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第183話
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ヨシナリはまず視る事に集中した。
イカ型エネミー。 カラーリングは黄色の蛍光色で自身も発光しているのかこのイベントのようにお先真っ暗な中よく見える。
体内に凄まじい濃度の溶解液を溜め込んでいるようで実弾は瞬く間に消化されて効果がない。
反面、エネルギー系の武器は蒸発させているのか一定の効果はある。
ちらりと周囲を見ると味方機が同じ個所に集中砲火を浴びせて巨大な大穴を空けていた。
穴から黄色い液体がぶちまけられ、水と混ざった所為か近くのトルーパーから焼けるような音と嫌な色をした煙が充満する。
攻撃手段は十本の触腕による叩きつけか捕縛。 よくよく観察してみると触腕の表面には金属質のパーツが等間隔で存在しており、恐らく用途は磁石に近い物だろう。
実際、触腕に絡めとられた機体が不自然な動きをしていたのを見た。 アレはあの吸盤に吸い寄せられあのだろう。 かなり余裕をもって躱さないと捕まるとみていい。
捕まった機体は触腕の付け根の近くにある口から体内へ。 後はそのまま消化されて終了だ。
一度、体内へ取り込まれると機体にもよるが十から二十秒前後で完全に消化されてしまう。
まともに動く事も出来ない上、外からの救助も厳しいので喰われた場合は諦めるしかない。
現在確認できる攻撃手段はこれだけだが、ある程度出揃った事で見えてくるものがある。
まず第一に機体を捕食する際、何故わざわざ口を使っているのかだ。 弾丸はそのまま体内に取り込んでいたのに機体は体表から捕食できない?
できなくはないはずだ。
だが、それをやってしまうと体内の液体が漏れるから可能な限り避けたいと見て間違いない。
そうなると何となく目の前のエネミーの正体が見えてくる。
――要するにこいつは動く水風船だ。
溶解液は武器ではあるが、このエネミー自体を維持する為に必要なのだろう。
その為、漏出を極力抑えようとしている。 恐らく形状を形作っている表面は膜のようになっていて少々の穴ならすぐに塞がるようになっているが、大きすぎると中身がこぼれるので機体を捕食する時は口を使わざる得ない。 ここで疑問が出る。
こいつは水風船だとしてどうやって機能や形状を維持しているのか?
答えは簡単で液体の中にぷかぷかと浮いている目玉や吸盤部分は明らかに人工物。
そこを破壊すれば何かしらの反応を示すだろう。 あからさまなのでヨシナリと似た結論に至って目を狙う者は居たが体内を移動して攻撃を躱している。
――怪しすぎる。
随分と露骨だがあれで合っているのだろうか? この運営の事だ破壊したら第二形態なんて事も――
「そろそろ目が慣れて来たわ」
ふわわがエネルギーブレードを展開してイカ型エネミーへと突っ込む。
触腕の振り下ろし、薙ぎ払いを器用に躱しながら胴体部分へと肉薄。
刺突の構えを取ると同時にイカ型エネミーの目玉が体内を移動する。
「ほい、頂き」
それを読んでいたようでふわわは外付けのタラリアを起動。
背のエネルギーウイングが瞬間的に凄まじい推進力を発揮して即座に目玉の逃げた先へと回り込む。
ブレードを一閃。 イカ型エネミーの表面が裂け、液体が漏れる。
そして移動先に居た目玉はそれに巻き込まれて体外へ飛び出し、ひゅっと軽い音がして空中で両断された。 変化は即座だ。
イカ型エネミーの巨体が踏ん張るように動きを固めるが無駄だったようでふわわはに斬られた部分と口から液体が一気にぶちまけられる。
「うお、離れろ」
「ちょ、マジかよ」
周囲に居た機体は咄嗟に飛び上がって回避。
イカ型エネミーは瞬く間に萎み、やがて動かなくなった。
ぶちまけられた液体が流され、影響がなくなった所でふわわは着地。
「両方壊さなあかんって思ってたけど、片っぽで良かったみたいやね」
弱点が分かったので次に出くわした場合はもっと簡単に片を付ける事は可能なはずだが、被害はそれなりに出てしまった。 ツガルが点呼を取っているが、ざっと見た感じ全体の二割――二十機が大破。
十五機が戦闘継続が難しい損傷を負って動けなくなっている。 撃破されなかっただけマシだが、連れてはいけないので戻さなければならない。 これからどうするのか?
一度引き上げるのも悪い手ではない。 制限時間がない以上、無暗に突っ込むよりはじっくりと腰を据えて臨むべきだ。 その為、ここで仕切り直すのも選択肢としてはアリだと思う。
一応、今回は偵察と調査が名目なので部隊を半分に割って情報収集を継続しても問題はない。
ヨシナリとしてはツガルの方針に従うつもりなのではっきり言ってどちらでもよかった。
「よぉ、お疲れさん」
そんな事を考えているとツガルが近寄ってきた。
「どうもお疲れ様です。 取り敢えずどうにかなりましたが、これからどうします?」
「いや、どうしたものかと思ってな。 取り合えず動けなくなった連中の機体を修理するから報告を兼ねて一回戻ろうと思ってる」
折角手に入れた情報は共有されなければ意味がないので選択としては無難といえる。
少なくともイカ型エネミーの情報が手に入ったのだ。 成果なしという訳でもないので初回の収穫としては充分だろう。
「いいと思います。 今の所、焦る理由もないのでじっくり行きましょう」
ヨシナリの言葉が決め手になったのかツガルはそうだなと頷き、一回戻ろうと全体に方針を伝えた。
そうと決まれば行動は早かった。 動ける機体が動けない機体を担いで運び、元来た道を戻る。
念の為に数機に先行させて安全を確認しつつ慎重に進む。 敵が出なかったとは言え、何が起こるか分からないので警戒は怠らない方が良い。
「よし、どうにか戻ってこれたな。 通信は――やっぱ駄目か。 悪いんだが、誰か先に行ってハンガーを空けて貰ってくれないか」
ツガルの指示にキマイラタイプとエンジェルタイプを使用しているプレイヤーが上昇して施設へと戻る。 上まではそれなりの高さがあるので損傷した機体を担いで登るのは一苦労だなと思っていると一機のキマイラタイプが直ぐに戻ってきた。
妙に早いなとマルメルが呟くが、ヨシナリは嫌な予感に襲われていた。
何か想定外の事が起こったのは間違いない。 大抵の場合は良くない事が多いのだが――
「た、大変だ! 上が襲撃を受けてる!」
――まぁ、そうなるよな。
イカ型エネミー。 カラーリングは黄色の蛍光色で自身も発光しているのかこのイベントのようにお先真っ暗な中よく見える。
体内に凄まじい濃度の溶解液を溜め込んでいるようで実弾は瞬く間に消化されて効果がない。
反面、エネルギー系の武器は蒸発させているのか一定の効果はある。
ちらりと周囲を見ると味方機が同じ個所に集中砲火を浴びせて巨大な大穴を空けていた。
穴から黄色い液体がぶちまけられ、水と混ざった所為か近くのトルーパーから焼けるような音と嫌な色をした煙が充満する。
攻撃手段は十本の触腕による叩きつけか捕縛。 よくよく観察してみると触腕の表面には金属質のパーツが等間隔で存在しており、恐らく用途は磁石に近い物だろう。
実際、触腕に絡めとられた機体が不自然な動きをしていたのを見た。 アレはあの吸盤に吸い寄せられあのだろう。 かなり余裕をもって躱さないと捕まるとみていい。
捕まった機体は触腕の付け根の近くにある口から体内へ。 後はそのまま消化されて終了だ。
一度、体内へ取り込まれると機体にもよるが十から二十秒前後で完全に消化されてしまう。
まともに動く事も出来ない上、外からの救助も厳しいので喰われた場合は諦めるしかない。
現在確認できる攻撃手段はこれだけだが、ある程度出揃った事で見えてくるものがある。
まず第一に機体を捕食する際、何故わざわざ口を使っているのかだ。 弾丸はそのまま体内に取り込んでいたのに機体は体表から捕食できない?
できなくはないはずだ。
だが、それをやってしまうと体内の液体が漏れるから可能な限り避けたいと見て間違いない。
そうなると何となく目の前のエネミーの正体が見えてくる。
――要するにこいつは動く水風船だ。
溶解液は武器ではあるが、このエネミー自体を維持する為に必要なのだろう。
その為、漏出を極力抑えようとしている。 恐らく形状を形作っている表面は膜のようになっていて少々の穴ならすぐに塞がるようになっているが、大きすぎると中身がこぼれるので機体を捕食する時は口を使わざる得ない。 ここで疑問が出る。
こいつは水風船だとしてどうやって機能や形状を維持しているのか?
答えは簡単で液体の中にぷかぷかと浮いている目玉や吸盤部分は明らかに人工物。
そこを破壊すれば何かしらの反応を示すだろう。 あからさまなのでヨシナリと似た結論に至って目を狙う者は居たが体内を移動して攻撃を躱している。
――怪しすぎる。
随分と露骨だがあれで合っているのだろうか? この運営の事だ破壊したら第二形態なんて事も――
「そろそろ目が慣れて来たわ」
ふわわがエネルギーブレードを展開してイカ型エネミーへと突っ込む。
触腕の振り下ろし、薙ぎ払いを器用に躱しながら胴体部分へと肉薄。
刺突の構えを取ると同時にイカ型エネミーの目玉が体内を移動する。
「ほい、頂き」
それを読んでいたようでふわわは外付けのタラリアを起動。
背のエネルギーウイングが瞬間的に凄まじい推進力を発揮して即座に目玉の逃げた先へと回り込む。
ブレードを一閃。 イカ型エネミーの表面が裂け、液体が漏れる。
そして移動先に居た目玉はそれに巻き込まれて体外へ飛び出し、ひゅっと軽い音がして空中で両断された。 変化は即座だ。
イカ型エネミーの巨体が踏ん張るように動きを固めるが無駄だったようでふわわはに斬られた部分と口から液体が一気にぶちまけられる。
「うお、離れろ」
「ちょ、マジかよ」
周囲に居た機体は咄嗟に飛び上がって回避。
イカ型エネミーは瞬く間に萎み、やがて動かなくなった。
ぶちまけられた液体が流され、影響がなくなった所でふわわは着地。
「両方壊さなあかんって思ってたけど、片っぽで良かったみたいやね」
弱点が分かったので次に出くわした場合はもっと簡単に片を付ける事は可能なはずだが、被害はそれなりに出てしまった。 ツガルが点呼を取っているが、ざっと見た感じ全体の二割――二十機が大破。
十五機が戦闘継続が難しい損傷を負って動けなくなっている。 撃破されなかっただけマシだが、連れてはいけないので戻さなければならない。 これからどうするのか?
一度引き上げるのも悪い手ではない。 制限時間がない以上、無暗に突っ込むよりはじっくりと腰を据えて臨むべきだ。 その為、ここで仕切り直すのも選択肢としてはアリだと思う。
一応、今回は偵察と調査が名目なので部隊を半分に割って情報収集を継続しても問題はない。
ヨシナリとしてはツガルの方針に従うつもりなのではっきり言ってどちらでもよかった。
「よぉ、お疲れさん」
そんな事を考えているとツガルが近寄ってきた。
「どうもお疲れ様です。 取り敢えずどうにかなりましたが、これからどうします?」
「いや、どうしたものかと思ってな。 取り合えず動けなくなった連中の機体を修理するから報告を兼ねて一回戻ろうと思ってる」
折角手に入れた情報は共有されなければ意味がないので選択としては無難といえる。
少なくともイカ型エネミーの情報が手に入ったのだ。 成果なしという訳でもないので初回の収穫としては充分だろう。
「いいと思います。 今の所、焦る理由もないのでじっくり行きましょう」
ヨシナリの言葉が決め手になったのかツガルはそうだなと頷き、一回戻ろうと全体に方針を伝えた。
そうと決まれば行動は早かった。 動ける機体が動けない機体を担いで運び、元来た道を戻る。
念の為に数機に先行させて安全を確認しつつ慎重に進む。 敵が出なかったとは言え、何が起こるか分からないので警戒は怠らない方が良い。
「よし、どうにか戻ってこれたな。 通信は――やっぱ駄目か。 悪いんだが、誰か先に行ってハンガーを空けて貰ってくれないか」
ツガルの指示にキマイラタイプとエンジェルタイプを使用しているプレイヤーが上昇して施設へと戻る。 上まではそれなりの高さがあるので損傷した機体を担いで登るのは一苦労だなと思っていると一機のキマイラタイプが直ぐに戻ってきた。
妙に早いなとマルメルが呟くが、ヨシナリは嫌な予感に襲われていた。
何か想定外の事が起こったのは間違いない。 大抵の場合は良くない事が多いのだが――
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