愚かな父にサヨナラと《完結》
アーエル
ファンタジー
「フラン。お前の方が年上なのだから、妹のために我慢しなさい」
父の言葉は最後の一線を越えてしまった。
その言葉が、続く悲劇を招く結果となったけど・・・
悲劇の本当の始まりはもっと昔から。
言えることはただひとつ
私の幸せに貴方はいりません
✈他社にも同時公開
マッサージ師にそれっぽい理由をつけられて、乳首とクリトリスをいっぱい弄られた後、ちゃっかり手マンされていっぱい潮吹きしながらイッちゃう女の子
ちひろ
恋愛
マッサージ師にそれっぽい理由をつけられて、乳首とクリトリスをいっぱい弄られた後、ちゃっかり手マンされていっぱい潮吹きしながらイッちゃう女の子の話。
Fantiaでは他にもえっちなお話を書いてます。よかったら遊びに来てね。
(完結)醜くなった花嫁の末路「どうぞ、お笑いください。元旦那様」
音爽(ネソウ)
ファンタジー
容姿が気に入らないと白い結婚を強いられた妻。
本邸から追い出されはしなかったが、夫は離れに愛人を囲い顔さえ見せない。
しかし、3年と待たず離縁が決定する事態に。そして元夫の家は……。
*6月18日HOTランキング入りしました、ありがとうございます。
【完結】私だけが知らない
綾雅(りょうが)祝!コミカライズ
ファンタジー
目が覚めたら何も覚えていなかった。父と兄を名乗る二人は泣きながら謝る。痩せ細った体、痣が残る肌、誰もが過保護に私を気遣う。けれど、誰もが何が起きたのかを語らなかった。
優しい家族、ぬるま湯のような生活、穏やかに過ぎていく日常……その陰で、人々は己の犯した罪を隠しつつ微笑む。私を守るため、そう言いながら真実から遠ざけた。
やがて、すべてを知った私は――ひとつの決断をする。
記憶喪失から始まる物語。冤罪で殺されかけた私は蘇り、陥れようとした者は断罪される。優しい嘘に隠された真実が徐々に明らかになっていく。
【同時掲載】 小説家になろう、アルファポリス、カクヨム、エブリスタ
2023/12/20……小説家になろう 日間、ファンタジー 27位
2023/12/19……番外編完結
2023/12/11……本編完結(番外編、12/12)
2023/08/27……エブリスタ ファンタジートレンド 1位
2023/08/26……カテゴリー変更「恋愛」⇒「ファンタジー」
2023/08/25……アルファポリス HOT女性向け 13位
2023/08/22……小説家になろう 異世界恋愛、日間 22位
2023/08/21……カクヨム 恋愛週間 17位
2023/08/16……カクヨム 恋愛日間 12位
2023/08/14……連載開始
僕の家族は母様と母様の子供の弟妹達と使い魔達だけだよ?
闇夜の現し人(ヤミヨノウツシビト)
ファンタジー
ー 母さんは、「絶世の美女」と呼ばれるほど美しく、国の中で最も権力の強い貴族と呼ばれる公爵様の寵姫だった。
しかし、それをよく思わない正妻やその親戚たちに毒を盛られてしまった。
幸い発熱だけですんだがお腹に子が出来てしまった以上ここにいては危険だと判断し、仲の良かった侍女数名に「ここを離れる」と言い残し公爵家を後にした。
お母さん大好きっ子な主人公は、毒を盛られるという失態をおかした父親や毒を盛った親戚たちを嫌悪するがお母さんが日々、「家族で暮らしたい」と話していたため、ある出来事をきっかけに一緒に暮らし始めた。
しかし、自分が家族だと認めた者がいれば初めて見た者は跪くと言われる程の華の顔(カンバセ)を綻ばせ笑うが、家族がいなければ心底どうでもいいというような表情をしていて、人形の方がまだ表情があると言われていた。
『無能で無価値の稚拙な愚父共が僕の家族を名乗る資格なんて無いんだよ?』
さぁ、ここに超絶チートを持つ自分が認めた家族以外の生き物全てを嫌う主人公の物語が始まる。
〈念の為〉
稚拙→ちせつ
愚父→ぐふ
⚠︎注意⚠︎
不定期更新です。作者の妄想をつぎ込んだ作品です。
愛想を尽かした女と尽かされた男
火野村志紀
恋愛
※全16話となります。
「そうですか。今まであなたに尽くしていた私は側妃扱いで、急に湧いて出てきた彼女が正妃だと? どうぞ、お好きになさって。その代わり私も好きにしますので」
夫の色のドレスを着るのをやめた結果、夫が我慢をやめてしまいました
氷雨そら
恋愛
夫の色のドレスは私には似合わない。
ある夜会、夫と一緒にいたのは夫の愛人だという噂が流れている令嬢だった。彼女は夫の瞳の色のドレスを私とは違い完璧に着こなしていた。噂が事実なのだと確信した私は、もう夫の色のドレスは着ないことに決めた。
小説家になろう様にも掲載中です
初夜に「俺がお前を抱く事は無い!」と叫んだら長年の婚約者だった新妻に「気持ち悪い」と言われた上に父にも予想外の事を言われた男とその浮気女の話
ラララキヲ
恋愛
長年の婚約者を欺いて平民女と浮気していた侯爵家長男。3年後の白い結婚での離婚を浮気女に約束して、新妻の寝室へと向かう。
初夜に「俺がお前を抱く事は無い!」と愛する夫から宣言された無様な女を嘲笑う為だけに。
しかし寝室に居た妻は……
希望通りの白い結婚と愛人との未来輝く生活の筈が……全てを周りに知られていた上に自分の父親である侯爵家当主から言われた言葉は──
一人の女性を蹴落として掴んだ彼らの未来は……──
<【ざまぁ編】【イリーナ編】【コザック第二の人生編(ザマァ有)】となりました>
◇テンプレ浮気クソ男女。
◇軽い触れ合い表現があるのでR15に
◇ふんわり世界観。ゆるふわ設定。
◇ご都合展開。矛盾は察して下さい…
◇なろうにも上げてます。
※HOTランキング入り(1位)!?[恋愛::3位]ありがとうございます!恐縮です!期待に添えればよいのですがッ!!(;><)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる