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第271話
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最初に仕掛けたのはドンナーだ。
彼の機体から迸る紫電が指向性を以ってベリアルへと襲い掛かるが、凄まじい速度で移動するプセウドテイを捉えきれない。 いや、正確には捉えてはいるのだが、腕に集中し、盾のように展開したエーテルに阻まれて届かない。
ベリアルとドンナーの戦いはベリアルが懐に入るか、ドンナーがベリアルを完全に捉えその守りを突破できるのかで勝負が決まる。
そしてドンナーはこの戦いに手応えを感じていた。
フィールドは荒野で、時刻は昼間。 日が高いのでベリアルの隠形は機能を発揮し切れない。
確かに素早く動くが遮蔽物や身を隠す物がない状態だとベリアルの脅威度は大きく落ちる。
逆に遮蔽物が多い市街地などではかなり厳しい戦いになっていただろうと思っていた。
――勝てる。
ドンナーは確信していた。 地の利、味方の数と質。
その全てが『雷鳴』の味方をしている。 『星座盤』だかなんだか知らないが、そんな弱小に自分達が負ける事などあり得ない。 ベリアルさえ仕留めれば低ランクの雑魚ばかり。
この戦いの決着はベリアルか他の敵機が片付いた時点で終わる。
その程度の差でしかない。 なら最初に自分がベリアルを叩き潰し、ユニオンのリーダーとしていい所を見せる所だろう。 周囲に電撃を撒き散らしながらベリアルが接近してくるのを待つ。
この電撃は自機の周囲を守る盾としても機能する。
限界はあるが、エネルギー、実体弾共に軌道を捻じ曲げ彼に届く事はまずない。
つまりベリアルがドンナーを仕留めたいのなら接近戦で仕留める以外に選択肢がないのだ。
そしてこのフィールドにはベリアルが奇襲に使えそうな――身を隠せそうなものはない。
つまり自分が圧倒的に有利。 そしてこんな状況ならベリアルが何をしてくるのかも理解しているドンナーは次に何が来るのかもお見通しだった。
ベリアルが腕からエネルギー弾を飛ばしながら一際大きな岩の陰へと入る。
「へ、仕掛ける前に隠れなきゃならねー奴は大変だなぁ」
そのまま一周する形で抜けてくるか? それとも意表を突いて戻って来る?
後は直上からの奇襲? 何をするにしても意表を突いてくるのは目に見えていた。
来るのが分かっている奇襲はまともに効果を発揮しない。 そんな状態で奴は何をする?
ドンナーには手に取るように分かった。 来た、太陽を背負っての直上。
腕を突き出し、遠距離攻撃を放つ――振りをして振り返って手の平から全開の電撃を周囲に撒き散らした。 電撃は周囲の大地や鉄分を含んだ岩や石を焼くが、それよりも早く彼の死角から忍び寄っていた機体を射抜き、その動きを封じる。
「ぬ、ぐ、流石だな雷の戦士よ。 我が闇の気配を察知するとは、な」
ベリアルのプセウドテイが現れ、ダメージが大きいのかエーテルの鎧が霧のように不安定に揺れる。
「馬鹿が、お前の短距離転移は確かに凄ぇが来るのが分かってればどうとでもなるんだよ。 それに馬鹿正直に死角から仕掛けるのもワンパターン。 こそこそする事しかできねぇんだから分を弁えて物陰にいろや!」
完全に入った。 上手く行き過ぎて若干、拍子抜けだがいくらベリアルでも数秒は完全に動けない。
プセウドテイの機体を覆うエーテルの鎧がそれを如実に表していた。。
「大方、数が少ないからさっさと俺を仕留めようと焦ったってところか、舐めすぎなんだよ。 ま、結果的に瞬殺されるのはお前の方になるだろうがなぁ」
「ふ、確かにこの状況では俺に抗う術はない。 貴様の勝ちだ。 ――俺一人であったなら、な」
「あ? 何言って――」
ドンナーの言葉は最後まで形にならなかった。 何故なら機体が縦に両断されたからだ。
それを行ったのは真上から降って来たプセウドテイ。 ドンナーが無視したベリアルの分身体だ。
本体がいる以上、直上のプセウドテイはエーテルだけで形作った分身でしかない。
その為、脅威度はないと判断したのだが――
ドンナーは馬鹿なと最後の力を振り絞って自分を切り裂いた機体を注視。
ややあってその正体が分かった。 プセウドテイの残したエネルギーが霧散し、その下から別の機体が現れたのだ。 刀剣を帯びたその機体はふわわの物だった。
自分が何をされたのかを悟ったドンナーは怒りの咆哮を上げたが、それが形になる前に機体が爆散。
彼は退場となった。
ふわわはドンナーを両断した太刀を鞘に納めながらベリアルを一瞥。 ダメージから回復したプセウドテイはゆらりと音もなく立ち上がる。
「お疲れさん。 最高の囮やったよ。 こんな作戦に同意してくれるとは思わんかったわ。 良かったん?」
これはヨシナリの立てた作戦で、戦力差に大きな開きがある以上はまずは数を減らさなければ話にならない。 そして真っ先に落とすべきは脅威度の最も高いAランク。
幸いな事にベリアルは大抵のAランクの事を知っていたので対策を立てる事は難しくなかった。
ドンナーは直情傾向にあり、やや短気で他人を侮る傾向にある。
こういったタイプはある程度満足させてやれば勝手に隙を晒すのでベリアルを囮にしてふわわが仕留めると言った作戦が立案された。 内容も非常にシンプルでベリアルが姿を見せ、いったん敵の視界から消える。
その間に待機していたふわわがベリアルのパンドラによってエネルギーを纏ってプセウドテイに見せかけて直上から強襲。 直上だったのは太陽を背負う事で少しでも相手から見え辛くしてボロが出ないようにする為だ。
ベリアルは特に捻りも入れずに短距離転移で死角に回って奇襲。 相手も当然、対策してくるので防がれる。 得意の電撃をベリアルの本体に喰らわせたと判断した相手は警戒を緩めるのでそこを一撃。
来ているのは分かっていても囮と思い込んだドンナーは傍から見れば上から襲って来る敵機からの攻撃を無防備に喰らって即死したという非常に間抜けな絵面となっている。
ふわわとしてもまずは勝つ事が重要なので作戦に異論はなかったが、Aランクのベリアルの矜持がそれを許容するかが読めなかったのだ。
だが、意外な事にベリアルはあっさりと同意し、こうして成功したのだった。
「ふ、今この瞬間、我々は個にして全なるレギオン。 一つの牙で届かぬなら他の牙を用いるまでだ」
ベリアルはまったく気にしていなかった。
戦力比は機体性能を含めると倍以上。 そんな相手に知恵を振り絞って勝ち筋を作る。
そんな真剣に勝利を求める魔弾の射手の提案にベリアルは断る事などできる訳がなかった。
「へぇ、思った以上に協調性あるやん。 終わった後もウチに残ったら? 歓迎するけど?」
「悪くない提案だが、頷くかは決めかねている。 一先ずは魔弾の射手との契約を履行する事のみに専心するつもりだ。 行くぞ、まだ戦いは終わっていない」
機能不全から回復したのかベリアルはプセウドテイを立ち上がらせる。
「そうやね。 こっちも片付いたしはよ助けに行かんとやられてしまうわ」
二人は互いに小さく頷くと次の戦場へと向かった。
彼の機体から迸る紫電が指向性を以ってベリアルへと襲い掛かるが、凄まじい速度で移動するプセウドテイを捉えきれない。 いや、正確には捉えてはいるのだが、腕に集中し、盾のように展開したエーテルに阻まれて届かない。
ベリアルとドンナーの戦いはベリアルが懐に入るか、ドンナーがベリアルを完全に捉えその守りを突破できるのかで勝負が決まる。
そしてドンナーはこの戦いに手応えを感じていた。
フィールドは荒野で、時刻は昼間。 日が高いのでベリアルの隠形は機能を発揮し切れない。
確かに素早く動くが遮蔽物や身を隠す物がない状態だとベリアルの脅威度は大きく落ちる。
逆に遮蔽物が多い市街地などではかなり厳しい戦いになっていただろうと思っていた。
――勝てる。
ドンナーは確信していた。 地の利、味方の数と質。
その全てが『雷鳴』の味方をしている。 『星座盤』だかなんだか知らないが、そんな弱小に自分達が負ける事などあり得ない。 ベリアルさえ仕留めれば低ランクの雑魚ばかり。
この戦いの決着はベリアルか他の敵機が片付いた時点で終わる。
その程度の差でしかない。 なら最初に自分がベリアルを叩き潰し、ユニオンのリーダーとしていい所を見せる所だろう。 周囲に電撃を撒き散らしながらベリアルが接近してくるのを待つ。
この電撃は自機の周囲を守る盾としても機能する。
限界はあるが、エネルギー、実体弾共に軌道を捻じ曲げ彼に届く事はまずない。
つまりベリアルがドンナーを仕留めたいのなら接近戦で仕留める以外に選択肢がないのだ。
そしてこのフィールドにはベリアルが奇襲に使えそうな――身を隠せそうなものはない。
つまり自分が圧倒的に有利。 そしてこんな状況ならベリアルが何をしてくるのかも理解しているドンナーは次に何が来るのかもお見通しだった。
ベリアルが腕からエネルギー弾を飛ばしながら一際大きな岩の陰へと入る。
「へ、仕掛ける前に隠れなきゃならねー奴は大変だなぁ」
そのまま一周する形で抜けてくるか? それとも意表を突いて戻って来る?
後は直上からの奇襲? 何をするにしても意表を突いてくるのは目に見えていた。
来るのが分かっている奇襲はまともに効果を発揮しない。 そんな状態で奴は何をする?
ドンナーには手に取るように分かった。 来た、太陽を背負っての直上。
腕を突き出し、遠距離攻撃を放つ――振りをして振り返って手の平から全開の電撃を周囲に撒き散らした。 電撃は周囲の大地や鉄分を含んだ岩や石を焼くが、それよりも早く彼の死角から忍び寄っていた機体を射抜き、その動きを封じる。
「ぬ、ぐ、流石だな雷の戦士よ。 我が闇の気配を察知するとは、な」
ベリアルのプセウドテイが現れ、ダメージが大きいのかエーテルの鎧が霧のように不安定に揺れる。
「馬鹿が、お前の短距離転移は確かに凄ぇが来るのが分かってればどうとでもなるんだよ。 それに馬鹿正直に死角から仕掛けるのもワンパターン。 こそこそする事しかできねぇんだから分を弁えて物陰にいろや!」
完全に入った。 上手く行き過ぎて若干、拍子抜けだがいくらベリアルでも数秒は完全に動けない。
プセウドテイの機体を覆うエーテルの鎧がそれを如実に表していた。。
「大方、数が少ないからさっさと俺を仕留めようと焦ったってところか、舐めすぎなんだよ。 ま、結果的に瞬殺されるのはお前の方になるだろうがなぁ」
「ふ、確かにこの状況では俺に抗う術はない。 貴様の勝ちだ。 ――俺一人であったなら、な」
「あ? 何言って――」
ドンナーの言葉は最後まで形にならなかった。 何故なら機体が縦に両断されたからだ。
それを行ったのは真上から降って来たプセウドテイ。 ドンナーが無視したベリアルの分身体だ。
本体がいる以上、直上のプセウドテイはエーテルだけで形作った分身でしかない。
その為、脅威度はないと判断したのだが――
ドンナーは馬鹿なと最後の力を振り絞って自分を切り裂いた機体を注視。
ややあってその正体が分かった。 プセウドテイの残したエネルギーが霧散し、その下から別の機体が現れたのだ。 刀剣を帯びたその機体はふわわの物だった。
自分が何をされたのかを悟ったドンナーは怒りの咆哮を上げたが、それが形になる前に機体が爆散。
彼は退場となった。
ふわわはドンナーを両断した太刀を鞘に納めながらベリアルを一瞥。 ダメージから回復したプセウドテイはゆらりと音もなく立ち上がる。
「お疲れさん。 最高の囮やったよ。 こんな作戦に同意してくれるとは思わんかったわ。 良かったん?」
これはヨシナリの立てた作戦で、戦力差に大きな開きがある以上はまずは数を減らさなければ話にならない。 そして真っ先に落とすべきは脅威度の最も高いAランク。
幸いな事にベリアルは大抵のAランクの事を知っていたので対策を立てる事は難しくなかった。
ドンナーは直情傾向にあり、やや短気で他人を侮る傾向にある。
こういったタイプはある程度満足させてやれば勝手に隙を晒すのでベリアルを囮にしてふわわが仕留めると言った作戦が立案された。 内容も非常にシンプルでベリアルが姿を見せ、いったん敵の視界から消える。
その間に待機していたふわわがベリアルのパンドラによってエネルギーを纏ってプセウドテイに見せかけて直上から強襲。 直上だったのは太陽を背負う事で少しでも相手から見え辛くしてボロが出ないようにする為だ。
ベリアルは特に捻りも入れずに短距離転移で死角に回って奇襲。 相手も当然、対策してくるので防がれる。 得意の電撃をベリアルの本体に喰らわせたと判断した相手は警戒を緩めるのでそこを一撃。
来ているのは分かっていても囮と思い込んだドンナーは傍から見れば上から襲って来る敵機からの攻撃を無防備に喰らって即死したという非常に間抜けな絵面となっている。
ふわわとしてもまずは勝つ事が重要なので作戦に異論はなかったが、Aランクのベリアルの矜持がそれを許容するかが読めなかったのだ。
だが、意外な事にベリアルはあっさりと同意し、こうして成功したのだった。
「ふ、今この瞬間、我々は個にして全なるレギオン。 一つの牙で届かぬなら他の牙を用いるまでだ」
ベリアルはまったく気にしていなかった。
戦力比は機体性能を含めると倍以上。 そんな相手に知恵を振り絞って勝ち筋を作る。
そんな真剣に勝利を求める魔弾の射手の提案にベリアルは断る事などできる訳がなかった。
「へぇ、思った以上に協調性あるやん。 終わった後もウチに残ったら? 歓迎するけど?」
「悪くない提案だが、頷くかは決めかねている。 一先ずは魔弾の射手との契約を履行する事のみに専心するつもりだ。 行くぞ、まだ戦いは終わっていない」
機能不全から回復したのかベリアルはプセウドテイを立ち上がらせる。
「そうやね。 こっちも片付いたしはよ助けに行かんとやられてしまうわ」
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