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18.やっと終わったアルバイト
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「これはすごいですねー!圧巻のパフォーマンス!コントの域を越えてます!」
「マジでえぐかったわぁ……すげーなお前……そんなに10万ほしかったのか……」
「う、うるせぇ……」
「さぁおちんちん消防士、こうしくんに大きな拍手を!」
会場がパチパチと拍手に包まれる。観客たちは無様な俺を見てゲラゲラ笑っていた。
体はものすごく疲れてるが、やりきった達成感や充実感で心はスッキリしていた。
「それでは投票の時間です!ユウくんがいいと思った方は赤い札を、こうしくんがいいと思った方は白い札をお上げくださーい!せーの!はいっ!」
「おぉ?!」
「あっ!!やったっ!っ、はぁ~……」
圧倒的に白い札が多く脱水状態でフラフラしながら喜びの声を上げる……がすぐトーンダウンする。尿も精液も汗も出しきって干からびそうだ……。
おじさんがさっそくマイクを傾けヒーローインタビューもどきをする。
「今の気持ちは?」
「あーっと、えーっと、全力でやったんで……良かったっす……ハイ……」
「賞金の使い道は?」
「うーん……服買ったりウマいモン食べたりしようと思います」
「はーいっ、ありがとうございましたー!
ではこれにてショーは終わりです!みなさま、2人に大きな拍手をお願いしまーす!」
手短にインタビューは終わり、拍手に包まれる。おじさんにさりげなく促され、一礼してはける。
こうして俺たちの「ショー」は終わった……。
「なんか……すごかったな……」
「うん……夢みたいだね……」
「はっちゃけすぎたな」
「一生に一度あるかないかのはっちゃけ度合いだわ」
「そうだな~……」
へろへろになりながら顔を見合わせて笑う。夕陽もやはり清々しい顔をしていた。
「はいっ、お疲れさまでした~!これ飲んで、温泉に入ってサッパリしたらいいよ~」
「「ありがとうございます!」」
おじさんがスポーツドリンクをくれた。1.5リットルのやつ。500ミリのはきっとすぐ飲み干してしまうだろうからありがたい。
「それで、俺たち次はなにしたら……?」と夕陽が尋ねるとおじさんは首を横に振る。
「君たちのお仕事はもう終わり!あ、賄いは食べてもらうよ~。ウチ、料理にも力入れてるからねぇ。感想聞かせて。あとはぐっすり寝るだけ!
明日の帰りのバス、ちょっと早いから寝坊しないようにねぇ。お客様が起きる前に出発することになってるから」
「「はーい」」
本当にコレで終わりらしい。
2人でゆっくり温泉に浸かった後、会いた部屋でまったりしてると熊みたいにぽっちゃりした料理人さんが夕食を運んできてくれた。
賄いというには豪華すぎる鍋料理にテンションが上がる。
彼は「暇なら『楓の間』を『覗き』に来たらいいよ」と言い残して去っていった。
お互い暇なので食器を返してから楓の間を見に行くことにした。
「なんだろうな?」
「気になるわ~」など言いながら歩いているとどこかから漏れてくる喘ぎ声……。
「んおぉっお腹っ精液でいっぱいいぃいい♡♡くるしいっ♡」
「そんなこと言って!まだ物欲しそうな顔してますよ?」
「んぎいいぃいいい♡」
「すごいアへ顔だ」
「たまりませんなぁ」
喘ぎ声というか、もはや絶叫。そして聞き覚えがある声だった。
「まさか」と思ったが夕陽も同じ考えらしく…。楓の間のふすまを少し開けて中を覗くと予想通りの光景が広がっていた。
「うわ……エグ……」
「うおっ……」
おじさん1人で10人くらいの客を相手していた。
白い体をくねらせ、ケツは容赦ないピストン、口は激しいイラマを食らっている。四方八方から手が伸び乳首やチンコも責められ続けている。電マが金玉に宛がわれると「ンヒッ♡」と悲鳴をあげ白目を剥いて失禁した。
それをありがたそうに飲む客……。
俺たちがやったことはまさしく「芸」でおじさんの足元にも及ばない。
「なぁ、こっちからも声しない?」 「え……?」
夕陽に連れられてたどりついたのは『熊の間』。そこを覗くとさっきの料理人さんが猿ぐつわをして縛られて、無数の男たちにもみくちゃにされている……。
「ひーっ、すげぇ…」
「なんでもアリだな」
とんでもない光景に苦笑いがこぼれる。人間の欲を目の当たりにしてちょっと頭がクラクラした。
静かにふすまを閉めて、部屋に戻った。それから2人ともすぐに寝てしまった。
「マジでえぐかったわぁ……すげーなお前……そんなに10万ほしかったのか……」
「う、うるせぇ……」
「さぁおちんちん消防士、こうしくんに大きな拍手を!」
会場がパチパチと拍手に包まれる。観客たちは無様な俺を見てゲラゲラ笑っていた。
体はものすごく疲れてるが、やりきった達成感や充実感で心はスッキリしていた。
「それでは投票の時間です!ユウくんがいいと思った方は赤い札を、こうしくんがいいと思った方は白い札をお上げくださーい!せーの!はいっ!」
「おぉ?!」
「あっ!!やったっ!っ、はぁ~……」
圧倒的に白い札が多く脱水状態でフラフラしながら喜びの声を上げる……がすぐトーンダウンする。尿も精液も汗も出しきって干からびそうだ……。
おじさんがさっそくマイクを傾けヒーローインタビューもどきをする。
「今の気持ちは?」
「あーっと、えーっと、全力でやったんで……良かったっす……ハイ……」
「賞金の使い道は?」
「うーん……服買ったりウマいモン食べたりしようと思います」
「はーいっ、ありがとうございましたー!
ではこれにてショーは終わりです!みなさま、2人に大きな拍手をお願いしまーす!」
手短にインタビューは終わり、拍手に包まれる。おじさんにさりげなく促され、一礼してはける。
こうして俺たちの「ショー」は終わった……。
「なんか……すごかったな……」
「うん……夢みたいだね……」
「はっちゃけすぎたな」
「一生に一度あるかないかのはっちゃけ度合いだわ」
「そうだな~……」
へろへろになりながら顔を見合わせて笑う。夕陽もやはり清々しい顔をしていた。
「はいっ、お疲れさまでした~!これ飲んで、温泉に入ってサッパリしたらいいよ~」
「「ありがとうございます!」」
おじさんがスポーツドリンクをくれた。1.5リットルのやつ。500ミリのはきっとすぐ飲み干してしまうだろうからありがたい。
「それで、俺たち次はなにしたら……?」と夕陽が尋ねるとおじさんは首を横に振る。
「君たちのお仕事はもう終わり!あ、賄いは食べてもらうよ~。ウチ、料理にも力入れてるからねぇ。感想聞かせて。あとはぐっすり寝るだけ!
明日の帰りのバス、ちょっと早いから寝坊しないようにねぇ。お客様が起きる前に出発することになってるから」
「「はーい」」
本当にコレで終わりらしい。
2人でゆっくり温泉に浸かった後、会いた部屋でまったりしてると熊みたいにぽっちゃりした料理人さんが夕食を運んできてくれた。
賄いというには豪華すぎる鍋料理にテンションが上がる。
彼は「暇なら『楓の間』を『覗き』に来たらいいよ」と言い残して去っていった。
お互い暇なので食器を返してから楓の間を見に行くことにした。
「なんだろうな?」
「気になるわ~」など言いながら歩いているとどこかから漏れてくる喘ぎ声……。
「んおぉっお腹っ精液でいっぱいいぃいい♡♡くるしいっ♡」
「そんなこと言って!まだ物欲しそうな顔してますよ?」
「んぎいいぃいいい♡」
「すごいアへ顔だ」
「たまりませんなぁ」
喘ぎ声というか、もはや絶叫。そして聞き覚えがある声だった。
「まさか」と思ったが夕陽も同じ考えらしく…。楓の間のふすまを少し開けて中を覗くと予想通りの光景が広がっていた。
「うわ……エグ……」
「うおっ……」
おじさん1人で10人くらいの客を相手していた。
白い体をくねらせ、ケツは容赦ないピストン、口は激しいイラマを食らっている。四方八方から手が伸び乳首やチンコも責められ続けている。電マが金玉に宛がわれると「ンヒッ♡」と悲鳴をあげ白目を剥いて失禁した。
それをありがたそうに飲む客……。
俺たちがやったことはまさしく「芸」でおじさんの足元にも及ばない。
「なぁ、こっちからも声しない?」 「え……?」
夕陽に連れられてたどりついたのは『熊の間』。そこを覗くとさっきの料理人さんが猿ぐつわをして縛られて、無数の男たちにもみくちゃにされている……。
「ひーっ、すげぇ…」
「なんでもアリだな」
とんでもない光景に苦笑いがこぼれる。人間の欲を目の当たりにしてちょっと頭がクラクラした。
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