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アプリで知り合ったイケおじとお家でレイプ風プレイする話
19 秋雄さんのこれから、悲しい知らせ
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ちょっと腫れてしまった乳首に薬を塗り、絆創膏を貼る。秋雄さんは満足げに服の上から痛め付けられた乳首を擦っている。
「はぁ、ちょっとジンジンするなぁ……♡」
「お風呂とかめっちゃ滲みそうだね」
「あの時もそうだったよ」
「……そっか」
ごめんね、と言いかけてやめる。よかったねって言えばいいのかもしれない。
なんとなくつけてるテレビのニュースは名門女子大生殺害事件を特集している。名門校に通う美人な女子大生が出会い系で会った男にラブホで殺害され、キャスターが真剣な顔で出会い系の恐ろしさを語っている。夏休みは出会い系のトラブルの相談が増えるらしい。
「夏休み、終わっちゃうねぇ」
「うん。あーあ、めんどくせぇなぁ~。秋雄さんとずっとこうしてたい」
甘えて抱きつくとよしよしされる。
「学校始まるし、彼氏さん帰ってくるね」
「……うん、えへへ」
9月になればトモナガさんが帰国する。そしたら秋雄さんとは……どうなるんだろう……?
帰国の喜びの中にモヤモヤが混ざる。なんとなく目を背けていた現実がすぐそこまで来ている。
トモナガさんが帰ってきたらもう秋雄さんには会えないだろう。トモナガさんはきっと気にしないで好きにしろと言ってくれるだろう。
でも秋雄さんは、数人と体の関係があるトモナガさんを抱いた俺を受け入れてくれるだろうか…?やっぱキツいんじゃないのかな、生理的に。
こんな言い方したらトモナガさんに失礼ってわかってるけど、そう思っちゃうくらい秋雄さんに入れ込んでいる自分が確かにいた。
かっこいい顔もマゾでエッチな体もフェロモンの塊みたいな匂いも全部大好きだけど、外見やセクシーさはトモナガさんの圧勝だ。
ちょっと卑屈で自分の魅力に気づいていないところ、トラウマ持ちのところ、ひとりぼっちで「俺しかいない」なんて言っちゃうところが好きだ。……好きって言うか情が湧くって感じ……?
トモナガさんに抱く愛とか恋って感情ではないけど、それと同じくらい大事にしたいって思う。
トモナガさんも秋雄さんも二人とも大切な人だ。もし選択を迫られたら俺はトモナガさんを選ぶだろう。
そしたら秋雄さんは……どう思うのかな。またひとりぼっちになっちゃうのかな……?
こんなはずじゃなかったのになぁ。もっと気軽にあと腐れなく楽しむはずだったのに…。
「秋雄さんはさ、その、新しい人探さないの?」
「新しい人?」
「うん。……トモナガさんが帰ってきて…俺がいなくなったら誰にいじめてもらうのかな~って……」
「えー……そんなの考えたことないな。たぶん飯喰って仕事してオナニーする毎日に戻るんじゃない?」
「見つけなよ、ちゃんと可愛がってくれるご主人様。AVばっか見てないでさぁ……」
「うーん、そうしようかなぁ」
「ふふ、そうしなって」
笑って頷いたが、本気かはわからない。
次に会う約束をして駅で秋雄さんと別れた。次が最後かもなぁと思うとちょっと切ない。
次の日、帰国が遅れるとトモナガさんから連絡が来て、その代わりのように母さんの帰国が早まると父さんから知らされた。
「はぁ、ちょっとジンジンするなぁ……♡」
「お風呂とかめっちゃ滲みそうだね」
「あの時もそうだったよ」
「……そっか」
ごめんね、と言いかけてやめる。よかったねって言えばいいのかもしれない。
なんとなくつけてるテレビのニュースは名門女子大生殺害事件を特集している。名門校に通う美人な女子大生が出会い系で会った男にラブホで殺害され、キャスターが真剣な顔で出会い系の恐ろしさを語っている。夏休みは出会い系のトラブルの相談が増えるらしい。
「夏休み、終わっちゃうねぇ」
「うん。あーあ、めんどくせぇなぁ~。秋雄さんとずっとこうしてたい」
甘えて抱きつくとよしよしされる。
「学校始まるし、彼氏さん帰ってくるね」
「……うん、えへへ」
9月になればトモナガさんが帰国する。そしたら秋雄さんとは……どうなるんだろう……?
帰国の喜びの中にモヤモヤが混ざる。なんとなく目を背けていた現実がすぐそこまで来ている。
トモナガさんが帰ってきたらもう秋雄さんには会えないだろう。トモナガさんはきっと気にしないで好きにしろと言ってくれるだろう。
でも秋雄さんは、数人と体の関係があるトモナガさんを抱いた俺を受け入れてくれるだろうか…?やっぱキツいんじゃないのかな、生理的に。
こんな言い方したらトモナガさんに失礼ってわかってるけど、そう思っちゃうくらい秋雄さんに入れ込んでいる自分が確かにいた。
かっこいい顔もマゾでエッチな体もフェロモンの塊みたいな匂いも全部大好きだけど、外見やセクシーさはトモナガさんの圧勝だ。
ちょっと卑屈で自分の魅力に気づいていないところ、トラウマ持ちのところ、ひとりぼっちで「俺しかいない」なんて言っちゃうところが好きだ。……好きって言うか情が湧くって感じ……?
トモナガさんに抱く愛とか恋って感情ではないけど、それと同じくらい大事にしたいって思う。
トモナガさんも秋雄さんも二人とも大切な人だ。もし選択を迫られたら俺はトモナガさんを選ぶだろう。
そしたら秋雄さんは……どう思うのかな。またひとりぼっちになっちゃうのかな……?
こんなはずじゃなかったのになぁ。もっと気軽にあと腐れなく楽しむはずだったのに…。
「秋雄さんはさ、その、新しい人探さないの?」
「新しい人?」
「うん。……トモナガさんが帰ってきて…俺がいなくなったら誰にいじめてもらうのかな~って……」
「えー……そんなの考えたことないな。たぶん飯喰って仕事してオナニーする毎日に戻るんじゃない?」
「見つけなよ、ちゃんと可愛がってくれるご主人様。AVばっか見てないでさぁ……」
「うーん、そうしようかなぁ」
「ふふ、そうしなって」
笑って頷いたが、本気かはわからない。
次に会う約束をして駅で秋雄さんと別れた。次が最後かもなぁと思うとちょっと切ない。
次の日、帰国が遅れるとトモナガさんから連絡が来て、その代わりのように母さんの帰国が早まると父さんから知らされた。
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