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第205話
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「負けたわねー」
ホームに戻ったツェツィーリエは開口一番そう呟いた。
ニャーコは「にゃー……」とか細い鳴き声を上げて肩を落とし、まんまるは無言で俯く。
ポンポンは何かを考え込むように腕を組んでいた。
「ポンポン。 『星座盤』はどうだったかしら?」
「……ぶっちゃけ舐めてました。 全員Fランクで使用機体はソルジャータイプ。 ウチが負けてる要素が皆無だったのにこの結果は素直に認めるしかないです」
「最終的な個人評価は?」
ポンポンはうーんと悩む素振りを見せていたが、ややあって口を開く。
「まずはふわわ。 何であの技量でFランクなのかさっぱり分からねーです。 接近戦のスキルに関してはAランクでも通用するレベルですね。 ぶっちゃけ、正面からのチャンバラならおねーたまでも負けると思います」
「そんなに?」
「傍から見てるだけじゃ分かりにくいと思うんですけど、実際に目の前に来られると半端なくこえーです。 ポジショニング自体はランク相応なんですけど、立ち回りがヤバすぎでした。 踏み込み、動きの緩急、多分ですけどリアルでなんかやってますね」
刀の振り方などは明らかに洗練されており、一朝一夕で身に付くものではない。
かなりの時間、それも体の一部になるぐらいに振り回してなければ至れない境地だとポンポンは思っていた。
「点数は?」
「機体の性能やらも加味して170点」
「あら、思った以上に低いわね」
「ヤベー奴ですけど勝てない相手ではないんで」
実際、次に同じ条件でやれば充分に勝てるとポンポンは思っていた。
確かにふわわは凄まじく強いが分かり易い弱点がある。
「距離ね」
その辺りはツェツィーリエも理解していたようで即座に答えを口にする。
実際、ふわわは戦闘中に一切飛び道具を使用していない。
「使えたら効果の出そうな場面で一切使っていない――というかそもそも持ち込んでいなかったわね」
「はい、近接武器が大好きなソードハッピーの可能性もありますけど、距離を取ると躱すだけで一方的に撃たせてくれたので恐らくは近距離全振りで中距離戦以上は全然ダメだと思います」
「それなのに170点なのね」
「いや、それだけ近寄られたらやべーんですよ」
可能であれば借りを返したいと思っていたが、もう一度ふわわに近寄られる事を考えると背筋が震える。
――いやー、マジでヤバい女だった。 リアルで殺されるかと思った……。
「次は?」
「マルメルって中衛は特にいう事はないですね。 ランク相応の実力でした。 終始安定していたし、良くも悪くも能力通りの活躍をするって感じですね。 40点」
点数こそ低いがFランクと見れば割と高い方だった。
ポンポンの採点基準は自分と比較しての物なので総合力というよりは戦って楽な相手かそうでないかで評価が偏る。 マルメルはその基準で見ると大した事はないといった結論になってしまうのだ。
ただ、全く評価していない訳ではない。
常に一定のパフォーマンスを発揮するのは大きな強みではあるが、致命的に地力が足りていないので高評価は出来なかった。
「最後のリーダーは?」
ツェツィーリエとしては他の二人はおまけであのラーガストと組んだヨシナリという無名のプレイヤーがどの程度の物なのか。 それを見極める為に今回の練習試合を組んだのだ。
いつも通りすらすらと評価が出てくるのかとも思ったが、今回は珍しく歯切れが悪かった。
「……あー、何といいますか、負けたあたしが言うのも違うような気もしますけど、プレイヤースキルという点ではそこまでじゃないと思います」
最後の狙撃など、光る部分はいくつかあったが、リプレイ映像などを見るとハイランカーのような圧倒的なものは感じない。 なら何故彼等は自分達に勝てたのか?
ポンポンはヨシナリの事を自分と同じタイプと認識していたが、よくよく思い返してみると致命的に違うものがあった。
「あんた達はその大した事ないのに負けたって事?」
「それを言われると返す言葉もないんですけど、あいつら――特にあのヨシナリってのにはあたしより絶対的に上回ってた部分が一個ありました」
「それは?」
「上手く言えないんですけど『絶対に勝ちたいって気持ち』だと思います」
リプレイ映像を見ればそれは顕著で、格下と侮って無意識に力を抜いてプレイしていた自分達に対して『星座盤』の三人――特にヨシナリには真剣さがあった。 ポンポンは試合で負けはしたが、技量で負けているとは思っていない。 もう一度やれば勝てるとさえ思っていた。
技量、機体性能で勝てているのに結果に反映されなかったのは、戦いの組み立てと気持ちで負けていたとしか思えないのだ。
「要は舐めてたから負けたって事?」
「……はい」
ポンポンの返答にツェツィーリエは他の二人に視線を向ける。
何も言えないのか肩を落とすだけだった。
「格好の悪い結果になったわねー。 それはそうと結局何点だったの?」
「今は200点。 今回は完敗したのであたしの慢心を含めての点数です」
それを聞いてツェツィーリエはふーんと返す。
確かにポンポンの言う事は的を射ていた。 実際、彼女達は相手を格下と舐めていたのは確かだろう。 それを差し引いても『星座盤』の戦いは見事だった。
最初は様子見に徹し、敵の戦闘スタイルと行動パターンを把握する事に努め、囮などを用いて綺麗に意識を散らして一機ずつ確実に削り、勝ちへと持って行った。
ふわわという規格外はいたが、それを上手に使ったのは間違いなくヨシナリの指揮によるものだろう。 連携が上手いとポンポンは思っているようだが、正確には連結だとツェツィーリエは思っていた。
マルメルはともかくふわわは明らかに他人の動きを意識するなんて真似ができるようには見えなかったので、彼女の動きに合わせる形で連携を成立させたのはヨシナリの功績だろう。
――欲しい。
ポンポンの上位互換で、人を動かす術に長けている人材は貴重だ。
特にここ最近は大規模戦――イベント戦やユニオン対抗戦、そして今後控えているであろうサーバー対抗戦など、大人数で挑む戦いが増えて来た。 その為、中間指揮官を無難以上に努められるプレイヤーの需要は大きく上がると確信している。 ポンポンもその一人だが、多ければ多いほどいい。
それにラーガストのお気に入りを奪い取るというのも面白い。
――『星座盤』覚えておくわ。
繋がりを作っておいて損のない相手だと判断したツェツィーリエはヨシナリにフレンド申請を送った後、小さく笑った。
ホームに戻ったツェツィーリエは開口一番そう呟いた。
ニャーコは「にゃー……」とか細い鳴き声を上げて肩を落とし、まんまるは無言で俯く。
ポンポンは何かを考え込むように腕を組んでいた。
「ポンポン。 『星座盤』はどうだったかしら?」
「……ぶっちゃけ舐めてました。 全員Fランクで使用機体はソルジャータイプ。 ウチが負けてる要素が皆無だったのにこの結果は素直に認めるしかないです」
「最終的な個人評価は?」
ポンポンはうーんと悩む素振りを見せていたが、ややあって口を開く。
「まずはふわわ。 何であの技量でFランクなのかさっぱり分からねーです。 接近戦のスキルに関してはAランクでも通用するレベルですね。 ぶっちゃけ、正面からのチャンバラならおねーたまでも負けると思います」
「そんなに?」
「傍から見てるだけじゃ分かりにくいと思うんですけど、実際に目の前に来られると半端なくこえーです。 ポジショニング自体はランク相応なんですけど、立ち回りがヤバすぎでした。 踏み込み、動きの緩急、多分ですけどリアルでなんかやってますね」
刀の振り方などは明らかに洗練されており、一朝一夕で身に付くものではない。
かなりの時間、それも体の一部になるぐらいに振り回してなければ至れない境地だとポンポンは思っていた。
「点数は?」
「機体の性能やらも加味して170点」
「あら、思った以上に低いわね」
「ヤベー奴ですけど勝てない相手ではないんで」
実際、次に同じ条件でやれば充分に勝てるとポンポンは思っていた。
確かにふわわは凄まじく強いが分かり易い弱点がある。
「距離ね」
その辺りはツェツィーリエも理解していたようで即座に答えを口にする。
実際、ふわわは戦闘中に一切飛び道具を使用していない。
「使えたら効果の出そうな場面で一切使っていない――というかそもそも持ち込んでいなかったわね」
「はい、近接武器が大好きなソードハッピーの可能性もありますけど、距離を取ると躱すだけで一方的に撃たせてくれたので恐らくは近距離全振りで中距離戦以上は全然ダメだと思います」
「それなのに170点なのね」
「いや、それだけ近寄られたらやべーんですよ」
可能であれば借りを返したいと思っていたが、もう一度ふわわに近寄られる事を考えると背筋が震える。
――いやー、マジでヤバい女だった。 リアルで殺されるかと思った……。
「次は?」
「マルメルって中衛は特にいう事はないですね。 ランク相応の実力でした。 終始安定していたし、良くも悪くも能力通りの活躍をするって感じですね。 40点」
点数こそ低いがFランクと見れば割と高い方だった。
ポンポンの採点基準は自分と比較しての物なので総合力というよりは戦って楽な相手かそうでないかで評価が偏る。 マルメルはその基準で見ると大した事はないといった結論になってしまうのだ。
ただ、全く評価していない訳ではない。
常に一定のパフォーマンスを発揮するのは大きな強みではあるが、致命的に地力が足りていないので高評価は出来なかった。
「最後のリーダーは?」
ツェツィーリエとしては他の二人はおまけであのラーガストと組んだヨシナリという無名のプレイヤーがどの程度の物なのか。 それを見極める為に今回の練習試合を組んだのだ。
いつも通りすらすらと評価が出てくるのかとも思ったが、今回は珍しく歯切れが悪かった。
「……あー、何といいますか、負けたあたしが言うのも違うような気もしますけど、プレイヤースキルという点ではそこまでじゃないと思います」
最後の狙撃など、光る部分はいくつかあったが、リプレイ映像などを見るとハイランカーのような圧倒的なものは感じない。 なら何故彼等は自分達に勝てたのか?
ポンポンはヨシナリの事を自分と同じタイプと認識していたが、よくよく思い返してみると致命的に違うものがあった。
「あんた達はその大した事ないのに負けたって事?」
「それを言われると返す言葉もないんですけど、あいつら――特にあのヨシナリってのにはあたしより絶対的に上回ってた部分が一個ありました」
「それは?」
「上手く言えないんですけど『絶対に勝ちたいって気持ち』だと思います」
リプレイ映像を見ればそれは顕著で、格下と侮って無意識に力を抜いてプレイしていた自分達に対して『星座盤』の三人――特にヨシナリには真剣さがあった。 ポンポンは試合で負けはしたが、技量で負けているとは思っていない。 もう一度やれば勝てるとさえ思っていた。
技量、機体性能で勝てているのに結果に反映されなかったのは、戦いの組み立てと気持ちで負けていたとしか思えないのだ。
「要は舐めてたから負けたって事?」
「……はい」
ポンポンの返答にツェツィーリエは他の二人に視線を向ける。
何も言えないのか肩を落とすだけだった。
「格好の悪い結果になったわねー。 それはそうと結局何点だったの?」
「今は200点。 今回は完敗したのであたしの慢心を含めての点数です」
それを聞いてツェツィーリエはふーんと返す。
確かにポンポンの言う事は的を射ていた。 実際、彼女達は相手を格下と舐めていたのは確かだろう。 それを差し引いても『星座盤』の戦いは見事だった。
最初は様子見に徹し、敵の戦闘スタイルと行動パターンを把握する事に努め、囮などを用いて綺麗に意識を散らして一機ずつ確実に削り、勝ちへと持って行った。
ふわわという規格外はいたが、それを上手に使ったのは間違いなくヨシナリの指揮によるものだろう。 連携が上手いとポンポンは思っているようだが、正確には連結だとツェツィーリエは思っていた。
マルメルはともかくふわわは明らかに他人の動きを意識するなんて真似ができるようには見えなかったので、彼女の動きに合わせる形で連携を成立させたのはヨシナリの功績だろう。
――欲しい。
ポンポンの上位互換で、人を動かす術に長けている人材は貴重だ。
特にここ最近は大規模戦――イベント戦やユニオン対抗戦、そして今後控えているであろうサーバー対抗戦など、大人数で挑む戦いが増えて来た。 その為、中間指揮官を無難以上に努められるプレイヤーの需要は大きく上がると確信している。 ポンポンもその一人だが、多ければ多いほどいい。
それにラーガストのお気に入りを奪い取るというのも面白い。
――『星座盤』覚えておくわ。
繋がりを作っておいて損のない相手だと判断したツェツィーリエはヨシナリにフレンド申請を送った後、小さく笑った。
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