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本編
愛おしいこの世界で
しおりを挟むレトゥルーの一家が、マルサの手配した捜査員と話をすべく、案内役が来て誘導し。場所を移そう、となった。実際の捜査員の顔を明かす訳にはいかないから、番組で密着もできなかろう。
クゥールちゃんは、エフォールの藁色クマちゃんを気に入って、ちょっとグズった。エフォールは、また編むから良いんだよ、と心よくクマぬいぐるみを譲ってやり•••大切にしてね、と、ぬいぐるみとクゥールちゃんのお手てをキュ、握ってやった。恐縮して何度もお礼を言うレトゥルーと妻ロゼ、ありがちょのクゥールちゃん。
抱っこされて、クゥールちゃんと、ぬいぐるみの足が、ゆらゆら、プランプランと去っていった。
高い空、雲は薄く鱗に、爽やかな空気。広場のベンチは、のんびりした雰囲気だ。お悩み相談も、お昼時で一旦キリがついたので、ベンチでだべっている暇な周りからも、特に聞いて聞いての要望はなくなって、落ち着いている。
エフォールは水筒からお茶をコップに注いで、プレイヤードに渡した。
「熱そうだから、気をつけてね。」
「うん、ありがとう。」
「ミゼおばあちゃまも、どうぞ。」
「ありがとうね。」
ふー。
すすす。ほわ。
5人和やかにお茶していると、あんなに皆、悩み事があるだなんて、何だか嘘のようだ。沢山の人が、色々な場所で、それぞれ生きている。沢山の教会孤児院、新聞寮の子供達や、周りの大人と出会って、チーム荒野の4人は、同時にこの世界で生きて運命を袖擦り合わせ、交差して、生きていく沢山の人、そして自分に、思いを馳せた。
「不思議だね。誰かが笑ってるその横で、泣いてる人がいる。」
「だね。悩んでる人もいたりね。」
「幸せだったら良いな、って思うけど、でもさ。」
ん?と皆、アミューズに顔を向けた。
「何だか、ほわほわに、何にも悩むことがなくて、ゆうゆう生きていく、っていうより、何だろう。ずっと、皆、一生懸命生きてるんだな、って感じがして、なんか好きだな、って思う。」
市井で苦労したアミューズが、そんな事を言う。
「うん。悩み事があるのが、良い訳じゃないけど•••。」
プレイヤードが、コクンとお茶を飲み込んで。
「一生懸命生きてたら、悩みもそりゃ、出てくるよね。」
だね、だね、と頷き合う。
「それを、かわいい、っていうのは、何か違うけど•••。」
ピティエは、自分の中の、小さな自分が、泣いたり痛んだりする事を、抱きしめるように、大事に思っている。そんな風に、皆。
「でも、まるっと、何だか、そういうものとして、良いんだよって、受け止める心地がするよ。」
障がいの事で、母に押さえつけられていた、プレイヤード。
両親に捨てられた、アミューズ。
動かない足や喘息の事で、元気をなくして友達が作れるか不安だったエフォール。
親戚中に寄ってたかって虐められた、ピティエ。
傷ついた自分を、優しく抱きしめて、そして他者も同じように傷つくのだと知ったなら。
「竜樹とーさが言ってた。俺たちの事、愛おしいんだって。それ、何かわかる。可哀想だから好きなんじゃない。でも、生きている皆が、愛おしいっていう、ほわほわのきもち•••。」
きっと、傷も知り、幸せも知ったから、そしてこの4人、出会ったから。
「いとおしい。うん。自分も含めてね。」
「うん。こんな風に、お悩み相談のお仕事、これからも出来るといいね。」
「ね、皆で話をしてさ。」
「あーでもない、こーでもない、ってね。」
ああ、世界は愛おしい。
どうしようもなく、人は愚かな所もあるけれど、辛く苦しいと、悲惨な出来事もあるけれど。
それでも、嫌いにはなれない。
人と、世界と、交わるこの一時が、こんなにも、愛おしいのだもの。
ミゼばあちゃんは、穏やかに微笑んで、4人のチーム荒野を見ている。
「あ、良かった、いたいた!ミゼちゃん、まだお悩み相談やってる?」
「ほら、タシェさん、メテオさん、マルディちゃんが困ってるんだろ?孫の、息子のためにも、遠慮なんかしてる場合じゃないわよ!」
「本当に男衆ってのは、肝心な時に口が足りないんだからねえ。タシェさんも寡黙すぎよ!」
「ああ、うう。」
とこ、とこ、と。
おばあちゃん達3人が、1人の気まずそうな、アイボリーの素敵なセーターを着た厳ついおじいちゃんと、働き盛りの、筋肉が盛りっとした、でもおろおろと目を落ち着かなくさせている男性と、そして1人の小さな、おじいちゃんとそっくりのセーターを着た真剣な目の少年を連れて。
「お悩み相談、良いかしら?」
「はい!私たち、『アンファン!お仕事検証中!』って番組で、情報屋やってます!」
「お悩み、聞きますよ!」
「皆で、お話、しましょう!」
「そうしたら、何か良い考えが浮かんでくるかも。まずは落ち着いて、お名前聞かせてください。」
荒野に咲く、一輪の花の価値を知ったなら。
もう誰も、世界に背を向けて生きては、いられない。
おばあちゃん達は、ミゼばあちゃんの知り合いで、先日編み物を教えて勧めてくれた仲間なのだという。
寡黙な、ああ、うう、しかまだ言わないおじいちゃんは、タシェおじいちゃん。
「タシェさんは、北の方の出身でね。その地方では、男が編み物をするものなのですって。とっても繊細な、手の込んだセーターなんかを作れる、凄腕の技術を持ってるのよ。」
ふくよか、のっぽ、四角い感じのメガネさん。3人の特徴あるおばあちゃんが、代わり代わりに喋る所によると。
タシェおじいちゃんは、凄腕の編み物師らしく、料理人の仕事を隠居してから、編み物で息子夫婦と孫の一家を、経済的に援助している。
タシェおじいちゃんの出身、北のノール地方では、男が編み物をする。漁師町なのだそうで、航海に出て時間が空くと、皆、編み物をし、そしてその人それぞれ家毎に特徴のある編み模様があり、水難に遭って例え遺体となったとしても、それが誰か着ているセーターで分かるーーー。
家に帰りたい。
そんな祈りと願いを込めた、男達の家々のセーターは、代々編み模様が受け継がれて。
次代の、入婿のメテオさんにも、タシェおじいちゃんは編んであげたそうなのである。
メテオさんは、若いながらも工事現場の監督さん。孤児あがりだけれど、一生懸命働いて、タシェおじいちゃんの娘と恋に落ち、家族を養って頼られて、タシェおじいちゃんも認める良い婿。
編み物をやれ、とは言えなかった。忙しそうで、疲れている所を、無理強いも出来なくて。
孫のマルディ少年は、編み物に興味を示したそうで、今では、なかなか素敵なセーターが編める腕前を持っている。
「マルディ君、エフォールも編み物するんだよ!」
プレイヤードがニコニコ言う。
細かな編み模様のセーターが似合うマルディは、紺鼠色の、毛先がクリッとした髪を揺らして。
「ほんと!?お兄ちゃんも編み物するの?俺はね、棒針編みなの。かぎ針編みとどっち?」
「かぎ針編みだよ。でも、棒針編みにも興味あるな!そのセーター、素敵だね!」
褒められて、エフォールの膝に取っついて、マルディは嬉しそう。ネクター位の年齢だろうに、棒針編みをするとは、マルディ少年、なかなかやるじゃん、なのだ。
「タシェおじいちゃんが編んでくれたんだよ。」
ニココ!
袖を指で押さえて、フリフリ、と腕を開いて見せる。うんうん、素敵。
「タシェおじいちゃんとも、お揃いなんだね。」
「うん。本当はお父さんともお揃いだったんだけどーーー。」
何とメテオお父さん。
タシェおじいちゃんが、渾身の技術を込めて作ったセーターを、売ってしまったんだそうだ。
「「「「ええーっ!!!?」」」」
「また、どうしてそんな事を。何か事情があったのですか?」
ピティエが、メテオお父さん、がいるだろう方向に顔を向けて、聞く。
メテオは、マルディと同じ紺鼠色の、緩くウェーブがかった髪を一つに結えて、馬の尻尾、ふり、と俯いて揺らして。
「••••••そ、それは•••。」
「お父さん、家に代々伝わる編み模様だって、知らなかったんだ。だよね、お父さん。」
「あ、ああ。」
ショボン、と目を伏せる。大分反省しているらしい。
「でも、誰に、とか、何で、とか、話してくれないんだよ。タシェおじいちゃんも無口だし、メテオお父さんもあんまり喋らないし、俺はどこから生まれてきたんだ、って位しゃべるんだけど、それはきっとお母さんの血なんだってさ。まあそれはおいといて。」
うん、おいといて。
2人はそれまでも、あまりお喋りをして交流をする感じではなかったそうなのだが、その件を機に、何だかギクシャク、そわそわ、険悪ではないけれど気にしあって噛み合わなく。
「なぁ~んか家の中が、変な雰囲気で、おれ、ずっとこまってるんだ。せめて、メテオお父さんが、誰に、なんで、セーター売っちゃったのかくらい、教えてほしいと思って。」
おばあちゃん達が、今、ミゼちゃんがお悩み相談広場でやってるんだって、と教えてくれて。これだ!と休みで家にいたメテオと、いつも家で編んでるタシェを連れて、強引にやってきたという訳である。
「なるほどねー。メテオさん、きっと悪いと思ってるんだね。しょんぼりしてるもの。タシェおじいちゃんに、怒られたりしたの?」
エフォールが様子を伝えると、おー、と3人は、低く声出し、なるほど怒られたからギクシャク?と思ったのだが。
「怒られない。•••怒られてない。本当は、怒られたかった。」
ポツリ、とメテオは、小さく漏らした。
怒られたい。
アミューズは、その気持ちが分かる。
竜樹とーさは、あまり怒らないけど、他の家の子が、こらあ!なんてお父さんにイタズラを咎められているのを聞いたりすると、アミューズの心は、かつてギュッと苦しくなったものだった。
怒ってもいいから、捨てないで。
悪い事したら、叱って。
そうして、仕方ないなぁ、なんて、荒々しく頭を撫でて欲しいーーー。
「それはタシェおじいちゃんが悪いよ。」
ええええ!?
皆が驚くが、アミューズは、当然でしょ、と続ける。
「タシェおじいちゃんは、メテオお父さんのお父さんなんだから、悪い事したら、ダメ!って怒らないと。怒りもしないくらい、見放されてるのかな、って気持ちになるじゃん。」
ふす!と鼻息荒く。
うん、とメテオは一つ、頷く。
「大事のセーター売っちゃうなんて、コイツはもうダメだな、って思われた、ってーーー。代々男子に教えてる、って編み物も、やれって言わないし。認めてもらえなかったんだ、って。」
しゅん、と言葉を落とす。
いやいやいや!とタシェおじいちゃんは狼狽える。
「そ、そんな!ああ、う、俺は、メテオも忙しいんだし、この間まで怪我で仕事を休んでもいたし、娘が妊娠中だしで、何とか美味しいもんでも食べさせてやりたかったのかなと、俺は。編み物は、無理強いするようでーーこちらの男は、皆、編まないから。」
じと、とアミューズは不審の目。
「タシェおじいちゃん。まずは、ま、ず、は!怒ってあげて!叱られないと、謝れないじゃん。」
こら!
ごめんなさい~!
そうして怒られて、ホッとして、お父さんの懐で温かく安心して。
そんな子供めいた、メテオの傷ついた気持ちに、アミューズは応えてやれるタシェおじいちゃんが何ともだ!と迫る。
タシェおじいちゃんは、あ、う、と呻いていたが。ふー、と息を吐くと。
バシン!!
メテオの背中を大きく叩いて。
「メテオ。俺だって、残念に思ったさ。お前のことを思って、一目、一目、編んだんだからな。さあ、どうして売ったんだか。」
話してごらん?
タシェおじいちゃんは、厳つい顔の割に、厳しくし通す事ができない穏やかさで。
それでもメテオは、じわ、と目尻の涙をそのままに、コクリ、と頷き、何だか。何だか、嬉しそうにして。
「ご、ごめんなさい。孤児仲間に、強請られてしまって。」
本当の本気では、なかったんだろう。
いいな、いいな。お前はいいな。
家庭があって、家族ができて、お父さんにセーター編んでもらって、いいな。
1人で仕事をして、今も寂しく生きている、若い頃つるんで工事現場で同じく働いてきた仲間。それなりに充実しているのだろうに、他人の幸福は、それはそれは甘美に見えるもの。いいな、とは言ったが、良かったな、とも言ってくれて、俺もこんなセーター編んでくれる人がいたらな、と寂しそうに。
「思わず、嫁さんが妊娠中で、何か食わせてやりたいから、買ってくんないか、って言っちゃったんだ。」
んー、もう!
まったく、仕方のないメテオである。
「お父さん!そういう時は、お母さんに言って嫁さんをしょうかいしてやる、とか、家によんであげる、とか、タシェおじいちゃんに、友達のセーターを新しく編んでもらえるように、話をする!とか!とか!」
自分の幸せを削って、簡単に他人にくれてまわっちゃ、ダメ!
「その友達とも、うまくいかなくなるだろ!!」
うん。マルディの言う通りである。
一見優しそうに見えるけど、それは優しく強い選択ではない。どこか脆さを含んだ、自分の身を削る自己犠牲は、長続きしないものだ。
優しいけど、優しいけどね。
「メテオさん。そのお友達から、セーター買い戻したらどう?」
ピティエが、そっと提案する。
「言いにくいかもしれないけど、本当の事を話して、伝えて、分かってもらう、って大事な事だよ。大切な友達なら、きっと分かってくれる。」
「そうだね!だって、そのセーターは、メテオお父さんの事を思って、タシェおじいちゃんが作った1点ものなんだ。代わりはないよ。それで、タシェおじいちゃんに、友達の分、ちゃんとその人のもの!ってセーターを、編んでもらって、取り替えてもらったら?」
プレイヤードも、うんうん、だ。
う、とメテオは息を呑んだけれど。
「い、言ってみる。話の分からないやつじゃない、からーーー。タシェ父さん、そいつのセーター、編んでくれるか?」
不安げに聞いてくるメテオは、タシェに対する時は、何処かに痛んだあの頃の、子供の気持ちを持たずにいられないのだろう。
「勿論。編むよ。」
微笑むタシェおじいちゃんは、頼られて嬉しそう。
「もう一個あるだろ。欲張りになりなよ、メテオお父さん。編み物、やってみたいんでしょ。」
アミューズは今日、問い詰めて逃してやらない男なのである。
あ、う、うん。
嬉しそうなメテオは、はにかんで。
「タシェ父さん。俺にも、休みの日に編み物を教えてほしい。」
勿論だよ、とタシェおじいちゃんは言い。
マルディは、ニシシシ!と得たりな顔で笑った。
3人のおばあちゃん達や、タシェおじいちゃん、マルディと編み物の話で盛り上がり。今は細々と編んだものを服屋に買い取ってもらっているけれど、結構金額が安い、とか話し合っているうちに。
「タシェおじいちゃんのセーターは、本当にセンスが良いから、欲しい人一杯いそうだね。デザイナーのフィルさんが、水着のカタログ販売したみたいに、お店がなくてもカタログを見て、申し込んで作って貰えると良いのに。それなら、お店を出したとしても、小さなお店で済むし、おばあちゃん達と共同でやっても良いし。服屋さんにカタログと見本を、置いてもらっても良いし?」
エフォールが、私も編み物のお店、将来やりたいんだー、と色々言い出して、最終的には。
ミゼばあちゃんが、代表して小さな編み物の受注販売のお店をやる事になった。
そんなこんなで、時間も終わりに近づく。懐中時計は、2時45分。ジリリと鳴るまで、もう少ししかない。
「今日はありがとう。エフォール様、ピティエ様、プレイヤード様。そしてアミューズ。ミゼばあちゃまは、とっても貴重で、楽しくて、嬉しい時間を過ごせました。素敵な情報も、一杯あって、多分、これじゃ見合わないのだけどーー。」
金貨を2枚。
「え!?金貨!2枚も!?こんなにいいのミゼおばあちゃま!」
プレイヤードが、手触りで分かって、素っ頓狂な声。
「これじゃ絶対足りないのよ。でも、あんまり多くても、皆を困らせちゃうわね。ふふ、またミゼばあちゃまと、遊んでくれる?」
笑うミゼばあちゃんに、4人はそれぞれ。
「遊ぶー!」
「またお話、したいです!」
「いてくれるだけで、安心。」
「楽しかったね、ミゼばあちゃま!」
一旦交差した5人は、分かれて帰りましょう。
そうしてまた、いつでも顔を合わせて。袖擦り合わせ。
貴重な、愛おしい、同じ時を、過ごしましょう。
「またね。」
ミゼばあちゃんは、意気揚々と帰ってゆく。
チーム荒野、なかなかの稼ぎにて、お仕事検証、完了である!
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