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第337話
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敵機がエネルギーウイングを使っての急加速。
凄まじい瞬間加速で即座に背後に回る。 ラーガストの挙動に似ているが、彼の場合はこんな性能に頼った挙動はまずしない。 最強のSランクならば正面から敵の反応を置き去りにするようなタイミングで仕掛けてくる。
だが、目の前の敵機からはそんな迫力は一切感じない。
まるでラーガストの挙動を適当に切り取って張り付けたような歪さがあった。
だから――
ヨシナリは人型に変形しながら急降下。 敵のエネルギーブレードが空を切る。
振り切ったと同時にアトルムとクルックスを抜いて連射。 二発で胸部装甲を撃ち抜き、三発目と四発目で機体を貫通してそのまま撃破。
「いくら何でも酷すぎる」
ここまで低品質なコピーを見せられると不快を通り越して笑えてくる。
来る途中に見てきた奴もそうだったのだが、ラーガストのコピー共は正面から来る場合は急旋回によって死角に移動してエネルギーブレードによる斬撃。 死角から仕掛ける場合は急加速による刺突。
このどちらかだ。
確かに一つ一つの挙動は凄まじいが、繋ぎや間の取り方が終わっているので慣れると対処は容易だった。 それでも全員が軽やかに対処できるわけではないので脱落者は多い。
ヨシナリとしても助けてやりたいが余裕がないので自分に向かって来る敵だけを捌く。
次に襲ってきたのは下半身がフロートタイプ。 例のボスのコピー機だ。
周囲に無数のドローンを出現させるが、闇雲に出しただけで狙いも一機に絞らずに手近な標的を適当に狙っているだけ。 ヨシナリは自分を狙っているドローンだけアトルムとクルックスで撃ち抜き、すれ違うタイミングで頭部を撃ち抜く。 ドローンの操作はセンサー系に依存しているので視えなくなると指示が出せなくなるので脅威度はかなり落ちる。
とどめを刺しておきたいがそんな余裕はない。
敵の攻撃間隔は三秒から五秒。 そろそろ次が来る。
本来なら次射が来る前に肉薄したいのだが、サイズ感の所為で視えているのに思っている以上に遠い。 接近は感知されているので空間砲で薙ぎ払うつもりだ。
攻撃範囲の空間の歪みを観測。 複数の顔に広範囲の薙ぎ払い。
――保ってくれよ。
アノマリーを構えてこちらを狙っている顔に向けて連射。 一発、二発、三発目で銃から異音。
エラーウインドウがポップアップ。 内部に深刻なエラーが発生、使用不可。
「クソッ」
思わずそう呟いてアノマリーを投げ捨てる。 アトルムとクルックスでは射程が足りない。
細いが最初の二発でできた穴を抜けるしか――不意に風切音。
ヨシナリの隣を通り過ぎるように銃弾が飛んでいき、彼を狙うつもりだった顔が次々と撃ちぬかれる。 小さく振り返ると離れた位置でグロウモスが狙撃銃を構えていた。
凄まじい射撃精度と連射で次々とヨシナリを狙っている顔を破壊していく。
ただ、集中する為なのか地上で完全に棒立ちだ。 そんな彼女を敵性トルーパーが無視するわけがない。
ラーガストのコピー機が彼女を切り刻まんと突っ込んで来るが、割り込んだふわわが一刀で切って落とす。 刺突が当たる前に上からの強襲。
あの速度にタイミングを合わせる事も凄まじいが、咄嗟に下がろうとした機体を逃がさずにコックピット部分だけを綺麗に切り裂いて仕留めた動きも秀逸だ。 どうやらソルジャータイプの機動性では追いつけないと判断して援護に徹するつもりのようだ。
ありがたいと思いながらヨシナリは加速。 機銃の射程内に届いたので連射。
反応炉に近い部分に連続して食らわせる。 後は取り付いて掘り起こすしかない。
肉塊は時間経過で再生するが、一定以上のダメージは時間がかかる。 つまり再生速度を超えるダメージを与え続けなければならないのだ。 リング装備の機体が複数上がって来るが、狙いはヨシナリではなく先行していたツェツィーリエ達だ。
流石に複数の機体が正確に反応炉の近くへ到達している点から場所を看破されていると悟ったようで他の敵機も集まって来る。
――あぁ、この状況で穴掘りをするのか。
正直、無理じゃないかと思ってしまうが、やる以外の選択肢がない。
機銃を連射。 一点に集中して銃弾を叩きこみ、弾が切れたと同時に変形し、アトルムとクルックスを抜いて連射。 撃つ、撃つ、撃ち続ける。
ドローンによる攻撃を急降下して回避しつつ、更に連射。
背後からエネルギーブレードによる斬撃、躱しながらカウンターで蹴りを入れる。
レガースを起爆。 エイコサテトラのコピー機を撃破。 片足に一つずつしかないのでもうなくなってしまった。 使わせてんじゃねぇよクソがと思いながら更に撃つ。
弾が切れたのでマガジンを自動排出とレーザー誘導にリロードを行い連射を継続。
敵の肉塊に穴が開き、ピンク色の内部が露出し、血液らしき液体が噴き出す。
シックスセンスでどの程度、掘れているのかを確認。 まだまだ足りない。
――こんな事ならロングマガジンとバースト機構を積んでおけばよかった。
アトルムとクルックスのカスタムは今後の課題だなと思いながら撃ちまくるとガチリと異音。
弾がなくなった。 リロード。 予備のマガジンが二つになった。
あと一回ずつリロードしたらアトルムとクルックスも弾切れになる。
追いついてきた他の機体も攻撃を仕掛けているが、敵のトルーパーに阻まれて直ぐに攻撃が途切れる。 ヨシナリを狙う敵機が増えているが、意識の全ては身を守る事とあの肉塊を貫通する事に傾けているので、不要な情報は全て意識から蹴り出す。
掘り起こす。 ぶち抜く。 ぶっ壊す。
火力が足りないなんて事も意識から追い出し、無心で穴を掘る事だけを考える。
アトルムとクルックスが弾切れになったら内蔵しているエネルギー式の銃剣で直接行く。
不意にズンと重たい衝撃。 何かが肉塊に突き刺さったからだ。
流石にこれは無視できず、下を見ると地上から接近していたマルメルがハンドレールキャノンを構えていた。 かなり無理をしたようで、機体は半壊、片腕がなくなっている。 動いているのが不思議な有様だった。 弾体が貫通に至らなかった理由は不明だが、大穴が開いた事だけは確かだ。
マルメルはヨシナリに行けと言わんばかりに親指を立てて見せる。
次の瞬間、無数の顔による攻撃に呑み込まれ反応がロスト。
少し遅れて背後で次々に顔を破壊していたグロウモスの反応も消えた。
ふわわの反応は生きているが、恐らく何らかの損傷を受けているのか動きが悪い。
どうやら一機でも多く足止めするようだ。 動く気配がない。
アトルムとクルックスが弾切れ、今度こそまともな武器がなくなった。
「おい、無茶すんナ!」
ポンポンの声が聞こえたがヨシナリは構わずに機体を変形して加速。
グロウモスが脱落したことでヨシナリへの攻撃を防ぐ者が居なくなったが、そろそろ殴れる距離まで近づけそうだった。
凄まじい瞬間加速で即座に背後に回る。 ラーガストの挙動に似ているが、彼の場合はこんな性能に頼った挙動はまずしない。 最強のSランクならば正面から敵の反応を置き去りにするようなタイミングで仕掛けてくる。
だが、目の前の敵機からはそんな迫力は一切感じない。
まるでラーガストの挙動を適当に切り取って張り付けたような歪さがあった。
だから――
ヨシナリは人型に変形しながら急降下。 敵のエネルギーブレードが空を切る。
振り切ったと同時にアトルムとクルックスを抜いて連射。 二発で胸部装甲を撃ち抜き、三発目と四発目で機体を貫通してそのまま撃破。
「いくら何でも酷すぎる」
ここまで低品質なコピーを見せられると不快を通り越して笑えてくる。
来る途中に見てきた奴もそうだったのだが、ラーガストのコピー共は正面から来る場合は急旋回によって死角に移動してエネルギーブレードによる斬撃。 死角から仕掛ける場合は急加速による刺突。
このどちらかだ。
確かに一つ一つの挙動は凄まじいが、繋ぎや間の取り方が終わっているので慣れると対処は容易だった。 それでも全員が軽やかに対処できるわけではないので脱落者は多い。
ヨシナリとしても助けてやりたいが余裕がないので自分に向かって来る敵だけを捌く。
次に襲ってきたのは下半身がフロートタイプ。 例のボスのコピー機だ。
周囲に無数のドローンを出現させるが、闇雲に出しただけで狙いも一機に絞らずに手近な標的を適当に狙っているだけ。 ヨシナリは自分を狙っているドローンだけアトルムとクルックスで撃ち抜き、すれ違うタイミングで頭部を撃ち抜く。 ドローンの操作はセンサー系に依存しているので視えなくなると指示が出せなくなるので脅威度はかなり落ちる。
とどめを刺しておきたいがそんな余裕はない。
敵の攻撃間隔は三秒から五秒。 そろそろ次が来る。
本来なら次射が来る前に肉薄したいのだが、サイズ感の所為で視えているのに思っている以上に遠い。 接近は感知されているので空間砲で薙ぎ払うつもりだ。
攻撃範囲の空間の歪みを観測。 複数の顔に広範囲の薙ぎ払い。
――保ってくれよ。
アノマリーを構えてこちらを狙っている顔に向けて連射。 一発、二発、三発目で銃から異音。
エラーウインドウがポップアップ。 内部に深刻なエラーが発生、使用不可。
「クソッ」
思わずそう呟いてアノマリーを投げ捨てる。 アトルムとクルックスでは射程が足りない。
細いが最初の二発でできた穴を抜けるしか――不意に風切音。
ヨシナリの隣を通り過ぎるように銃弾が飛んでいき、彼を狙うつもりだった顔が次々と撃ちぬかれる。 小さく振り返ると離れた位置でグロウモスが狙撃銃を構えていた。
凄まじい射撃精度と連射で次々とヨシナリを狙っている顔を破壊していく。
ただ、集中する為なのか地上で完全に棒立ちだ。 そんな彼女を敵性トルーパーが無視するわけがない。
ラーガストのコピー機が彼女を切り刻まんと突っ込んで来るが、割り込んだふわわが一刀で切って落とす。 刺突が当たる前に上からの強襲。
あの速度にタイミングを合わせる事も凄まじいが、咄嗟に下がろうとした機体を逃がさずにコックピット部分だけを綺麗に切り裂いて仕留めた動きも秀逸だ。 どうやらソルジャータイプの機動性では追いつけないと判断して援護に徹するつもりのようだ。
ありがたいと思いながらヨシナリは加速。 機銃の射程内に届いたので連射。
反応炉に近い部分に連続して食らわせる。 後は取り付いて掘り起こすしかない。
肉塊は時間経過で再生するが、一定以上のダメージは時間がかかる。 つまり再生速度を超えるダメージを与え続けなければならないのだ。 リング装備の機体が複数上がって来るが、狙いはヨシナリではなく先行していたツェツィーリエ達だ。
流石に複数の機体が正確に反応炉の近くへ到達している点から場所を看破されていると悟ったようで他の敵機も集まって来る。
――あぁ、この状況で穴掘りをするのか。
正直、無理じゃないかと思ってしまうが、やる以外の選択肢がない。
機銃を連射。 一点に集中して銃弾を叩きこみ、弾が切れたと同時に変形し、アトルムとクルックスを抜いて連射。 撃つ、撃つ、撃ち続ける。
ドローンによる攻撃を急降下して回避しつつ、更に連射。
背後からエネルギーブレードによる斬撃、躱しながらカウンターで蹴りを入れる。
レガースを起爆。 エイコサテトラのコピー機を撃破。 片足に一つずつしかないのでもうなくなってしまった。 使わせてんじゃねぇよクソがと思いながら更に撃つ。
弾が切れたのでマガジンを自動排出とレーザー誘導にリロードを行い連射を継続。
敵の肉塊に穴が開き、ピンク色の内部が露出し、血液らしき液体が噴き出す。
シックスセンスでどの程度、掘れているのかを確認。 まだまだ足りない。
――こんな事ならロングマガジンとバースト機構を積んでおけばよかった。
アトルムとクルックスのカスタムは今後の課題だなと思いながら撃ちまくるとガチリと異音。
弾がなくなった。 リロード。 予備のマガジンが二つになった。
あと一回ずつリロードしたらアトルムとクルックスも弾切れになる。
追いついてきた他の機体も攻撃を仕掛けているが、敵のトルーパーに阻まれて直ぐに攻撃が途切れる。 ヨシナリを狙う敵機が増えているが、意識の全ては身を守る事とあの肉塊を貫通する事に傾けているので、不要な情報は全て意識から蹴り出す。
掘り起こす。 ぶち抜く。 ぶっ壊す。
火力が足りないなんて事も意識から追い出し、無心で穴を掘る事だけを考える。
アトルムとクルックスが弾切れになったら内蔵しているエネルギー式の銃剣で直接行く。
不意にズンと重たい衝撃。 何かが肉塊に突き刺さったからだ。
流石にこれは無視できず、下を見ると地上から接近していたマルメルがハンドレールキャノンを構えていた。 かなり無理をしたようで、機体は半壊、片腕がなくなっている。 動いているのが不思議な有様だった。 弾体が貫通に至らなかった理由は不明だが、大穴が開いた事だけは確かだ。
マルメルはヨシナリに行けと言わんばかりに親指を立てて見せる。
次の瞬間、無数の顔による攻撃に呑み込まれ反応がロスト。
少し遅れて背後で次々に顔を破壊していたグロウモスの反応も消えた。
ふわわの反応は生きているが、恐らく何らかの損傷を受けているのか動きが悪い。
どうやら一機でも多く足止めするようだ。 動く気配がない。
アトルムとクルックスが弾切れ、今度こそまともな武器がなくなった。
「おい、無茶すんナ!」
ポンポンの声が聞こえたがヨシナリは構わずに機体を変形して加速。
グロウモスが脱落したことでヨシナリへの攻撃を防ぐ者が居なくなったが、そろそろ殴れる距離まで近づけそうだった。
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