28 / 386
第28話
しおりを挟む
マルメルの機体が両手に持った突撃銃と腰にマウントされた二挺の短機関銃が火を噴き、彼の対戦相手の機体が瞬時に穴だらけになった。
バラバラになった敵機を見てマルメルはうらぁ!と勝利の雄叫びを上げて腕を振り上げる。
ヨシナリと訓練して実戦での扱い方が形になった所で早速試そうとランク戦に挑んだのだが――
その様子を観戦していたヨシナリは小さく頷く。 思ったよりも相性が良かったようだ。
実際、連戦連勝で、あっという間に既定の勝利数を満たし、マルメルは目の前でIから一つ上のHランクへと位を上げた。
「どうよ!? 今のは中々じゃないか?」
「あぁ、かなり良くなってきた。 Iランク帯だと普通に楽勝だったな!」
元々、Iランクは始めたばかりの初心者が大半を占めるランクなので初めて早々――機体の操作に慣れない内に参加する者も多く、そこそこの割合で大した事のない相手と当たる。
それを差し引いててもマルメルの動きは格段に良くなっていた。 試合開始と同時にスラスターを全開にして射程内に肉薄、間合いに捉えたと同時に一斉射撃。 両手と腰の計四つの銃口からフルオートでばら撒かれる弾丸は瞬く間に敵を撃破する。
基本的には速攻かけての瞬殺を意識しており、機体もそれを活かせるように改良を施した。
対人戦だと一対一なのでやられる前にやれと余計な装甲などは全て捨てて、武器と速度を強化する為のスラスターをあちこちに取り付けて機動力を可能な限り向上させて成功率を上げる。
「いや、嵌まれば強いね! この『正面から奇襲作戦』!」
「冷静に考えると追加装甲でかなり固めているか重装甲のパンツァータイプでもない限り、至近距離からあれだけの弾を喰らったら上位機種でも撃墜できるんだから速攻かけるのは割と理に適っているんだよなぁ」
「今の装備だと躱されたら終わるって欠点があるけど、思ったよりも行けるもんだな!」
マルメルが何を言っているかと言うと、奇襲の成功率を上げる為に余計な装備は全て剥がしている。
捨てたものには予備の弾倉も含まれているので、最初の斉射を躱されると予備のダガーしか武器がなくなるのだ。 その為、躱されたり反応されて遮蔽物に身を隠されるとほぼ終わる諸刃の剣だ。
成功すれば勝ち、失敗すれば負けるというギャンブルは彼の性格とも相性が良かった。
「何より、やってて気持ちいんだよね! これ、一人じゃ思いつかなかっただろうからありがとな!」
「いや、多分どこかのタイミングで、この形に落ち着いたとは思うぞ」
「それでもだよ。 速攻が決まって相手を倒した時、すっげー気持ちよかったぜ!」
「はは、気に入ってくれるなら提案した甲斐があったよ」
「攻撃範囲を円形に見立ててその中心に敵機を捉え、停止はせずに射程に入ったと同時に全弾発射。 その間にもスラスターは噴かしたままで、撃破と同時にすれ違うのがベスト。 最高に分かり易いぜ」
一試合ごとに観戦したヨシナリが挙動に関しての指摘を行い、それを聞いてからマルメルは微調整をおこない形にして行く。 取りあえずはセンサー類に頼らず感覚で間合いを計れるようになったので、一先ずは形になったと言える。 後は武器や機体の強化を行って完成度を高めていけばいい。
「Hランクに上がった以上、敵の質も上がっているはずだから徐々に通用しなくなって来ると思う。 その辺は微調整していこう。 とは言っても今の装備で通用するのは精々、Gぐらいまでろうな。 Fになると武器を厳選する必要があるのは覚えとけよ」
Gランクになると重装甲の機体も現れるだろうし、ソルジャーⅡ型が出てくるとⅠ型の機動力では勝負にならないのでまず通用しない。 そしてパンツァータイプにはまず通らない。
装甲もあるがエネルギーシールドがあるので並の攻撃では効果はないだろう。
「ま、将来の事はその時になったら考えるって事で、取りあえずはこの手で行ける所まで行くぜ!」
「うん。 今はそれでいいと思う。 取りあえず次は俺の番でいいよな?」
「あぁ、上手いアドバイスができるか自信はないけど、応援はしてるぜ!」
「はは、取りあえず頑張るよ」
そう言ってヨシナリはランク戦に参加。 さっさと勝って上に上がろうと気合を入れる。
上を目指したいと思っていたが、今はそれよりもマルメルに偉そうに色々言った手前、ここで自分が負けるのは非常に恥ずかしいと思っているからだ。
ここは意地でも勝ちに行きたい。 そう考え、油断せずに戦いに臨む。
――ちょっと緊張するな。
ヨシナリの機体――ホロスコープの装備は新しく購入したセミオートライフルだ。
色々考えたがマルメルと組む事を意識して遠距離特化で行こうとこの装備に落ち着いた。
今のヨシナリの腕ならそう外さないと思っており、当てられる自信もある。
さっさと胴体を撃ち抜いてケリをつけよう。 フィールドは荒野。
射線が通りやすく、比較的相性の良いフィールドだ。 行ける。
ヨシナリはライフルを構えて試合の開始を待つ。 位置関係も問題ない。
開始と同時に喰らわせてやる。 試合開始のカウントダウンが始まり――開始された。
同時に発射。 距離はあるが目視できる距離ではないので大抵の奴はこれで終わり――
「は?」
思わずヨシナリは声を上げる。
何故なら相手は瞬間的にスラスターを噴かして躱したのだ。
アレに反応するのか? マジかよと思ったが驚いたのも僅か、即座に狙いを付けて次弾を発射。
ボルトを操作する手間がないのでセミオートの狙撃銃は便利だ。
ソルジャータイプの推進力は把握しているので、噴かして躱すにしても限度がある。
敵の位置は掴んでいるので次で仕留め――また躱された。 躱した直後なら行けると思ったが、敵は機体を器用に半回転させて回避しながら真っ直ぐにヨシナリの方へと向かって来る。
「おいおい、嘘だろ」
呟きながら発射。 また躱される。
それなりに自信はあったのでここまで躱されると面白くない。
意識をもっと研ぎ澄ませ。 回避の傾向を読み取って撃ち抜け。 これは一対一のデュエルだ。
横槍が入る心配はないので、視線の先にいる敵に意識の全てを傾ける。
これまでの観察で武装と回避の傾向は読めた。
――次で仕留める。
ヨシナリは当てると念じ、深く息をすると狙撃銃の照準を合わせた。
バラバラになった敵機を見てマルメルはうらぁ!と勝利の雄叫びを上げて腕を振り上げる。
ヨシナリと訓練して実戦での扱い方が形になった所で早速試そうとランク戦に挑んだのだが――
その様子を観戦していたヨシナリは小さく頷く。 思ったよりも相性が良かったようだ。
実際、連戦連勝で、あっという間に既定の勝利数を満たし、マルメルは目の前でIから一つ上のHランクへと位を上げた。
「どうよ!? 今のは中々じゃないか?」
「あぁ、かなり良くなってきた。 Iランク帯だと普通に楽勝だったな!」
元々、Iランクは始めたばかりの初心者が大半を占めるランクなので初めて早々――機体の操作に慣れない内に参加する者も多く、そこそこの割合で大した事のない相手と当たる。
それを差し引いててもマルメルの動きは格段に良くなっていた。 試合開始と同時にスラスターを全開にして射程内に肉薄、間合いに捉えたと同時に一斉射撃。 両手と腰の計四つの銃口からフルオートでばら撒かれる弾丸は瞬く間に敵を撃破する。
基本的には速攻かけての瞬殺を意識しており、機体もそれを活かせるように改良を施した。
対人戦だと一対一なのでやられる前にやれと余計な装甲などは全て捨てて、武器と速度を強化する為のスラスターをあちこちに取り付けて機動力を可能な限り向上させて成功率を上げる。
「いや、嵌まれば強いね! この『正面から奇襲作戦』!」
「冷静に考えると追加装甲でかなり固めているか重装甲のパンツァータイプでもない限り、至近距離からあれだけの弾を喰らったら上位機種でも撃墜できるんだから速攻かけるのは割と理に適っているんだよなぁ」
「今の装備だと躱されたら終わるって欠点があるけど、思ったよりも行けるもんだな!」
マルメルが何を言っているかと言うと、奇襲の成功率を上げる為に余計な装備は全て剥がしている。
捨てたものには予備の弾倉も含まれているので、最初の斉射を躱されると予備のダガーしか武器がなくなるのだ。 その為、躱されたり反応されて遮蔽物に身を隠されるとほぼ終わる諸刃の剣だ。
成功すれば勝ち、失敗すれば負けるというギャンブルは彼の性格とも相性が良かった。
「何より、やってて気持ちいんだよね! これ、一人じゃ思いつかなかっただろうからありがとな!」
「いや、多分どこかのタイミングで、この形に落ち着いたとは思うぞ」
「それでもだよ。 速攻が決まって相手を倒した時、すっげー気持ちよかったぜ!」
「はは、気に入ってくれるなら提案した甲斐があったよ」
「攻撃範囲を円形に見立ててその中心に敵機を捉え、停止はせずに射程に入ったと同時に全弾発射。 その間にもスラスターは噴かしたままで、撃破と同時にすれ違うのがベスト。 最高に分かり易いぜ」
一試合ごとに観戦したヨシナリが挙動に関しての指摘を行い、それを聞いてからマルメルは微調整をおこない形にして行く。 取りあえずはセンサー類に頼らず感覚で間合いを計れるようになったので、一先ずは形になったと言える。 後は武器や機体の強化を行って完成度を高めていけばいい。
「Hランクに上がった以上、敵の質も上がっているはずだから徐々に通用しなくなって来ると思う。 その辺は微調整していこう。 とは言っても今の装備で通用するのは精々、Gぐらいまでろうな。 Fになると武器を厳選する必要があるのは覚えとけよ」
Gランクになると重装甲の機体も現れるだろうし、ソルジャーⅡ型が出てくるとⅠ型の機動力では勝負にならないのでまず通用しない。 そしてパンツァータイプにはまず通らない。
装甲もあるがエネルギーシールドがあるので並の攻撃では効果はないだろう。
「ま、将来の事はその時になったら考えるって事で、取りあえずはこの手で行ける所まで行くぜ!」
「うん。 今はそれでいいと思う。 取りあえず次は俺の番でいいよな?」
「あぁ、上手いアドバイスができるか自信はないけど、応援はしてるぜ!」
「はは、取りあえず頑張るよ」
そう言ってヨシナリはランク戦に参加。 さっさと勝って上に上がろうと気合を入れる。
上を目指したいと思っていたが、今はそれよりもマルメルに偉そうに色々言った手前、ここで自分が負けるのは非常に恥ずかしいと思っているからだ。
ここは意地でも勝ちに行きたい。 そう考え、油断せずに戦いに臨む。
――ちょっと緊張するな。
ヨシナリの機体――ホロスコープの装備は新しく購入したセミオートライフルだ。
色々考えたがマルメルと組む事を意識して遠距離特化で行こうとこの装備に落ち着いた。
今のヨシナリの腕ならそう外さないと思っており、当てられる自信もある。
さっさと胴体を撃ち抜いてケリをつけよう。 フィールドは荒野。
射線が通りやすく、比較的相性の良いフィールドだ。 行ける。
ヨシナリはライフルを構えて試合の開始を待つ。 位置関係も問題ない。
開始と同時に喰らわせてやる。 試合開始のカウントダウンが始まり――開始された。
同時に発射。 距離はあるが目視できる距離ではないので大抵の奴はこれで終わり――
「は?」
思わずヨシナリは声を上げる。
何故なら相手は瞬間的にスラスターを噴かして躱したのだ。
アレに反応するのか? マジかよと思ったが驚いたのも僅か、即座に狙いを付けて次弾を発射。
ボルトを操作する手間がないのでセミオートの狙撃銃は便利だ。
ソルジャータイプの推進力は把握しているので、噴かして躱すにしても限度がある。
敵の位置は掴んでいるので次で仕留め――また躱された。 躱した直後なら行けると思ったが、敵は機体を器用に半回転させて回避しながら真っ直ぐにヨシナリの方へと向かって来る。
「おいおい、嘘だろ」
呟きながら発射。 また躱される。
それなりに自信はあったのでここまで躱されると面白くない。
意識をもっと研ぎ澄ませ。 回避の傾向を読み取って撃ち抜け。 これは一対一のデュエルだ。
横槍が入る心配はないので、視線の先にいる敵に意識の全てを傾ける。
これまでの観察で武装と回避の傾向は読めた。
――次で仕留める。
ヨシナリは当てると念じ、深く息をすると狙撃銃の照準を合わせた。
10
お気に入りに追加
22
あなたにおすすめの小説
勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!
よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です!
僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。
つねやま じゅんぺいと読む。
何処にでもいる普通のサラリーマン。
仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・
突然気分が悪くなり、倒れそうになる。
周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。
何が起こったか分からないまま、気を失う。
気が付けば電車ではなく、どこかの建物。
周りにも人が倒れている。
僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。
気が付けば誰かがしゃべってる。
どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。
そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。
想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。
どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。
一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・
ですが、ここで問題が。
スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・
より良いスキルは早い者勝ち。
我も我もと群がる人々。
そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。
僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。
気が付けば2人だけになっていて・・・・
スキルも2つしか残っていない。
一つは鑑定。
もう一つは家事全般。
両方とも微妙だ・・・・
彼女の名は才村 友郁
さいむら ゆか。 23歳。
今年社会人になりたて。
取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。
異世界転移しましたが、面倒事に巻き込まれそうな予感しかしないので早めに逃げ出す事にします。
sou
ファンタジー
蕪木高等学校3年1組の生徒40名は突如眩い光に包まれた。
目が覚めた彼らは異世界転移し見知らぬ国、リスランダ王国へと転移していたのだ。
「勇者たちよ…この国を救ってくれ…えっ!一人いなくなった?どこに?」
これは、面倒事を予感した主人公がいち早く逃げ出し、平穏な暮らしを目指す物語。
なろう、カクヨムにも同作を投稿しています。
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
空色のサイエンスウィッチ
コーヒー微糖派
SF
『科学の魔女は、空色の髪をなびかせて宙を舞う』
高校を卒業後、亡くなった両親の後を継いで工場長となったニ十歳の女性――空鳥 隼《そらとり じゅん》
彼女は両親との思い出が詰まった工場を守るため、単身で経営を続けてはいたものの、その運営状況は火の車。残された借金さえも返せない。
それでも持ち前の知識で独自の商品開発を進め、なんとかこの状況からの脱出を図っていた。
そんなある日、隼は自身の開発物の影響で、スーパーパワーに目覚めてしまう。
その力は、隼にさらなる可能性を見出させ、その運命さえも大きく変えていく。
持ち前の科学知識を応用することで、世に魔法を再現することをも可能とした力。
その力をもってして、隼は日々空を駆け巡り、世のため人のためのヒーロー活動を始めることにした。
そしていつしか、彼女はこう呼ばれるようになる。
魔法の杖に腰かけて、大空を鳥のように舞う【空色の魔女】と。
※この作品の科学知識云々はフィクションです。参考にしないでください。
※ノベルアッププラス様での連載分を後追いで公開いたします。
※2022/10/25 完結まで投稿しました。
日本新世紀ー日本の変革から星間連合の中の地球へー
黄昏人
SF
現在の日本、ある地方大学の大学院生のPCが化けた!
あらゆる質問に出してくるとんでもなくスマートで完璧な答え。この化けたPC“マドンナ”を使って、彼、誠司は核融合発電、超バッテリーとモーターによるあらゆるエンジンの電動化への変換、重力エンジン・レールガンの開発・実用化などを通じて日本の経済・政治状況及び国際的な立場を変革していく。
さらに、こうしたさまざまな変革を通じて、日本が主導する地球防衛軍は、巨大な星間帝国の侵略を跳ね返すことに成功する。その結果、地球人類はその星間帝国の圧政にあえいでいた多数の歴史ある星間国家の指導的立場になっていくことになる。
この中で、自らの進化の必要性を悟った人類は、地球連邦を成立させ、知能の向上、他星系への植民を含む地球人類全体の経済の底上げと格差の是正を進める。
さらには、マドンナと誠司を擁する地球連邦は、銀河全体の生物に迫る危機の解明、撃退法の構築、撃退を主導し、銀河のなかに確固たる地位を築いていくことになる。
【VRMMO】イースターエッグ・オンライン【RPG】
一樹
SF
ちょっと色々あって、オンラインゲームを始めることとなった主人公。
しかし、オンラインゲームのことなんてほとんど知らない主人公は、スレ立てをしてオススメのオンラインゲームを、スレ民に聞くのだった。
ゲーム初心者の活字中毒高校生が、オンラインゲームをする話です。
以前投稿した短編
【緩募】ゲーム初心者にもオススメのオンラインゲーム教えて
の連載版です。
連載するにあたり、短編は削除しました。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる