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第6話
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わざわざ募集するだけあって報酬は一人でできるフリーミッションよりもおいしかった。
ただ、基地に損害が出たので多少の減額はあったが、許容範囲内だろう。
ヴルトムはヨシナリとゾンに礼を言ってその場は解散の流れだったが、ゾンは早々に消えて居なくなった。
その態度にヨシナリは少し感じが悪いなと思ったが、ヴルトムは慣れているのか気にしていないようだった。
「……ライフル持ってなかったのかな?」
そう呟くとヴルトムは小さく肩を竦める。
「多分、持ってると思いますよ。 でも当てられる自信がなかったんじゃないですかね」
「そんなものですか?」
「えぇ、補正装備無しだと当てられる人は割と少ないですよ。 だから、突撃銃で突っ込んで、戦車だけ処理して残りは他に押し付ける。 この手のミッションではあるあるですよ。 あの様子だと相当やってますね。 まぁ、他からは地雷呼ばわりされるので、自信がないなら最初に申告しておいた方がいいかもです」
ヴルトムはそれ込みで初心者歓迎の文言を加えていたので、そういう事もあるだろうと割り切っていたようだ。
「自分が狙撃特化なのはその辺のフォローを兼ねて何ですよ。 今回はヨシナリさんが居てくれたお陰でかなり損害を押さえられたので助かりました。 良かったらもうちょっと周回しませんか?」
「俺で良かったら是非」
一人で回るよりもかなり美味しいので、稼ぎと他のプレイヤーの動きの観察も兼ねてちょっと頑張ってみよう。 そう考えてヨシナリはヴルトムの提案を受けた。
待っている間、ヴルトムが様々な話を聞かせてくれる。 始めたばかりの立ち回りもそうだが、戦闘時の上手いポジショニングの方法などだ。
「ランク戦は基本一対一なので戦闘スタイルで装備が偏ります」
「あぁ、それは知ってます。 躱すか受けるかでしょ?」
「その通り、しっかり予習してますね。 攻撃を躱す軽量タイプか受ける重装甲タイプです」
ヴルトムがウインドウを操作すると映像が現れ、そこでは二機のトルーパーが戦闘を繰り広げていた。
「あ、これは分かり易いですね。 見てください、対照的でしょ?」
画面の端にライブと表示されているので、これは今行われている戦闘のようだ。
片方は薄い外装の機体で可能な限り軽量化を行っており、武装は腰に大型ナイフと短機関銃。
もう片方は追加装甲をしっかりと着込んで大きく膨れ上がった機体で両肩に大型のミサイルポッドと手にはロングマガジンで装弾数を増やした突撃銃。 前者は機体のあちこちに積まれているスラスターを吹かして高速で走り回り、短機関銃を連射。 後者は銃撃を喰らいながら突撃銃で応戦している。
「軽い方は短機関銃で牽制しながら接近してナイフで仕留めるつもりのようですね。 重装甲でも隙間を狙えば安物のナイフでも刺さります。 重い方はシンプルにハチの巣にする感じですね。 軽量タイプだと一撃喰らわせればほぼ勝ち確ですよ」
ヴルトムの言う通り、軽量タイプは明らかに接近を試みようとしていたが、重量タイプはロングマガジンのお陰で中々弾切れにならない。 そして残弾がなくなったと同時にミサイルを発射して近寄らせないようにしている。 どちらもしっかりと己の戦闘方法を確立しており、動きに慣れを感じた。
ランクマッチは同ランク帯の相手に一定数勝利する事で昇格となり、半月に一度集計を行ってランクに応じた賞金が支払われる。
ランクはSからIまでの十段階で、IからEまでは頑張れば上がれるが問題はDから上だ。
Dランクは五回、以降一つ上がる度に四、三と回数が減る。 さて、この回数が何を指すのかと言うと降格条件だ。 その回数負ければ問答無用でランクが下がる。
最上位のSランクに至っては一回負けるだけでなく、一定期間ランクマッチを行わなければ降格となるのでトップを維持したければ常に勝ち続けなければならない修羅の道だ。
画面の向こうで戦っているのはFランクらしい。
――Fでこのレベルか。
ヨシナリから見ても両者とも技量が高いと感じられたが、これで中堅クラスなのかと上がどうなっているのかは想像もできない。
「はっきり言ってD以降は本当に別次元だよ。 Sなんて夢のまた夢って感じだね」
「そう言えば動画とかあんまり出回らないからSランクの人に関しては良く知らないんですが、やっぱり凄いんですか?」
「自分も何度か見ただけだから詳しくないけど次元が違うね。 特にB以上になると可変や特殊フレームを使っているからまともにやって勝てる気がしない」
「やっぱりハイランカーともなるとP持ってるんですね」
「B以上だと報酬が跳ね上がるから、あのランクを維持できるなら普通に買えるはずだよ」
ヴルトムは半笑いでSなんて10000P+ボーナスが貰えるらしいからねと付け足した。
現金換算すると笑うしかない額なので、ヨシナリもそうなんですかと半笑いだ。
この運営はランカーをかなり優遇するので、報酬目当てにランカーを目指すプレイヤーは多い。
戦力の拡充もそうだが、Pは高額で取引できるので換金目的もあるだろう。
そうこうしている内に決着が着こうとしていた。
重量タイプは撃ち続ければ近寄らせないようにはできるが、残弾の問題があるのでいつまでもは無理だ。 要は軽量タイプは相手に弾が切れるまで逃げ切れれば勝ち、重量タイプは弾が切れるまでに仕留めれば勝ち。
重量タイプが空になったマガジンを投げ捨て、新しいマガジンを突撃銃へと叩き込む。
機体のあちこちに張り付けていたのだが、もう残っていない。
ここで仕留めないとかなり不味い事になるだろう。 対する軽量タイプはまだ余裕があった。
やがて残弾がゼロになり、重量タイプが突撃銃を投げ捨て腰にマウントしていたブレードを抜き、追加装甲を排除するが動きの軽さでは及ばずにあっさりと間合いを詰められ胸部にブレードを突き立てられて沈黙し、決着となった。
それを見てヨシナリは自分ならどうやって戦うだろうかと考える。
軽量タイプであるならセオリー通りに相手の息切れを待ってとどめ?
それとも撹乱しつつ速攻をかける? 逆に重量タイプならどうするだろうか?
闇雲に撃っても当たらないのは目に見えていたので地形を利用して移動を制限するべきか。
面白い。 自分ならどうするかを考えると様々なアイデアが浮かび、自分の可能性をどこまでも追いかけられるような気がして気分が良かった。
ただ、基地に損害が出たので多少の減額はあったが、許容範囲内だろう。
ヴルトムはヨシナリとゾンに礼を言ってその場は解散の流れだったが、ゾンは早々に消えて居なくなった。
その態度にヨシナリは少し感じが悪いなと思ったが、ヴルトムは慣れているのか気にしていないようだった。
「……ライフル持ってなかったのかな?」
そう呟くとヴルトムは小さく肩を竦める。
「多分、持ってると思いますよ。 でも当てられる自信がなかったんじゃないですかね」
「そんなものですか?」
「えぇ、補正装備無しだと当てられる人は割と少ないですよ。 だから、突撃銃で突っ込んで、戦車だけ処理して残りは他に押し付ける。 この手のミッションではあるあるですよ。 あの様子だと相当やってますね。 まぁ、他からは地雷呼ばわりされるので、自信がないなら最初に申告しておいた方がいいかもです」
ヴルトムはそれ込みで初心者歓迎の文言を加えていたので、そういう事もあるだろうと割り切っていたようだ。
「自分が狙撃特化なのはその辺のフォローを兼ねて何ですよ。 今回はヨシナリさんが居てくれたお陰でかなり損害を押さえられたので助かりました。 良かったらもうちょっと周回しませんか?」
「俺で良かったら是非」
一人で回るよりもかなり美味しいので、稼ぎと他のプレイヤーの動きの観察も兼ねてちょっと頑張ってみよう。 そう考えてヨシナリはヴルトムの提案を受けた。
待っている間、ヴルトムが様々な話を聞かせてくれる。 始めたばかりの立ち回りもそうだが、戦闘時の上手いポジショニングの方法などだ。
「ランク戦は基本一対一なので戦闘スタイルで装備が偏ります」
「あぁ、それは知ってます。 躱すか受けるかでしょ?」
「その通り、しっかり予習してますね。 攻撃を躱す軽量タイプか受ける重装甲タイプです」
ヴルトムがウインドウを操作すると映像が現れ、そこでは二機のトルーパーが戦闘を繰り広げていた。
「あ、これは分かり易いですね。 見てください、対照的でしょ?」
画面の端にライブと表示されているので、これは今行われている戦闘のようだ。
片方は薄い外装の機体で可能な限り軽量化を行っており、武装は腰に大型ナイフと短機関銃。
もう片方は追加装甲をしっかりと着込んで大きく膨れ上がった機体で両肩に大型のミサイルポッドと手にはロングマガジンで装弾数を増やした突撃銃。 前者は機体のあちこちに積まれているスラスターを吹かして高速で走り回り、短機関銃を連射。 後者は銃撃を喰らいながら突撃銃で応戦している。
「軽い方は短機関銃で牽制しながら接近してナイフで仕留めるつもりのようですね。 重装甲でも隙間を狙えば安物のナイフでも刺さります。 重い方はシンプルにハチの巣にする感じですね。 軽量タイプだと一撃喰らわせればほぼ勝ち確ですよ」
ヴルトムの言う通り、軽量タイプは明らかに接近を試みようとしていたが、重量タイプはロングマガジンのお陰で中々弾切れにならない。 そして残弾がなくなったと同時にミサイルを発射して近寄らせないようにしている。 どちらもしっかりと己の戦闘方法を確立しており、動きに慣れを感じた。
ランクマッチは同ランク帯の相手に一定数勝利する事で昇格となり、半月に一度集計を行ってランクに応じた賞金が支払われる。
ランクはSからIまでの十段階で、IからEまでは頑張れば上がれるが問題はDから上だ。
Dランクは五回、以降一つ上がる度に四、三と回数が減る。 さて、この回数が何を指すのかと言うと降格条件だ。 その回数負ければ問答無用でランクが下がる。
最上位のSランクに至っては一回負けるだけでなく、一定期間ランクマッチを行わなければ降格となるのでトップを維持したければ常に勝ち続けなければならない修羅の道だ。
画面の向こうで戦っているのはFランクらしい。
――Fでこのレベルか。
ヨシナリから見ても両者とも技量が高いと感じられたが、これで中堅クラスなのかと上がどうなっているのかは想像もできない。
「はっきり言ってD以降は本当に別次元だよ。 Sなんて夢のまた夢って感じだね」
「そう言えば動画とかあんまり出回らないからSランクの人に関しては良く知らないんですが、やっぱり凄いんですか?」
「自分も何度か見ただけだから詳しくないけど次元が違うね。 特にB以上になると可変や特殊フレームを使っているからまともにやって勝てる気がしない」
「やっぱりハイランカーともなるとP持ってるんですね」
「B以上だと報酬が跳ね上がるから、あのランクを維持できるなら普通に買えるはずだよ」
ヴルトムは半笑いでSなんて10000P+ボーナスが貰えるらしいからねと付け足した。
現金換算すると笑うしかない額なので、ヨシナリもそうなんですかと半笑いだ。
この運営はランカーをかなり優遇するので、報酬目当てにランカーを目指すプレイヤーは多い。
戦力の拡充もそうだが、Pは高額で取引できるので換金目的もあるだろう。
そうこうしている内に決着が着こうとしていた。
重量タイプは撃ち続ければ近寄らせないようにはできるが、残弾の問題があるのでいつまでもは無理だ。 要は軽量タイプは相手に弾が切れるまで逃げ切れれば勝ち、重量タイプは弾が切れるまでに仕留めれば勝ち。
重量タイプが空になったマガジンを投げ捨て、新しいマガジンを突撃銃へと叩き込む。
機体のあちこちに張り付けていたのだが、もう残っていない。
ここで仕留めないとかなり不味い事になるだろう。 対する軽量タイプはまだ余裕があった。
やがて残弾がゼロになり、重量タイプが突撃銃を投げ捨て腰にマウントしていたブレードを抜き、追加装甲を排除するが動きの軽さでは及ばずにあっさりと間合いを詰められ胸部にブレードを突き立てられて沈黙し、決着となった。
それを見てヨシナリは自分ならどうやって戦うだろうかと考える。
軽量タイプであるならセオリー通りに相手の息切れを待ってとどめ?
それとも撹乱しつつ速攻をかける? 逆に重量タイプならどうするだろうか?
闇雲に撃っても当たらないのは目に見えていたので地形を利用して移動を制限するべきか。
面白い。 自分ならどうするかを考えると様々なアイデアが浮かび、自分の可能性をどこまでも追いかけられるような気がして気分が良かった。
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