468 / 527
本編
繋がっていて
しおりを挟む片平裕人は、竜樹との通話を、ふち、と切った。そうして、鼻息ふんふんと、興奮しながら一緒に通話のカメラ映像を覗いていた、彼女の美咲と顔を見合わせて。
「は、畠中先輩、マジ異世界いた•••!!」
「•••凄いね!凄いね裕人くん!君の先輩は、違う世界に渡って、そんでも、ちゃんとそこで馴染んで生活してるような、頼もしくてすごい人だったんだね!」
はー、と息を吐いて胸に手を当てる。美咲は、片平よりも盛り上がった位に興奮している。
『異世界にいるなんて、家族以外には言ってないんだけど、片平くんなら他の人に言いふらしたりしないでしょ?』
なんて、あっけらかんとして、畠中先輩は笑った。
それを聞いた時、向かいのソファにいた彼女の美咲が、んん!?と面白そうにこちらを、パッチリ目を見開いて見て、身を乗り出した。
片平は、慌てて。
「待って待って今、今俺、彼女と同棲しててここにいるんです、先輩に電話するの知ってて応援してくれたから、この通話も、向かいで、ああ、興味津々で聞いてるんです!」
本当か?まさか?イタズラか?いやまさか、あの畠中先輩が?異世界なんて?とあたふたする片平の横から、紹介を受けて、彼女の美咲がひょこひょこと寄ってきて顔を寄せ。
「こんにちは!初めまして、裕人くんの彼女の浜辺美咲です!畠中先輩の事は、裕人くんから良く聞きました。あの、私、少し聞いちゃったけど、遠慮した方が良いですか?何かエンタメ関係の、何かまだ発表してない異世界とかゆう場所ですか?私黙ってますんで!」
ふふふふふ、と畠中先輩は笑って。
『ビデオ通話しよう、秘密だけど秘密じゃないよ、本当に異世界にいるなんて、知った所で信じてもらえるかもわからないし。浜辺さんも、遠慮しなくて良いよ。片平くんの今を聞けば、軽々しい人じゃないって、わかるもの。』
と改めて通話をしなおして、そして。
ひこひこと、作り物じゃなさそうに動く、黒い毛の狼獣人のお耳に尻尾、アルディ王子。赤毛に先っぽが金毛なお耳は、黒狼のアルディ王子のお兄さんだというファング王太子。虎の子や、白クマの子達もいて、日本人顔じゃない子供達も、大人も、まるでコスプレな服でもあったり、わあわあとこちらに手を振って。
オランネージュ、ネクター、ニリヤという3王子も、こちらに、目をくりっとしながら。
『(~~~ーーー!ーーーー。)初めまして!第一王子オランネージュです。』
『(ーーーー?ーーーーー!)竜樹のこうはいのひと?第二王子ネクターです。』
『(~~~?ーーー!ーーーー。ーーーーー。)こんにちは?かたひらくん!ぼくニリヤです。だいさんおうじだよ。』
ごにゃごにゃごにゃ、と現地の言葉らしき言語に被せて、それぞれの元の少年の高い声で、不思議と日本語が聞こえてくる。
「こ、こんにちは!か、片平です•••え、え、VR•••?でもこれ、普通のビデオ通話だよね?こんな仕様、•••ある訳ないよね?」
「リアリティ凄くない•••?ええ?」
『ふふふ。夢みたいに思っててくれても良いけどね。こっちの世界で、俺、子供達を養子にして、そっちの何か良い情報を選んで、少しずつ広めながら、にぎやかに暮らしてるんだよ。王子達とも仲良しだよ。こういう風に、世界を渡ってきたひとのこと、こちらではギフトの人って呼んでいるんだ。』
何故、世界を渡ってしまうかは不明で、帰る事はできないんだって。でも俺は、充電しなくても使える不思議なスマホがあるから、家族とも連絡とれるし、まあまあ、何とかやってるよ。
「ええ、ええええ•••。」
まだ信じるに半ばの片平と美咲に、異世界にいる先輩は、ニシシシ、と笑って。
著作権幸運支払いの事を教えてくれたり、外の空を飛ぶ、郵便飛びトカゲをカメラで映して見せてくれたりした。
楽しくなってきた美咲と、驚きの中で戸惑う片平とで、異世界でも1日3食だよ、とか。魔法があって、エルフもいて、転移魔法陣があって、なんて話を楽しく聞いて。
「は、畠中先輩。ど、どうして。」
こんな、広まっちゃったら大騒ぎになりそうな秘密を、俺たちに。
話してくれるんですか?
片平と畠中先輩は、本当に、ほんの少しだけ会社で一緒にいた、限りなく細い関係を繋いできた、知り合い程度の遠い間柄にすぎない。
迂闊じゃないか。簡単に人を、信じすぎじゃないか。
俺や美咲が、もっと軽い人間で、畠中先輩の事を世の中にバラして、異世界とこちらの世界をバンバン交流させようなんてして、見せ物にし、大騒ぎにさせちゃう事だって、ありうるだろう、と。
眉を寄せて、口を尖らせて言う片平に。
『ふふふ。片平くんがそんな風に言う、って事は、こちらとそちらが安易に繋がる事に、ちゃんと危機感がある、って事だね。•••俺、SNSやなんかで、今でもそちらの人と話をして、情報を集めたり広めたりする事だって、こちらから出来るんだよ。そっちから人を招べないし、帰れないだけでね。まぁ•••まだ影響も考えて、俺もした事はないんだけど。』
そりゃそうか、スマホ使えるんだからな、と納得。でも、選んで広めてこなかったんだ。片平と美咲は、それを尊重すべきだ、と片平は思いながら言葉を待つ。
『片平くんと浜辺さんに言った、てのは。』
ぱち、ぱち、とショボショボ目が瞬く。
『俺が、嬉しかったからだね。俺、片平くんの才能を会社で持て余して、せっかくなのに相談も力も貸せずに辞めさせちゃった事、後悔していたから。でも、片平くんは、そんなの気にもしてなくて、自分で道を切り拓いて、ちゃんとやってた。それが、嬉しくて、頼もしくて、連絡してきてくれたのに、嘘や誤魔化しを、言いたくなかったんだ。』
片平は、だからって不用心過ぎる!と怒りたい気持ちと、認めて心開いてもらった嬉しい気持ちとで、心がグニャグニャになった。
「ねえ、ねえ。畠中先輩。」
美咲が、そわそわと、頬を赤らめつつ、けれども、スーッと息を吸って吐いて、落ち着こうとして。
「そちらの世界では、こちらの世界の情報を、参考にして影響を受けて、何かしらの良き発展を迎えてるのですよね?」
『そうだね。丸々その通りに、って事ではなくて、自分達なりの方法で、噛み砕いてね。』
「そうしたら。」
美咲のキラキラした興奮した瞳に、片平は、?と口を噤んで待ち。
「影響を受けて幸運を支払ってもらう、支払いの関係だけじゃなくて、こちらにも、そちらの良い所が影響を及ぼす、お互いに、なんて、素敵だと思いません?」
「美咲!!そんな•••!」
秘密を、信じて開いてくれたのに•••!
『お互いに、影響を?』
畠中先輩は、気を悪くした風もなく、子供達とダマになりながら、落ち着いて聞き返す。
「はい、勿論、畠中先輩の所に、異世界ヤッホーな人達が、興味本位で連絡を昼も夜も、なんて事にはさせませんよ!情報を何でも晒して、心も現実も、お互い荒らされる、なんて事も、できないようにしましょう。連絡先は、絶対秘密にします。きっと、魔法の力とかだって、どうやってこっちに持ってくるもんだかも分からないし、あっても、混乱しちゃうし。だから、真実ですよ、なんて言う必要ないんです。いや、真実です、って風にして、皆に遊び感覚で見てもらったら良いのかな。エンタメですよ、エンタメ。」
エンタメ。
片平と畠中先輩、2人とも、同時に同じ言葉を繰り返し。
美咲が、ニコニコと、考え考え話す。
「そちらでは、畠中先輩が窓口。そうしたら、こちらも、誰か1人が、窓口になって、エンタメとして、小説とか漫画や、異世界からのアクセスですよーなんてノリで、異世界のニュースや、生活の事や、そちらの世界の、畠中先輩の事を紹介して描いたら良いんですよ。落ちてからの経緯、なんて、単純にすっごく面白そうでしょ?」
「それをしたからって、何になるの、美咲?」
片平には、意味が不明だったけど。畠中先輩は、キラン、と目を輝かせて、ニン、と笑った。
美咲は、えへへと微笑んで。
「何になる、っていうか、まあ、異文化交流よ。何かになるから、って理由でばかり、人は関わる訳じゃないわ。でも、そちらが影響受けるだけじゃなくて、お互いに、って何だか、世界のバランスが良いと思ったの。それに、強いて言うなら、発明は、その概念からって言うじゃない?そうしたら、物語みたいな中から、将来、本当に実現しちゃう、なんて天才が、こちらの世界でも現れるかもしれない。転移魔法陣、作れる天才がこちらの現実だってあるかもしれないわよ、未来は。今の現実だって、昔の夢物語だった事が、沢山あるんだもの。」
『いや、転移は元々そっちの小説や漫画からの概念もあったんだけどね。まあ、エルフが元々持ってた魔法陣だけど。』
「そうなんですね!でもでも、そうしたら、転移魔法陣の運用に関して、例えばー、こちらでも、新幹線が止まる駅とそうでない駅で、発展具合が違うじゃないですか?そんな、異世界での工夫とか、短い旅バージョンで紹介するんだって、面白そうだし、こっちの皆の興味引くんじゃないです?」
『おはなしに、するの?ぼくたちの、ことも?』
ニリヤ王子が、ググッとお顔を近づけて、ふす!と鼻息を吹いた。
『俺も俺も!お話にしてよ!』
『おれもー!!』
おれも、わたしも!!とわあわあの異世界。
『あれあれ。まぁ皆、落ち着いて。』
子供達は、ぴょんぴょん飛び跳ねる。
『そうだなぁ•••そちらと、真実、ってテイで繋がるとして。利点は幾つかあるんだよね。例えば、病気や健康に関する知識とか、困った事を、異世界からのQです!なんて、専門の人に概念を教えてもらえたりさ。』
全部が知識使えるかって言ったら、分からないけど、困った時に助言とか、本当嬉しいと思う。
と、畠中先輩は、子供達の中の何人かを、ふっと見て言う。
『異世界Q&A、良くない?魔法や生活に関してこちらから答える事も、そっちで悪影響がないか情報を選択して、確認しながらなら、答えられるかも。』
それから、異世界が存在する、ってニュース、世界観をエンタメにして展開するなら、金銭も発生するよね。
『俺、1000年位生きるらしいんだけど、その間の弟コウキとかからのフォローを、子孫に繋ぐって考えた時、少しでも経済的にプラスがあったら、こちらへ手助けしてもらいやすいかも。•••俺はこっちの世界でそっちのお金を使えない訳だけど、短いスパンでは、俺の、マリコ母やタツヤ父に、少し生活費を足してあげられるかもな、なんても、ちょい思う。でも、一気に盛り上がって、一気に廃れたとしても、赤字が出たとしても、責任持てないし、こちらはこちらで生活をしてるから、悪影響があるなら、遮断するかも。そういうことも考えにいれておいたとして。』
「はい、はい。勿論です。」
美咲は、うんうんと頷く。
『まずは、神様に、繋がっていーい?って聞いてみないとね。それで良ければ、あとは、家族にエンタメ関係のプロがいるから、この案どう思う?具体的にどう制限、開示する?って意見を聞いてみたり。』
上手くすれば良い方法でも、扱いが悪ければ問題が起こる。当たり前だが•••ん?神様?
片平は、呆然と、かみさま、と口にして、美咲がすかさず。
「そちらの世界では、神様にお伺いがたてられるんです?」
う~ん、と唸って上を向いた畠中先輩。
『何でもは聞けないけど、連絡、とれます。』
わぁ~お、と片平と美咲は、もうびっくりし尽くした。足と手が、ソファからつい、うお、と上がった。
ふふふ、と笑い声。
『浜辺さん、発案者だけど、異世界エンタメのお仕事に関われるとは限らないよ?やっぱり、より良いように、こちらでも、家族とも、相談してみてだから。実際自分にトクなんてないかもしれないのに、こちらとそちらをお互いに、って言ってくれるのは、なぜ?』
なぜ返し。
ジッと横の彼女を見た片平は置いといて、美咲は、ふくっ、と若さ華やぐ頬を笑ませて、片平を見て、そしてスマホ画面に向かってニコッ。
「•••畠中先輩の話、片平くんから、たーくさん聞いたんです。もう私も知ってる人、って思えるくらい聞きました。興味本位も、実際あります。異世界の事知れたら、楽しいだろうな、って。他の世界に行きたい、って、皆、いつかどっかで、思う事あるもの。それが異世界だったら、どんなかな?!すごく面白そう、なんてね。だけど、自分でも良く分からないけど、それだけじゃなくて。もっと片平くんと、畠中先輩の話、してたいな、って、自己中ですね!•••ですね!ごめんなさい!」
はっ、ふふふ。
『続けて?』
畠中先輩は、タハッと笑い声。
「畠中先輩は、私と片平くんの、幸せのキッカケを作ってくれた人だから。本当は結婚式にも招びたいし、でも、できないし。繋がってたいな、って、思いました。異世界に、行っちゃったきりじゃなくて、こっちとも、関わっていて欲しい。うん•••やっぱり勝手ですかね。勿論、異世界のエンタメを、観させて貰えるだけで喜びます!ううん、何か助けが必要なら、頑張って手助けもします!」
1人で異世界に行ってしまった、あなたのこと、気にかけていたい。
片平くんと、大変そうなその、成り行きを、見守っていきたい。
美咲は片平の手を握った。片平は、それを受けて、躊躇って、そして。
こくん、と喉を鳴らして、照れながら。
「俺たち、先輩の異世界での困りごと、きっと助けます。ご家族もいるだろうけど、俺たちとも、この世界とも、ずっと、繋がっていて下さい。」
畠中先輩は。
『••••••ありがとう。片平くん。浜辺さん。何だか片平くん、すごく、ちゃんとした大人だよ。』
赤ちゃんや子供達を抱き寄せながら、にんにんのニッコリで。
どういう形かは、こちらで相談してからだけど、もし良かったら。
俺のこと、この異世界のこと、助けてくれる?
差し出した手に、手を。
信じて身を委ねてくれる気持ちの大きさは。
やっぱり畠中先輩は、俺よりもっと大人なんだ、って片平には思えた。
81
お気に入りに追加
157
あなたにおすすめの小説
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です!
小説家になろうでも10位獲得しました!
そして、カクヨムでもランクイン中です!
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。
いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。
欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・
●●●●●●●●●●●●●●●
小説家になろうで執筆中の作品です。
アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。
現在見直し作業中です。
変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。
辺境伯家ののんびり発明家 ~異世界でマイペースに魔道具開発を楽しむ日々~
雪月 夜狐
ファンタジー
壮年まで生きた前世の記憶を持ちながら、気がつくと辺境伯家の三男坊として5歳の姿で異世界に転生していたエルヴィン。彼はもともと物作りが大好きな性格で、前世の知識とこの世界の魔道具技術を組み合わせて、次々とユニークな発明を生み出していく。
辺境の地で、家族や使用人たちに役立つ便利な道具や、妹のための可愛いおもちゃ、さらには人々の生活を豊かにする新しい魔道具を作り上げていくエルヴィン。やがてその才能は周囲の人々にも認められ、彼は王都や商会での取引を通じて新しい人々と出会い、仲間とともに成長していく。
しかし、彼の心にはただの「発明家」以上の夢があった。この世界で、誰も見たことがないような道具を作り、貴族としての責任を果たしながら、人々に笑顔と便利さを届けたい——そんな野望が、彼を新たな冒険へと誘う。
他作品の詳細はこちら:
『転生特典:錬金術師スキルを習得しました!』
【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/906915890】
『テイマーのんびり生活!スライムと始めるVRMMOスローライフ』 【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/515916186】
『ゆるり冒険VR日和 ~のんびり異世界と現実のあいだで~』
【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/166917524】
異世界で農業をやろうとしたら雪山に放り出されました。
マーチ・メイ
ファンタジー
異世界召喚に巻き込まれたサラリーマンが異世界でスローライフ。
女神からアイテム貰って意気揚々と行った先はまさかの雪山でした。
※当分主人公以外人は出てきません。3か月は確実に出てきません。
修行パートや縛りゲーが好きな方向けです。湿度や温度管理、土のphや連作、肥料までは加味しません。
雪山設定なので害虫も病気もありません。遺伝子組み換えなんかも出てきません。完璧にご都合主義です。魔法チート有りで本格的な農業ではありません。
更新も不定期になります。
※小説家になろうと同じ内容を公開してます。
週末にまとめて更新致します。
幸福の魔法使い〜ただの転生者が史上最高の魔法使いになるまで〜
霊鬼
ファンタジー
生まれつき魔力が見えるという特異体質を持つ現代日本の会社員、草薙真はある日死んでしまう。しかし何故か目を覚ませば自分が幼い子供に戻っていて……?
生まれ直した彼の目的は、ずっと憧れていた魔法を極めること。様々な地へ訪れ、様々な人と会い、平凡な彼はやがて英雄へと成り上がっていく。
これは、ただの転生者が、やがて史上最高の魔法使いになるまでの物語である。
(小説家になろう様、カクヨム様にも掲載をしています。)
S級冒険者の子どもが進む道
干支猫
ファンタジー
【12/26完結】
とある小さな村、元冒険者の両親の下に生まれた子、ヨハン。
父親譲りの剣の才能に母親譲りの魔法の才能は両親の想定の遥か上をいく。
そうして王都の冒険者学校に入学を決め、出会った仲間と様々な学生生活を送っていった。
その中で魔族の存在にエルフの歴史を知る。そして魔王の復活を聞いた。
魔王とはいったい?
※感想に盛大なネタバレがあるので閲覧の際はご注意ください。
異世界でお取り寄せ生活
マーチ・メイ
ファンタジー
異世界の魔力不足を補うため、年に数人が魔法を貰い渡り人として渡っていく、そんな世界である日、日本で普通に働いていた橋沼桜が選ばれた。
突然のことに驚く桜だったが、魔法を貰えると知りすぐさま快諾。
貰った魔法は、昔食べて美味しかったチョコレートをまた食べたいがためのお取り寄せ魔法。
意気揚々と異世界へ旅立ち、そして桜の異世界生活が始まる。
貰った魔法を満喫しつつ、異世界で知り合った人達と緩く、のんびりと異世界生活を楽しんでいたら、取り寄せ魔法でとんでもないことが起こり……!?
そんな感じの話です。
のんびり緩い話が好きな人向け、恋愛要素は皆無です。
※小説家になろう、カクヨムでも同時掲載しております。
異世界に転生したので幸せに暮らします、多分
かのこkanoko
ファンタジー
物心ついたら、異世界に転生していた事を思い出した。
前世の分も幸せに暮らします!
平成30年3月26日完結しました。
番外編、書くかもです。
5月9日、番外編追加しました。
小説家になろう様でも公開してます。
エブリスタ様でも公開してます。
積みかけアラフォーOL、公爵令嬢に転生したのでやりたいことをやって好きに生きる!
ぽらいと
ファンタジー
アラフォー、バツ2派遣OLが公爵令嬢に転生したので、やりたいことを好きなようにやって過ごす、というほのぼの系の話。
悪役等は一切出てこない、優しい世界のお話です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる