79 / 386
第79話
しおりを挟む
蝦蛄型エネミーの飽和攻撃とも呼べる圧倒的な物量のミサイル攻撃をプレイヤー達は光学兵器を用いてどうにか凌いでいるがこのままいけば明らかに時間の問題だった。
それを打開する為に上位のプレイヤーは未知の敵へと挑みかかるのだが――
「どうだ?」
空中でミサイルを撃墜しながらプレイヤーの一人が仲間に尋ねる。
センサー系を徹底的に強化したソルジャータイプの機体を操るプレイヤーはじっと蝦蛄型エネミーを注視しながら分かった事を口にする。
「まずは重装甲。 あれを貫きたいなら光学兵器がパイルバンカー、後は対物系の狙撃銃――は微妙だな。 問題は装甲表面にエネルギー兵器を弾くコーティングが施されている点だ。 当たっても効果がないが、前のカタツムリと違って無効化フィールドじゃないからしつこく喰らわせれば熱で剥がれると思うから撃ちこむ事自体は無駄にはならんと思う」
「武装は?」
「見えている範囲だと腹から無尽蔵に吐き出すミサイルだな。 アレは蛾の輸送機と同じで内蔵してるんじゃなくてどこぞから取り寄せている感じだな。 恐らく弾は無限に出てくる」
「チートかよ」
「まったくだ。 で、ミサイルは二種類。 腹から自動で吐き出すタイプ。 これは基地を殲滅する為の装備だろうな。 真っすぐ飛んでそのまま爆発するだけ、こっちはいい。 問題はもう一種類の方だ。 恐らくだが、一定距離に近づいた敵に対しての備えだろうが誘導性能を持ったホーミングミサイル。 これは撃墜しないとどこまでも追いかけてくる。 威力はそこまでじゃないが、機動力に振っている機体だと一発貰ったらもう終わりだな」
「見方によっちゃカタツムリより酷いな」
「そりゃ後から出てくるような奴なんだ。 強いに決まってるだろうが」
「いい情報はないのか?」
「今の所、ミサイルは真っ直ぐ飛ぶから敵も巻き添え喰らってることぐらいか」
その証拠にエネミーもミサイルに巻き込まれて次々と爆散していた。
「それにしてもあの連中、味方もお構いなしなんだな」
「詳しくは知らんが設定的に異星人の送り込んだ無人兵器って話だから、代わりはいくらでもいるとかそんな理由じゃないか?」
「なんとまぁ、使い捨てとは景気のいい話で。 それにしてもどう攻めたものかねぇ……」
「ま、その辺は命知らずな連中が突破口を開いてくれるだろ」
そういったプレイヤーの視線の先では数機のキマイラタイプがミサイルの弾幕を突破し、蝦蛄型エネミーの上を取っているところだった。
「オラ、突破ぁ!」
「キマイラタイプの機動性なら楽勝だぜ!」
彼等はミサイルをほぼ無傷で突破し、空中で人型へと変形し、蝦蛄型エネミーの背に着地。
「持ってきたのは良いが、使えるか分からんかったからツいてたぜぇ」
「なら何で持ってきたんだよ」
「いや、実は俺、前回これでやられたからさぁ……」
「あぁ(察し)」
「まぁ、そんな訳で焼き海老にしてやるよ!」
キマイラタイプが構えた武器からは凄まじい炎が飛び出す。
火炎放射器。 エネミーも使っている強力な代物でまともに喰らえばトルーパーですら焼き尽くす高熱の炎を吐き出す。 ただ、攻撃範囲や射程など欠点も多く、癖の強い武器として使用するプレイヤーは割と少ない。
「少なくともコーティングは剥がれるだろ」
高温の炎に晒され、見る見るうちに装甲の色が変わっていく。
錆色からメタリックな銀へと。 これはいけるんじゃないかと思っているとアラート。
ロックオン警告だ。
「なんだ。 火炙りはお気に召さなかったようだな」
無数のホーミングミサイルが彼等に向かって飛来する。
「マジで火炎放射器が効くとは思わなかったぞ。 取り合えず守るからもっと焼いてコーティングを剥がしまくれ!」
火炎放射器を操る機体は燃料が尽きるまで吐き出してやると豪快に撒き散らし、一緒に来た僚機はひたすらにミサイルを叩き落とす。
ミサイルは他の機体には目もくれず、執拗に火炎放射器を持った機体を狙う。
「俺は無視かよ。 すっげぇ執着されてんな!」
「それだけ嫌だって事だろ。 必死に仕留めにかかっている時点で大当たりだ」
「ってか敵が使ってるのってそういう事じゃね?」
「……あぁ、パクッて使えって事か」
「前回、ちょっと試したんだけどよぉ、蟻型の武器は規格が違うから基地での補給はできないけど、一応は扱えるんだよ」
「は、あの運営にも人の心はあったんだな」
火炎放射器の燃料が切れたので投げ捨て、持ってきていたエネルギーライフルをコーティングが剥がれた位置に押し付ける。
「喰らえ」
連射。 収束されたエネルギーは蝦蛄型エネミーの頑丈な装甲を貫き、穴を穿つ。
ただ、完全に貫通せずに中で止まったようだったが、効果自体は間違いなくあった。
「っしゃぁぁ! おい、全方位の通信でこいつの弱点をばら撒け。 炎だ! こいつは焼けば食える!」
「今回は割とあっさり弱点が見えたな。 ――このまま押し切ろうといいたいところだが悪い。 弾切れだ」
執拗に襲い掛かるミサイルを迎撃し続けていた機体は弾が切れた武器をミサイルに投げつけて最後の盾としたが、打つ手がなくなってしまった。
「はぁ、ここまでか。 まぁ、俺達にしては頑張ったんじゃないか?」
「おい! 見てるか! この海老野郎は殺れる! 今回で絶対に勝つぞ!」
「だから海老じゃなくて蝦蛄だってば……」
同時に全方位から飛んできたミサイルを喰らって機体が爆散した。
――つまらない。
その頃。 ふわわは地上で退屈していた。
近接戦を主とする彼女からすればこの状況はあまり面白いものではなかった。
一応はヨシナリ達のフォローに入れる位置にいる以外は好きにしていいとの事だったので今までは好き勝手に動いていたのだが、どうにもやれる事がない。
少し前までは蟻型のエネミーと遊んでいたのだが、ミサイル巻き込まれて勝手に死に出したのでまた暇になってしまったのだ。 やっている事と言えばミサイルから逃げ回る事ばかり。
こんな事なら前線に突っ込んでいった方が面白かったのではないかと思ってしまう。
実行しなかったのは前回のユニオン戦での敗北を多少なりとも引き摺っているからでもあった。
協調性も大事なのは理解してはいるが、楽しくないのはあまり良くない。
この祭りに楽しく混ざる方法は何かないだろうか? そんな事を考えながらキョロキョロと周囲を見回しながらミサイルを躱しているとあるものが目に入った。
それを打開する為に上位のプレイヤーは未知の敵へと挑みかかるのだが――
「どうだ?」
空中でミサイルを撃墜しながらプレイヤーの一人が仲間に尋ねる。
センサー系を徹底的に強化したソルジャータイプの機体を操るプレイヤーはじっと蝦蛄型エネミーを注視しながら分かった事を口にする。
「まずは重装甲。 あれを貫きたいなら光学兵器がパイルバンカー、後は対物系の狙撃銃――は微妙だな。 問題は装甲表面にエネルギー兵器を弾くコーティングが施されている点だ。 当たっても効果がないが、前のカタツムリと違って無効化フィールドじゃないからしつこく喰らわせれば熱で剥がれると思うから撃ちこむ事自体は無駄にはならんと思う」
「武装は?」
「見えている範囲だと腹から無尽蔵に吐き出すミサイルだな。 アレは蛾の輸送機と同じで内蔵してるんじゃなくてどこぞから取り寄せている感じだな。 恐らく弾は無限に出てくる」
「チートかよ」
「まったくだ。 で、ミサイルは二種類。 腹から自動で吐き出すタイプ。 これは基地を殲滅する為の装備だろうな。 真っすぐ飛んでそのまま爆発するだけ、こっちはいい。 問題はもう一種類の方だ。 恐らくだが、一定距離に近づいた敵に対しての備えだろうが誘導性能を持ったホーミングミサイル。 これは撃墜しないとどこまでも追いかけてくる。 威力はそこまでじゃないが、機動力に振っている機体だと一発貰ったらもう終わりだな」
「見方によっちゃカタツムリより酷いな」
「そりゃ後から出てくるような奴なんだ。 強いに決まってるだろうが」
「いい情報はないのか?」
「今の所、ミサイルは真っ直ぐ飛ぶから敵も巻き添え喰らってることぐらいか」
その証拠にエネミーもミサイルに巻き込まれて次々と爆散していた。
「それにしてもあの連中、味方もお構いなしなんだな」
「詳しくは知らんが設定的に異星人の送り込んだ無人兵器って話だから、代わりはいくらでもいるとかそんな理由じゃないか?」
「なんとまぁ、使い捨てとは景気のいい話で。 それにしてもどう攻めたものかねぇ……」
「ま、その辺は命知らずな連中が突破口を開いてくれるだろ」
そういったプレイヤーの視線の先では数機のキマイラタイプがミサイルの弾幕を突破し、蝦蛄型エネミーの上を取っているところだった。
「オラ、突破ぁ!」
「キマイラタイプの機動性なら楽勝だぜ!」
彼等はミサイルをほぼ無傷で突破し、空中で人型へと変形し、蝦蛄型エネミーの背に着地。
「持ってきたのは良いが、使えるか分からんかったからツいてたぜぇ」
「なら何で持ってきたんだよ」
「いや、実は俺、前回これでやられたからさぁ……」
「あぁ(察し)」
「まぁ、そんな訳で焼き海老にしてやるよ!」
キマイラタイプが構えた武器からは凄まじい炎が飛び出す。
火炎放射器。 エネミーも使っている強力な代物でまともに喰らえばトルーパーですら焼き尽くす高熱の炎を吐き出す。 ただ、攻撃範囲や射程など欠点も多く、癖の強い武器として使用するプレイヤーは割と少ない。
「少なくともコーティングは剥がれるだろ」
高温の炎に晒され、見る見るうちに装甲の色が変わっていく。
錆色からメタリックな銀へと。 これはいけるんじゃないかと思っているとアラート。
ロックオン警告だ。
「なんだ。 火炙りはお気に召さなかったようだな」
無数のホーミングミサイルが彼等に向かって飛来する。
「マジで火炎放射器が効くとは思わなかったぞ。 取り合えず守るからもっと焼いてコーティングを剥がしまくれ!」
火炎放射器を操る機体は燃料が尽きるまで吐き出してやると豪快に撒き散らし、一緒に来た僚機はひたすらにミサイルを叩き落とす。
ミサイルは他の機体には目もくれず、執拗に火炎放射器を持った機体を狙う。
「俺は無視かよ。 すっげぇ執着されてんな!」
「それだけ嫌だって事だろ。 必死に仕留めにかかっている時点で大当たりだ」
「ってか敵が使ってるのってそういう事じゃね?」
「……あぁ、パクッて使えって事か」
「前回、ちょっと試したんだけどよぉ、蟻型の武器は規格が違うから基地での補給はできないけど、一応は扱えるんだよ」
「は、あの運営にも人の心はあったんだな」
火炎放射器の燃料が切れたので投げ捨て、持ってきていたエネルギーライフルをコーティングが剥がれた位置に押し付ける。
「喰らえ」
連射。 収束されたエネルギーは蝦蛄型エネミーの頑丈な装甲を貫き、穴を穿つ。
ただ、完全に貫通せずに中で止まったようだったが、効果自体は間違いなくあった。
「っしゃぁぁ! おい、全方位の通信でこいつの弱点をばら撒け。 炎だ! こいつは焼けば食える!」
「今回は割とあっさり弱点が見えたな。 ――このまま押し切ろうといいたいところだが悪い。 弾切れだ」
執拗に襲い掛かるミサイルを迎撃し続けていた機体は弾が切れた武器をミサイルに投げつけて最後の盾としたが、打つ手がなくなってしまった。
「はぁ、ここまでか。 まぁ、俺達にしては頑張ったんじゃないか?」
「おい! 見てるか! この海老野郎は殺れる! 今回で絶対に勝つぞ!」
「だから海老じゃなくて蝦蛄だってば……」
同時に全方位から飛んできたミサイルを喰らって機体が爆散した。
――つまらない。
その頃。 ふわわは地上で退屈していた。
近接戦を主とする彼女からすればこの状況はあまり面白いものではなかった。
一応はヨシナリ達のフォローに入れる位置にいる以外は好きにしていいとの事だったので今までは好き勝手に動いていたのだが、どうにもやれる事がない。
少し前までは蟻型のエネミーと遊んでいたのだが、ミサイル巻き込まれて勝手に死に出したのでまた暇になってしまったのだ。 やっている事と言えばミサイルから逃げ回る事ばかり。
こんな事なら前線に突っ込んでいった方が面白かったのではないかと思ってしまう。
実行しなかったのは前回のユニオン戦での敗北を多少なりとも引き摺っているからでもあった。
協調性も大事なのは理解してはいるが、楽しくないのはあまり良くない。
この祭りに楽しく混ざる方法は何かないだろうか? そんな事を考えながらキョロキョロと周囲を見回しながらミサイルを躱しているとあるものが目に入った。
10
お気に入りに追加
22
あなたにおすすめの小説
未来に住む一般人が、リアルな異世界に転移したらどうなるか。
kaizi
SF
主人公の設定は、30年後の日本に住む一般人です。
異世界描写はひたすらリアル(現実の中世ヨーロッパ)に寄せたので、リアル描写がメインになります。
魔法、魔物、テンプレ異世界描写に飽きている方、SFが好きな方はお読みいただければ幸いです。
なお、完結している作品を毎日投稿していきますので、未完結で終わることはありません。
勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!
よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です!
僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。
つねやま じゅんぺいと読む。
何処にでもいる普通のサラリーマン。
仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・
突然気分が悪くなり、倒れそうになる。
周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。
何が起こったか分からないまま、気を失う。
気が付けば電車ではなく、どこかの建物。
周りにも人が倒れている。
僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。
気が付けば誰かがしゃべってる。
どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。
そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。
想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。
どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。
一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・
ですが、ここで問題が。
スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・
より良いスキルは早い者勝ち。
我も我もと群がる人々。
そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。
僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。
気が付けば2人だけになっていて・・・・
スキルも2つしか残っていない。
一つは鑑定。
もう一つは家事全般。
両方とも微妙だ・・・・
彼女の名は才村 友郁
さいむら ゆか。 23歳。
今年社会人になりたて。
取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。
INNER NAUTS(インナーノーツ) 〜精神と異界の航海者〜
SunYoh
SF
ーー22世紀半ばーー
魂の源とされる精神世界「インナースペース」……その次元から無尽蔵のエネルギーを得ることを可能にした代償に、さまざまな災害や心身への未知の脅威が発生していた。
「インナーノーツ」は、時空を超越する船<アマテラス>を駆り、脅威の解消に「インナースペース」へ挑む。
<第一章 「誘い」>
粗筋
余剰次元活動艇<アマテラス>の最終試験となった有人起動試験は、原因不明のトラブルに見舞われ、中断を余儀なくされたが、同じ頃、「インナーノーツ」が所属する研究機関で保護していた少女「亜夢」にもまた異変が起こっていた……5年もの間、眠り続けていた彼女の深層無意識の中で何かが目覚めようとしている。
「インナースペース」のエネルギーを解放する特異な能力を秘めた亜夢の目覚めは、即ち、「インナースペース」のみならず、物質世界である「現象界(この世)」にも甚大な被害をもたらす可能性がある。
ーー亜夢が目覚める前に、この脅威を解消するーー
「インナーノーツ」は、この使命を胸に<アマテラス>を駆り、未知なる世界「インナースペース」へと旅立つ!
そこで彼らを待ち受けていたものとは……
※この物語はフィクションです。実際の国や団体などとは関係ありません。
※SFジャンルですが殆ど空想科学です。
※セルフレイティングに関して、若干抵触する可能性がある表現が含まれます。
※「小説家になろう」、「ノベルアップ+」でも連載中
※スピリチュアル系の内容を含みますが、特定の宗教団体等とは一切関係無く、布教、勧誘等を目的とした作品ではありません。
異世界転移しましたが、面倒事に巻き込まれそうな予感しかしないので早めに逃げ出す事にします。
sou
ファンタジー
蕪木高等学校3年1組の生徒40名は突如眩い光に包まれた。
目が覚めた彼らは異世界転移し見知らぬ国、リスランダ王国へと転移していたのだ。
「勇者たちよ…この国を救ってくれ…えっ!一人いなくなった?どこに?」
これは、面倒事を予感した主人公がいち早く逃げ出し、平穏な暮らしを目指す物語。
なろう、カクヨムにも同作を投稿しています。
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
Condense Nation
鳳
SF
西暦XXXX年、突如としてこの国は天から舞い降りた勢力によって制圧され、
正体不明の蓋世に自衛隊の抵抗も及ばずに封鎖されてしまう。
海外逃亡すら叶わぬ中で資源、優秀な人材を巡り、内戦へ勃発。
軍事行動を中心とした攻防戦が繰り広げられていった。
生存のためならルールも手段も決していとわず。
凌ぎを削って各地方の者達は独自の術をもって命を繋いでゆくが、
決して平坦な道もなくそれぞれの明日を願いゆく。
五感の界隈すら全て内側の央へ。
サイバーとスチームの間を目指して
登場する人物・団体・名称等は架空であり、
実在のものとは関係ありません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる