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第301話
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――クソ、ついてないナ。
ポンポンはヨシナリと同じく前回も今回も入念な準備を行ってから臨んだ。
特に今回は二回目という事もあって思金神から提供された情報を精査して自分なりの立ち回りも研究してきた。 別に全体の勝利の為に頑張りたいなどといった高尚な考えはないが彼女なりに全力でこのゲームを楽しみたいと思ったからだ。
手を組む味方も確保し、皆で協力してクソったれなエネミー達に一泡吹かせてやろう。
そんな事を言い合いながら今回のイベント戦に飛び込んだのだが、開始早々に不運に見舞われた。
彼女の所属する『豹変』の総数は約八百。 一機のシャトルには十機まで搭載する事が可能となる。
つまり彼女達は八十機のシャトルに分乗しての降下を行うのだ。
このイベントのシステム上、同じユニオン所属の機体が搭載されたシャトルはなるべく近い位置に配置される事になり、降下後は速やかに合流する手筈になっていた。
他の降下は比較的上手く行っていたのだ。 ポンポンのシャトルは本隊から離れてしまったが、合流は十分可能な距離。 想定からは外れたが、許容範囲内だ。
合流後はシャトルを利用して即席の拠点を構築して橋頭保とする予定になっていた。
――が、ポンポン達の乗ったシャトルは着陸の際に偶然近くに居た哨戒エネミーを潰してしまったのだ。
結果、ポンポン達の元に敵が殺到する事となってしまった。
彼女と同乗している九人は襲ってきたエネミーを危なげなく返り討ちにはしたのだが、不運は重なる物で敵の救援信号を受信したのがその辺にいる雑魚エネミーだけでなく、輸送艦であるジンベエザメ型が含まれていたからだ。 ジンベエザメ型、メガロドン型といった大型エネミーはポンポン達が扱うエンジェルタイプと非常に相性が悪かった。
理由は周囲を覆うエネルギーフィールドにある。 エネルギー系の兵器はほぼ完全無効化。
実体弾は無効化できないが、重装甲で内部にダメージを与えたいのなら相当撃ち込まなければならない。 ならフィールドの内側での接近戦なら可能ではないか?という疑問に関しては前回の時点で答えが出ていた。
あのエネルギーフィールドは内部に入った機体のジェネレーター出力を下げる機能もあるのでエンジェルタイプが突っ込めば行動不能とまでは行かないが機能が大きく制限されてしまう。
その為、あの大型エネミーとパフォーマンス低下させずに近接戦闘がしたいならジェネレーターではなくノーマルタイプのエンジンを積んだ機体でなければならない。
ポンポンは早い段階で無理だと判断して敵を振り切るつもりだったのだが、ジンベエザメ型は彼女達の事が気に入ったのか執拗に追いかけてきた。
機動性には分があるが、逃げ切るのは少し難しい。 大きな要因としては二つ。
まずはこの環境。 強烈な風が吹くこの惑星は長距離の飛行に向いておらず思ったように速度が出ない。
もう一つは燃費だ。 エンジェルタイプは高出力のエネルギーウイングを推進装置としているだけあって瞬間加速は他の追随を許さない。 だが、その機動性を支えるジェネレーター出力は有限だ。
つまり持久力がない。
よって瞬間的に距離を取る事は可能だが、無理に噴かすと身動き自体が取れなくなってしまうのだ。
その為、逃げる事が出来ない。 最後にポンポン達は五十機近くで固まって降下したのだ。
中にはソルジャータイプやパンツァータイプなどの足の遅い機体も多い。
そんな彼等を見捨てて逃げるような真似は出来なかった。 結果、ポンポンは後退しつつ応戦という消極的な判断をせざるを得なかったのだ。 リーダーのツェツィーリエも早い段階で状況に気付いてはいたが、彼女達の降下地点は離れていた事もある上、下手に人数を送り込むと構築中の拠点に気付かれると全滅の危険があって送り込めなかった。
この状況の打開には数が必要だが、移動中に襲われれば目も当てられない。
その為、合流予定の『栄光』に任せる事となってしまった。
ジンベエザメ型は次から次へとエネミーを吐き出しながら追いかけてくるので敵が一向に減らない。
この環境に適応しているエネミーの動きはポンポンの想像以上に早く、徐々にだが包囲されつつあった。 シックスセンスに入って来る情報は常に事態の悪化を示し続け、彼女の神経をガリガリと削る。
「あのデカブツは無理だ。 遠距離攻撃してくる奴を順番に仕留めろ!」
ポンポンは指示を飛ばしながら一番厄介なレーザー攻撃を繰り出してくるデメニギス型を集中的に狙わせて味方の被害を減らす事に集中。 そんな中、敵の集中砲火を受けていたまんまるがやられた。
彼女は敵を引き付ける為に敢えて前に出て砲撃を繰り返していたからだ。 元々、プリンシパリティは防御に優れた機体だったが、ジェネレーター出力も装甲も無限ではない。
デメニギス型のレーザー攻撃を防いでいたエネルギーフィールドを維持できなくなった彼女は今回の為に持ち込んだ実弾兵器で応戦。 とにかく撃ちまくって狙いを自分に引き付けるつもりのようだ。
ポンポンは止めろと声を上げたが、彼女は最後まで敵の矢面に立ち続け、やがて限界を迎えた。
次に脱落したのはニャーコだ。
彼女は敵の只中に飛び込む事で敵の全体速度を落とす事にした。
デメニギス型が誤射を嫌ってか狙ってこなかったが、トカゲハダカ型が次々と群がる。
近接戦に優れた彼女であっても全方位から押し寄せる敵には抗しがたく瞬く間に機体が破壊される。
戦闘継続が不可能と悟った彼女は最後にジンベエザメ型に特攻をかけようとしたが、飛んだのが良くなかった。 デメニギス型の集中砲火を受けて撃墜。 脱落となった。
敵の猛攻に晒され味方が次々と脱落。 最初は五十機居た味方も既に二十機を切ろうとしていた。
――あぁ、ここまでか。
ポンポンの胸中に諦めが満ち始めていた。 このままでは逃げ切れない。
仲間を見捨てる選択ができない以上、このまま数を減らし続けるしかなかった。
「ポンポン! こっちはもういいから逃げろ!」
「お前の機体なら逃げ切れるだろ? ここはあたし達が抑えとくからさ!」
「逃げる時間ぐらいは稼いでやるから行け!」
仲間達はそう言って彼女に逃げろと促す。
「は、はぁ? バカなこと言ってんナ! あたしがどうにかしてやる! だから、諦めるナ!」
反射的にそう言い返すがこの状況は明らかに積んでいた。
この状況を打開できる手段? ある訳がないと彼女の冷静な部分がそう囁く。
ポンポンはヨシナリと同じく前回も今回も入念な準備を行ってから臨んだ。
特に今回は二回目という事もあって思金神から提供された情報を精査して自分なりの立ち回りも研究してきた。 別に全体の勝利の為に頑張りたいなどといった高尚な考えはないが彼女なりに全力でこのゲームを楽しみたいと思ったからだ。
手を組む味方も確保し、皆で協力してクソったれなエネミー達に一泡吹かせてやろう。
そんな事を言い合いながら今回のイベント戦に飛び込んだのだが、開始早々に不運に見舞われた。
彼女の所属する『豹変』の総数は約八百。 一機のシャトルには十機まで搭載する事が可能となる。
つまり彼女達は八十機のシャトルに分乗しての降下を行うのだ。
このイベントのシステム上、同じユニオン所属の機体が搭載されたシャトルはなるべく近い位置に配置される事になり、降下後は速やかに合流する手筈になっていた。
他の降下は比較的上手く行っていたのだ。 ポンポンのシャトルは本隊から離れてしまったが、合流は十分可能な距離。 想定からは外れたが、許容範囲内だ。
合流後はシャトルを利用して即席の拠点を構築して橋頭保とする予定になっていた。
――が、ポンポン達の乗ったシャトルは着陸の際に偶然近くに居た哨戒エネミーを潰してしまったのだ。
結果、ポンポン達の元に敵が殺到する事となってしまった。
彼女と同乗している九人は襲ってきたエネミーを危なげなく返り討ちにはしたのだが、不運は重なる物で敵の救援信号を受信したのがその辺にいる雑魚エネミーだけでなく、輸送艦であるジンベエザメ型が含まれていたからだ。 ジンベエザメ型、メガロドン型といった大型エネミーはポンポン達が扱うエンジェルタイプと非常に相性が悪かった。
理由は周囲を覆うエネルギーフィールドにある。 エネルギー系の兵器はほぼ完全無効化。
実体弾は無効化できないが、重装甲で内部にダメージを与えたいのなら相当撃ち込まなければならない。 ならフィールドの内側での接近戦なら可能ではないか?という疑問に関しては前回の時点で答えが出ていた。
あのエネルギーフィールドは内部に入った機体のジェネレーター出力を下げる機能もあるのでエンジェルタイプが突っ込めば行動不能とまでは行かないが機能が大きく制限されてしまう。
その為、あの大型エネミーとパフォーマンス低下させずに近接戦闘がしたいならジェネレーターではなくノーマルタイプのエンジンを積んだ機体でなければならない。
ポンポンは早い段階で無理だと判断して敵を振り切るつもりだったのだが、ジンベエザメ型は彼女達の事が気に入ったのか執拗に追いかけてきた。
機動性には分があるが、逃げ切るのは少し難しい。 大きな要因としては二つ。
まずはこの環境。 強烈な風が吹くこの惑星は長距離の飛行に向いておらず思ったように速度が出ない。
もう一つは燃費だ。 エンジェルタイプは高出力のエネルギーウイングを推進装置としているだけあって瞬間加速は他の追随を許さない。 だが、その機動性を支えるジェネレーター出力は有限だ。
つまり持久力がない。
よって瞬間的に距離を取る事は可能だが、無理に噴かすと身動き自体が取れなくなってしまうのだ。
その為、逃げる事が出来ない。 最後にポンポン達は五十機近くで固まって降下したのだ。
中にはソルジャータイプやパンツァータイプなどの足の遅い機体も多い。
そんな彼等を見捨てて逃げるような真似は出来なかった。 結果、ポンポンは後退しつつ応戦という消極的な判断をせざるを得なかったのだ。 リーダーのツェツィーリエも早い段階で状況に気付いてはいたが、彼女達の降下地点は離れていた事もある上、下手に人数を送り込むと構築中の拠点に気付かれると全滅の危険があって送り込めなかった。
この状況の打開には数が必要だが、移動中に襲われれば目も当てられない。
その為、合流予定の『栄光』に任せる事となってしまった。
ジンベエザメ型は次から次へとエネミーを吐き出しながら追いかけてくるので敵が一向に減らない。
この環境に適応しているエネミーの動きはポンポンの想像以上に早く、徐々にだが包囲されつつあった。 シックスセンスに入って来る情報は常に事態の悪化を示し続け、彼女の神経をガリガリと削る。
「あのデカブツは無理だ。 遠距離攻撃してくる奴を順番に仕留めろ!」
ポンポンは指示を飛ばしながら一番厄介なレーザー攻撃を繰り出してくるデメニギス型を集中的に狙わせて味方の被害を減らす事に集中。 そんな中、敵の集中砲火を受けていたまんまるがやられた。
彼女は敵を引き付ける為に敢えて前に出て砲撃を繰り返していたからだ。 元々、プリンシパリティは防御に優れた機体だったが、ジェネレーター出力も装甲も無限ではない。
デメニギス型のレーザー攻撃を防いでいたエネルギーフィールドを維持できなくなった彼女は今回の為に持ち込んだ実弾兵器で応戦。 とにかく撃ちまくって狙いを自分に引き付けるつもりのようだ。
ポンポンは止めろと声を上げたが、彼女は最後まで敵の矢面に立ち続け、やがて限界を迎えた。
次に脱落したのはニャーコだ。
彼女は敵の只中に飛び込む事で敵の全体速度を落とす事にした。
デメニギス型が誤射を嫌ってか狙ってこなかったが、トカゲハダカ型が次々と群がる。
近接戦に優れた彼女であっても全方位から押し寄せる敵には抗しがたく瞬く間に機体が破壊される。
戦闘継続が不可能と悟った彼女は最後にジンベエザメ型に特攻をかけようとしたが、飛んだのが良くなかった。 デメニギス型の集中砲火を受けて撃墜。 脱落となった。
敵の猛攻に晒され味方が次々と脱落。 最初は五十機居た味方も既に二十機を切ろうとしていた。
――あぁ、ここまでか。
ポンポンの胸中に諦めが満ち始めていた。 このままでは逃げ切れない。
仲間を見捨てる選択ができない以上、このまま数を減らし続けるしかなかった。
「ポンポン! こっちはもういいから逃げろ!」
「お前の機体なら逃げ切れるだろ? ここはあたし達が抑えとくからさ!」
「逃げる時間ぐらいは稼いでやるから行け!」
仲間達はそう言って彼女に逃げろと促す。
「は、はぁ? バカなこと言ってんナ! あたしがどうにかしてやる! だから、諦めるナ!」
反射的にそう言い返すがこの状況は明らかに積んでいた。
この状況を打開できる手段? ある訳がないと彼女の冷静な部分がそう囁く。
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