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新たな仲間
土の魔法の訓練
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城の兵士練習場入り口まで、来るとぬいぬいは、壁に沿ってた道を歩く。入口の反対側には、砂漠の砂の様な砂が敷き詰められ、広がっていた。
今日も一緒に来てもらっていた。シルスさんともに、いつもの円形のベンチに、座る。
「今日の魔法の練習は、地の魔法だ。魔法学校では、初心者は粘土の土を使ったりもするが、ここそんなものはないから頑張ってやれ」
「以上だ」
(ぬいぬいさん?……説明が大雑把過ぎませんか?)
「ハヤト君まず砂でゴーレムを、作ってみるのはどうかな?」
シルスさんが見かねて助け舟をだす。
「まず、ゴーレムの身体を作る事に、集中してみるといいよ」
僕は砂漠の砂の木の目印に行こうとするが……。
「そこの砂を移動すると、後の片づけが面倒な事になるから……。適当に砂が山になっている所で、やるといい」
ぬいぬいの言葉に合わせてシルクさんも合わせて話し出す。
「出来たら、砂は中央じへ集めるようにして貰っていいかなぁ――。そうしたら助かる」
「そうだ、これを使え」
思い出したようにぬいぬいが、タオルを2枚僕に手渡す。
「それで出来たら顔を覆え、まず薄い方を顔全体の覆い。2枚目が出来るだけ苦しくない可能な範囲で、口や目などを覆えよ」
タオルを巻いてみると、ふんわりとした太陽の匂いがした。それ以外は、よろしくない巻ごこちだった。
僕は砂に腰をおろしゴーレム作りに始める。まず、砂を手に取り握る、それに魔力を込めるところから始めたが最初の内はうまくいった。手の中で砂はかたまり、土の棒になる。それを砂の上に置くと、力加減をあやまって砂はバラバラになってしまう。
試しに水の魔法を使ってみるが、水は砂に吸収され流れていってしまう。ふいに足音が聞こえ、ぬいぬいが、僕の隣に座る。
「ハヤト何かにしょうとするのではなく。何かであると、考える事が大事なんだ」
「水の精霊との関わりの訓練では、それが自然に出来ていた。お前は、あの魚を作ろうとしたのか? そうあって欲しいと願った。そうじゃないのか? 精霊とお前のマナが作り出す魔力、お前を魔法使いにする」
「可能性の無限のカタチはお前の中にもう出来ているそれを信じろ、魔法使いならすべてイメージは本物になる。お前の望むものはもう作られ始めている」
「ほい、じゃ――続き頑張って」
「はい!」
砂をみつめる、そして思い描く。ゴーレムを顔は四角、体も四角、手足円筒で、そしてそのゴーレムは右足を軸にして回転し横へと倒れる……。そこまでのイメージが僕の中から湧き出る。そのイメージこそ本物でありそれは行われるのである。そのイメージを積み重ねて確信に変えていく。
心にマナの火を灯す、この砂と同じ色の魔紋が僕と手を様々な紋様に染めるあげ通過していく。手に集まった魔力のすべてを、ゴーレムになるべき砂に繊細に送り込む、土がビデオの逆回しをしているようにゴーレムを形づくる。
全てのパーツが、出来上がった時、そのゴーレムは右足を軸にして回転し横へと倒れた。
そのまま集中を切らさない様に、ゴーレムの身体を起こし、前のへと進ませる。そこでぬいぬいとシルスさんの足音が聞こえ意識の集中が途切れ、ゴーレムは崩れ落ちた。
どうしたんですか? 二人とも――。
そう言う前に、死にそうなほどの咳をする。呼吸がしずらい……。
「おい!バカちゃんと呼吸をしろ!」
「早く、こいつのタオルを外せ!」
ぬいぬいの罵声がとぶ。
「大丈夫ですか? ハヤトさん途中から呼吸をしてませんでしたよ」
シルスの僕を心配する声。
二人がかりで、タオルを外されてやっと呼吸が楽になる。青い大空を見ながら、僕は空に手を伸ばす。
「本当にちょっとやばかった様で、手足が少し痺れます」
「お前はもうちょっと寝てろ。落ち着いたら、今日はもう帰るぞ」
「残念だな……あと少しすべてが、わかるような気がしたのに」
「お前は少し焦り過ぎだ……いいから、呼吸だけしとけ」
「はい……」
そして僕は目を閉じる。
あ……早く、フィーナに会いたいな。
つづく
今日も一緒に来てもらっていた。シルスさんともに、いつもの円形のベンチに、座る。
「今日の魔法の練習は、地の魔法だ。魔法学校では、初心者は粘土の土を使ったりもするが、ここそんなものはないから頑張ってやれ」
「以上だ」
(ぬいぬいさん?……説明が大雑把過ぎませんか?)
「ハヤト君まず砂でゴーレムを、作ってみるのはどうかな?」
シルスさんが見かねて助け舟をだす。
「まず、ゴーレムの身体を作る事に、集中してみるといいよ」
僕は砂漠の砂の木の目印に行こうとするが……。
「そこの砂を移動すると、後の片づけが面倒な事になるから……。適当に砂が山になっている所で、やるといい」
ぬいぬいの言葉に合わせてシルクさんも合わせて話し出す。
「出来たら、砂は中央じへ集めるようにして貰っていいかなぁ――。そうしたら助かる」
「そうだ、これを使え」
思い出したようにぬいぬいが、タオルを2枚僕に手渡す。
「それで出来たら顔を覆え、まず薄い方を顔全体の覆い。2枚目が出来るだけ苦しくない可能な範囲で、口や目などを覆えよ」
タオルを巻いてみると、ふんわりとした太陽の匂いがした。それ以外は、よろしくない巻ごこちだった。
僕は砂に腰をおろしゴーレム作りに始める。まず、砂を手に取り握る、それに魔力を込めるところから始めたが最初の内はうまくいった。手の中で砂はかたまり、土の棒になる。それを砂の上に置くと、力加減をあやまって砂はバラバラになってしまう。
試しに水の魔法を使ってみるが、水は砂に吸収され流れていってしまう。ふいに足音が聞こえ、ぬいぬいが、僕の隣に座る。
「ハヤト何かにしょうとするのではなく。何かであると、考える事が大事なんだ」
「水の精霊との関わりの訓練では、それが自然に出来ていた。お前は、あの魚を作ろうとしたのか? そうあって欲しいと願った。そうじゃないのか? 精霊とお前のマナが作り出す魔力、お前を魔法使いにする」
「可能性の無限のカタチはお前の中にもう出来ているそれを信じろ、魔法使いならすべてイメージは本物になる。お前の望むものはもう作られ始めている」
「ほい、じゃ――続き頑張って」
「はい!」
砂をみつめる、そして思い描く。ゴーレムを顔は四角、体も四角、手足円筒で、そしてそのゴーレムは右足を軸にして回転し横へと倒れる……。そこまでのイメージが僕の中から湧き出る。そのイメージこそ本物でありそれは行われるのである。そのイメージを積み重ねて確信に変えていく。
心にマナの火を灯す、この砂と同じ色の魔紋が僕と手を様々な紋様に染めるあげ通過していく。手に集まった魔力のすべてを、ゴーレムになるべき砂に繊細に送り込む、土がビデオの逆回しをしているようにゴーレムを形づくる。
全てのパーツが、出来上がった時、そのゴーレムは右足を軸にして回転し横へと倒れた。
そのまま集中を切らさない様に、ゴーレムの身体を起こし、前のへと進ませる。そこでぬいぬいとシルスさんの足音が聞こえ意識の集中が途切れ、ゴーレムは崩れ落ちた。
どうしたんですか? 二人とも――。
そう言う前に、死にそうなほどの咳をする。呼吸がしずらい……。
「おい!バカちゃんと呼吸をしろ!」
「早く、こいつのタオルを外せ!」
ぬいぬいの罵声がとぶ。
「大丈夫ですか? ハヤトさん途中から呼吸をしてませんでしたよ」
シルスの僕を心配する声。
二人がかりで、タオルを外されてやっと呼吸が楽になる。青い大空を見ながら、僕は空に手を伸ばす。
「本当にちょっとやばかった様で、手足が少し痺れます」
「お前はもうちょっと寝てろ。落ち着いたら、今日はもう帰るぞ」
「残念だな……あと少しすべてが、わかるような気がしたのに」
「お前は少し焦り過ぎだ……いいから、呼吸だけしとけ」
「はい……」
そして僕は目を閉じる。
あ……早く、フィーナに会いたいな。
つづく
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