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第25話
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「おっす、昨日はお疲れ!」
「あぁ、お疲れさん」
取りあえず腰を落ち着けて話そうと言う事で街で会う事になった。
ヨシナリもマルメルも初期のアバターなので見た目は全く同じだ。
近くのベンチに並んで座る。
「いやぁ、負けちまったなぁ。 まぁ、Iランクの俺達にしては保った方じゃないか?」
「そうかもな」
「結構、落ち込んでる感じ?」
「あぁ、自分で思ってたよりダメージデカい」
マルメルの質問にヨシナリは即答する。
虚勢を張らずに素直に心中を吐き出したのはヨシナリ自身にも少し意外だった。
「俯瞰視点だったからよく見えなかったけど、Sランクは半端なかったな。 あの戦いでまともに活躍したいんなら最終的にはあのレベルを目指さないと厳しい。 負けた事は動かせないが、次に活かせると前向きに考えようぜ? 幸いにも俺達には何が足りないのかは分かり易いんだ。 一緒に強くなって次はもうちょっと良いポジションを狙う。 俺とやってみないか?」
あの戦いに置いてプレイヤーは統制が取れていない烏合の衆だ。
事前の根回しで多少の改善は可能だろうが、根本的に解決する事は不可能と言っていい。
その為、組織的に対処する事ではなく、仲間を募って互いに協力して生き残る事を目指すのが賢いやり方だ。
付け加えるならあの戦いは制限時間の間に生き残り、基地を守り切る事にある。
極端な話、敵を一機も撃破せずに基地の防衛に努めるだけでも貢献はできるだろう。
ヨシナリとしてもマルメルとは合いそうな気がするので、提案は望むところだった。
要因としてはプレイヤーとしての姿勢にある。 スタイルではなく姿勢。
イベント中、口約束だけの取引だったにもかかわらずマルメルは最後まで仕事を全うした。
ヨシナリの経験上、この程度の約束すら守れず適当にやって過剰な報酬を要求する輩を何人も見て来たので、彼のようなタイプは居ないとは言わないが少ない。
それに真面目なプレイヤーであるのなら唐突に飽きて消えるような真似をする可能性も低い。
仮に辞めるにしても一言入れてからになるだろう。 一緒に頑張って戦闘の少なくない割合を依存する形になった後に消えられると非常に困るのでそうなる可能性が低い相手は大歓迎だ。
――ただ、それはヨシナリの考えであってマルメルが何を考えているかは分からない。
「その申し出はありがたいんだけど、何で俺?」
「ん? あぁ、前のイベントで一緒に戦った感じで何となく噛み合うなーって思って、それにイベントで負けて凹んでるところもそれだけマジって事だろ? だから飽きて消える可能性低そうだし、組むならマジでやってる奴の方が楽しいって思ってね」
「なるほど」
「親から許可取るのにすっげー苦労したから、このゲームに関してはマジのマジで行くつもりだから有能そうな奴は今の内に仲間になっときたいなって思ってさ」
それだけ聞ければ充分だった。
ヨシナリは無言で手を差し出す。 マルメルもその意図を察してしっかりと握る。
「よろしく」
「こちらこそ」
こうしてヨシナリはこのゲームで初めての仲間を得る事となった。
「さて、取りあえず当面の目的を決めよう」
場所は変わってトレーニングルーム。
二人は機体に乗ってその場に立っていた。 改めてマルメルの機体を眺める。
機体名は『アウグスト』。 前回見た時は初期カラーだったが、黒と緑の迷彩模様になっていた。
武装は突撃銃だが、ワンランク上の代物に変わっている。
腰には連なるようにロングマガジンとハンドガン。 腕には邪魔にならないサイズの盾がマウントされていた。
「イベントの撃破報酬とヨシナリがくれた護衛報酬で買っちゃった」
「いいんじゃないか? 見た感じ、中距離で撃ち合う感じ?」
「あぁ、ライフルは当たらなかったら苛々しちまうし、近接はダガーを一応持ってはいるけどあんまり得意じゃないからこいつで弾をばら撒く方向で行こうかなって思ってる」
なるほどとヨシナリは頷く。 マルメルの動きはイベント中で護衛を念頭に置いた物しか見ていないので、はっきりとは言えないが反応自体はかなり良かった印象を受ける。
「そっちはライフルばっか使ってたし狙撃がメイン?」
「いや、一通りは練習したから他もそこそこはできるつもりだ。 イベント中では機体のスペック的に殴りに行っても返り討ちに遭うのが目に見えていたからな」
「だよなぁ。 俺も粘った割には撃墜数はそれなりだったから、やっぱ武器よりパーツ集めの方がいいのかねぇ」
マルメルの言っている事は武器を強化して火力を伸ばすか、パーツを購入して性能を伸ばすかだ。
これに関しては明確な正解はない。 武器に関してはいくらでも上があり、パーツに関しては拡張性が高いのでいくらでもとは行かないが手は加える余地は多い。
「――ただ、将来的にはフレームを乗り換える事になるから悩ましいな」
その通りだった。 確かに機体性能に関しては強化する余地は多い。
ただ、ある程度の所で頭打ちになるのだ。 そうなるとフレームを変えるしかない。
重装甲のパンツァータイプ、可変のキマイラタイプ、光学兵器を扱えるエンジェルタイプと様々だが、どの道を行くにしても途方もない金額が必要なので早い段階で目標を決めておきたいのだ。
「さっき軽く調べたんだけど、フレーム買うよりは基本パーツ一式揃えてソルジャーⅡ型でBランクまで頑張ってエンジェルタイプ狙いが割と定石みたいだな」
「確かにCランクでもソルジャータイプ使っている奴が結構いたな」
「そうそう。 近接とか高機動戦闘に自信がないならパンツァータイプやキマイラタイプに落ち着くみたいだ」
「キマイラタイプは高機動の機体じゃないのか?」
「個別のフレームが要るみたいだけど動物形態になるタイプもいるみたいだからそっちだと思う」
「そんなの居るのか。 イベントでは見かけなかったような……」
「あぁ、そりゃ仕方ないよ。 腰据えて殴り合うタイプみたいだからさっさと前線行ったみたいだし基地にはほとんどいなかったんじゃないか?」
言われてみれば高ランクになればなるほど配置に付くのが早かったような気がする。
つまり見た事のない機種が知らない間に消えたりしていた訳だ。
今後の参考にする為に可能な限り目を配っていたつもりだったが、まだまだ足りていなかったらしい。
「方針はフリーミッションを回しながら考えるとして連携のトレーニングしようぜ!」
「あぁ、そうだな」
マルメルの提案に頷いたヨシナリはどう動くかと脳裏で戦い方を組み立て始めた。
「あぁ、お疲れさん」
取りあえず腰を落ち着けて話そうと言う事で街で会う事になった。
ヨシナリもマルメルも初期のアバターなので見た目は全く同じだ。
近くのベンチに並んで座る。
「いやぁ、負けちまったなぁ。 まぁ、Iランクの俺達にしては保った方じゃないか?」
「そうかもな」
「結構、落ち込んでる感じ?」
「あぁ、自分で思ってたよりダメージデカい」
マルメルの質問にヨシナリは即答する。
虚勢を張らずに素直に心中を吐き出したのはヨシナリ自身にも少し意外だった。
「俯瞰視点だったからよく見えなかったけど、Sランクは半端なかったな。 あの戦いでまともに活躍したいんなら最終的にはあのレベルを目指さないと厳しい。 負けた事は動かせないが、次に活かせると前向きに考えようぜ? 幸いにも俺達には何が足りないのかは分かり易いんだ。 一緒に強くなって次はもうちょっと良いポジションを狙う。 俺とやってみないか?」
あの戦いに置いてプレイヤーは統制が取れていない烏合の衆だ。
事前の根回しで多少の改善は可能だろうが、根本的に解決する事は不可能と言っていい。
その為、組織的に対処する事ではなく、仲間を募って互いに協力して生き残る事を目指すのが賢いやり方だ。
付け加えるならあの戦いは制限時間の間に生き残り、基地を守り切る事にある。
極端な話、敵を一機も撃破せずに基地の防衛に努めるだけでも貢献はできるだろう。
ヨシナリとしてもマルメルとは合いそうな気がするので、提案は望むところだった。
要因としてはプレイヤーとしての姿勢にある。 スタイルではなく姿勢。
イベント中、口約束だけの取引だったにもかかわらずマルメルは最後まで仕事を全うした。
ヨシナリの経験上、この程度の約束すら守れず適当にやって過剰な報酬を要求する輩を何人も見て来たので、彼のようなタイプは居ないとは言わないが少ない。
それに真面目なプレイヤーであるのなら唐突に飽きて消えるような真似をする可能性も低い。
仮に辞めるにしても一言入れてからになるだろう。 一緒に頑張って戦闘の少なくない割合を依存する形になった後に消えられると非常に困るのでそうなる可能性が低い相手は大歓迎だ。
――ただ、それはヨシナリの考えであってマルメルが何を考えているかは分からない。
「その申し出はありがたいんだけど、何で俺?」
「ん? あぁ、前のイベントで一緒に戦った感じで何となく噛み合うなーって思って、それにイベントで負けて凹んでるところもそれだけマジって事だろ? だから飽きて消える可能性低そうだし、組むならマジでやってる奴の方が楽しいって思ってね」
「なるほど」
「親から許可取るのにすっげー苦労したから、このゲームに関してはマジのマジで行くつもりだから有能そうな奴は今の内に仲間になっときたいなって思ってさ」
それだけ聞ければ充分だった。
ヨシナリは無言で手を差し出す。 マルメルもその意図を察してしっかりと握る。
「よろしく」
「こちらこそ」
こうしてヨシナリはこのゲームで初めての仲間を得る事となった。
「さて、取りあえず当面の目的を決めよう」
場所は変わってトレーニングルーム。
二人は機体に乗ってその場に立っていた。 改めてマルメルの機体を眺める。
機体名は『アウグスト』。 前回見た時は初期カラーだったが、黒と緑の迷彩模様になっていた。
武装は突撃銃だが、ワンランク上の代物に変わっている。
腰には連なるようにロングマガジンとハンドガン。 腕には邪魔にならないサイズの盾がマウントされていた。
「イベントの撃破報酬とヨシナリがくれた護衛報酬で買っちゃった」
「いいんじゃないか? 見た感じ、中距離で撃ち合う感じ?」
「あぁ、ライフルは当たらなかったら苛々しちまうし、近接はダガーを一応持ってはいるけどあんまり得意じゃないからこいつで弾をばら撒く方向で行こうかなって思ってる」
なるほどとヨシナリは頷く。 マルメルの動きはイベント中で護衛を念頭に置いた物しか見ていないので、はっきりとは言えないが反応自体はかなり良かった印象を受ける。
「そっちはライフルばっか使ってたし狙撃がメイン?」
「いや、一通りは練習したから他もそこそこはできるつもりだ。 イベント中では機体のスペック的に殴りに行っても返り討ちに遭うのが目に見えていたからな」
「だよなぁ。 俺も粘った割には撃墜数はそれなりだったから、やっぱ武器よりパーツ集めの方がいいのかねぇ」
マルメルの言っている事は武器を強化して火力を伸ばすか、パーツを購入して性能を伸ばすかだ。
これに関しては明確な正解はない。 武器に関してはいくらでも上があり、パーツに関しては拡張性が高いのでいくらでもとは行かないが手は加える余地は多い。
「――ただ、将来的にはフレームを乗り換える事になるから悩ましいな」
その通りだった。 確かに機体性能に関しては強化する余地は多い。
ただ、ある程度の所で頭打ちになるのだ。 そうなるとフレームを変えるしかない。
重装甲のパンツァータイプ、可変のキマイラタイプ、光学兵器を扱えるエンジェルタイプと様々だが、どの道を行くにしても途方もない金額が必要なので早い段階で目標を決めておきたいのだ。
「さっき軽く調べたんだけど、フレーム買うよりは基本パーツ一式揃えてソルジャーⅡ型でBランクまで頑張ってエンジェルタイプ狙いが割と定石みたいだな」
「確かにCランクでもソルジャータイプ使っている奴が結構いたな」
「そうそう。 近接とか高機動戦闘に自信がないならパンツァータイプやキマイラタイプに落ち着くみたいだ」
「キマイラタイプは高機動の機体じゃないのか?」
「個別のフレームが要るみたいだけど動物形態になるタイプもいるみたいだからそっちだと思う」
「そんなの居るのか。 イベントでは見かけなかったような……」
「あぁ、そりゃ仕方ないよ。 腰据えて殴り合うタイプみたいだからさっさと前線行ったみたいだし基地にはほとんどいなかったんじゃないか?」
言われてみれば高ランクになればなるほど配置に付くのが早かったような気がする。
つまり見た事のない機種が知らない間に消えたりしていた訳だ。
今後の参考にする為に可能な限り目を配っていたつもりだったが、まだまだ足りていなかったらしい。
「方針はフリーミッションを回しながら考えるとして連携のトレーニングしようぜ!」
「あぁ、そうだな」
マルメルの提案に頷いたヨシナリはどう動くかと脳裏で戦い方を組み立て始めた。
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